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コラム
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2021/01/21

穀物速報:新年のサバクトビバッタ現況(つらつらコラム1月21日)

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図1 ケニアで確認されている群れ(出展元 FAO)

ダイジェスト

・エチオピア:東部で繁殖が進んでいた群れが西や北に広がる
・ソマリア:11月のサイクロン後、北部から中部で繁殖が進む
・ケニア:ソマリア・エチオピアから侵入した群れの分散が進む
・イエメン:紅海沿岸で孤独相のバッタが多数確認されている
・サウジアラビア、エリトリア、スーダン:紅海沿岸で冬の繁殖が進む
・インドやパキスタン、イラン:被害情報を確認できていない

サバクトビバッタの最新情報

今年最初となるサバクトビバッタの最新情報(FAO)をお伝えする。

図2 サバクトビバッタの移動予想と確認地点(出展元 FAO)
黄色:産卵中、青:成熟した群れ、赤:未成熟な群れ、緑:飛ばない成虫、水色:前回調査から群れが消えた地点

図1はケニア国内に侵入したサバクトビバッタの写真となる。2021年になりエチオピアやソマリアで冬の間に繁殖した群れが拡散し始めている。図2はサバクトビバッタの群れが確認された場所を示している。エチオピア東部で繁殖していた新しい群れは西に進んでエチオピア中部を南北に走る大地溝帯にまで達している。今後雨が降ると繁殖に入ると考えられている。ソマリアでは冬のサイクロンで降った雨を受けて繁殖が進んだ群れがケニアを目指して南下を始めている。ケニアではエチオピアやソマリアから南下した群れが拡散しつつあり、今後雨が降ると春になると大繁殖する可能性がある。
南北の紅海沿岸に位置するエリトリア、サウジアラビア、スーダン、イエメンではバンド状の成虫による産卵が行われており、春に新しい群れが誕生する可能性がある。

今後の見通し

2020年のサバクトビバッタの大繁殖ではFAOが8億ドル相当、270万トンの穀物(1800万人相当)が喪失することを防いだが、それでも3500万人が飢餓の危機にさらされた。2021年になってもサバクトビバッタの繁殖は収まっていない。昨年秋にソマリアに来襲したサイクロンでの大雨によって大繁殖がおきており、前年の被害の再来が予想されている。また、紅海沿岸のエリトリア、サウジアラビア、スーダン、イエメンでも冬の産卵が行われており、春に向かって繁殖が進むと考えられる。今年もFAOを中心に防除が行われているが、サバクトビバッタの被害が収まる気配はまだない。


※このコラムで紹介している相場の動きの見方や見通しなどは執筆者の主観に基づくものであり、利益の増加や損失の減少を保証するものではありません。

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