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コラム
column

2020/12/15

穀物速報:サバクトビバッタ現況(つらつらコラム12月22日)

*記事作成日は表示テスト中です

アンケートのお願い
http://www.fao.org/ag/locusts/common/ecg/75/en/201217ETH_KebriDehar.jpg
図1 エチオピア東部で確認されている群れ(出展元 FAO)
ダイジェスト
  • サバクトビバッタ
    • エチオピア:東部で繁殖が進む
    • ソマリア:サイクロン後、北部から中部で繁殖が進む
    • ケニア:ソマリア・エチオピア国境沿いで繁殖が進む
    • イエメン:紅海沿岸で孤独相のバッタが多数確認されている
    • サウジアラビア、エリトリア、スーダン:紅海沿岸で繁殖が進む
    • インドやパキスタン、イラン:被害情報を確認できていない
    • エチオピアからソマリアにかけての群れは南下を始めると予想
サバクトビバッタの最新情報

今日は今年最後となるサバクトビバッタの最新情報(FAO)をお伝えする。

http://www.fao.org/ag/locusts/common/ecg/75/en/201219DLupdate.jpg
図2 サバクトビバッタの移動予想と確認地点(出展元 FAO)
黄色:産卵中、青:成熟した群れ、赤:未成熟な群れ、緑:飛ばない成虫、水色:前回調査から群れが消えた地点

図1はエチオピア東部の都市で撮られたサバクトビバッタの群れの写真となる。2020年も終わろうとしているが、新たな大きな群れがまだ存在していることがよくわかる。図2はサバクトビバッタの群れが確認された場所を示している。サバクトビバッタの繁殖と移動、そして被害はいまだ終息していない。アフリカ大陸のエチオピアやソマリア、エリトリアでは冬の繁殖が進んでいる。中でも、先月、サイクロンが振らせた大量の雨のためソマリア北部では今後数か月の間繁殖が大きく進むことが予想される。サイクロンの大雨で繁殖が促進されるという状況は、サバクトビバッタの大繁殖が始まった際と同様な状況となっている。また紅海の南北両岸で繁殖が進んでいる。

エチオピアではソマリア国境に近い東部で、ソマリアでは北部から中央部の広い範囲で繁殖が続いている。すでに移動準備は整っていると予想されており、ソマリア南部やエチオピア南部、ケニア北部に向かって移動が始まる可能性がある。ケニアではまだ群れにはなっていないが、エチオピア・ソマリア国境沿い、沿岸部と南のタンザニア国境沿いで、繁殖が行われていると報告されている。紅海南岸のエリトリア、スーダン、北岸のサウジアラビア、イエメンの沿岸では産卵と繁殖が進んでいる。報告によるとイエメンでは通常通りの繁殖サイクル内のため、孤独相(飛ぶ力の弱い大移動しない通常状態)のバッタが多いと報告されている。紅海沿岸では監視と管理が進んでいる。

今後の見通し
図3 今後繁殖が予想される地域(出展元 FAO)

図3は現在のサバクトビバッタ繁殖範囲と、これから繁殖が予想される範囲を示している。冬の間はアフリカの角と紅海沿岸(青)、春にはアラビア半島とイランからパキスタン、アフリカの北側(緑)、夏にはインドやアフリカのサヘル地帯(赤)での繁殖が予想されている。今年はラニーニャに降水量が影響を受け、例えば春までの紅海沿岸やアラビア半島では少雨、夏のケニアではやや多めの雨、夏のエチオピアやソマリアでも乾燥が進むとされている。乾燥は孵化に影響があるが、サバクトビバッタの繁殖や移動には不利ではないため、来年もバッタの群れに対して要注意な状況が続くのではと考えている。


※このコラムで紹介している相場の動きの見方や見通しなどは執筆者の主観に基づくものであり、利益の増加や損失の減少を保証するものではありません。

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