会員限定ページへログイン

IDとパスワードは半角英数字で入力してください。
最新情報をすぐに閲覧したい方は有料メルマガ登録(まぐまぐ!)をしてください。

いまだけ限定公開中!!
ID: pre-reader
Pass: CFD_Info

  • ◆ ID
  • ◆ パスワード

コラム
column

2021/01/05

穀物速報:アルゼンチンはコーン輸出を停止(つらつらコラム2021年1月5日)

アンケートのお願い
ダイジェスト

・アルゼンチン政府は12月末から3月1日までコーンの輸出を停止
・2019年/2020年シーズンのアルゼンチンのコーン輸出量3850万トンの内、427万トンの輸出を撤回
・2020年/2021年シーズンのコーン生産量は前年比で200万トン減の4800万トンと予想

アルゼンチンのコーンの輸出制限

世界第3位のコーン輸出国であるアルゼンチンは昨シーズン(2019年/2020年シーズン)に収穫されたコーンの内、3850万トンについて輸出許可を与えていたが、昨年12月末の時点で未輸出な427万トンについて輸出を撤回、加えて2020年/2021年のコーンの見通しが判明する3月1日まで輸出を制限すると発表した。同時期行われていた賃金改善を求める大豆産業のストライキによる輸出の停止とは異なり、南半球の夏の間に不足しがちな国内のコーン流通を確保し、飼料としてコーンを使用する畜産業を保護するためと説明されている。このことは、ロシアが国内の穀物価格の上昇を理由に輸出を制限、ブラジルが国内で不足している大豆を補うために輸入を行うなどと同様に新型コロナウイルスの感染拡大による食糧供給のひっ迫を示しているとされている。農産物の輸出はアルゼンチンの主要な外貨獲得手段であるが、農産物の輸出を制限するということは、放漫財政による経済破綻から再建を図っているアルゼンチン国内でインフレ(2020年で36%)が進行し、食料品価格が上昇していることを示しているのかもしれない。

アルゼンチンのコーン生産量見通し

昨シーズン(2019年/2020年シーズン)にアルゼンチンは5000万トンのコーンを生産し、内3850万トンに輸出許可が出された。昨年3月の輸出見通しは3350万トンであったことを考えると、需要増によりコーン輸出が昨年の予想より増加していることは間違いない。今シーズン(2020年/2021年シーズン)は前年度と同様の作付けが行われたが、アルゼンチンのロザリオ穀物取引所の予想によると乾燥により、前年比で200万トン少ない4800万トンの生産を予想している。今後も天気の状況に注目したい。

今後の見通し

養豚業復興に伴う需要増のために飼料用に穀物が必要な中国が、記録的な量な大豆やコーンを輸入することで、世界の供給がひっ迫している状況に主要生産国である南米の乾燥した天候が追い打ちをかけている。南米の穀物生産量に弱含みの見方がある中で、穀物相場は6年半ぶりの高値での値動きとなり、昨日は大豆が1350セント、コーンが500セントへ迫る動きを見せた。NY株式市場の急落でそれ以上の上昇は抑えられたが、今年1月末以降に南米の収穫が始まり、短くても収穫の見通しが明らかになるまでは高止まりの状況は続くと考えられる。また、新型コロナウイルスワクチンの接種拡大で経済回復が進む場合、燃料エタノール用のコーン需要が増加し、コーンの価格はもう一段上昇する可能性がある。


※このコラムで紹介している相場の動きの見方や見通しなどは執筆者の主観に基づくものであり、利益の増加や損失の減少を保証するものではありません。

Contact

お問い合わせ

お問い合わせ、アポイント予約は
こちらからお気軽にご連絡ください。

Register

有料メルマガ登録

有料メルマガ登録をしていただいた方は
鍵マークのついた記事もご購読いただけます。