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コラム
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2021/10/11

穀物分析:ブラジルの2021/2022年シーズンの大豆とコーンの生産量見通し(つらつらコラム2021年10月11日)


ダイジェスト

・ブラジルではマトグロッソ・ド・スル州周辺で100mm程度の雨の見通し
・降雨によりパラナ州やマトグロッソ・ド・スル州のコーンの作付は順調で平年を上回る
・大豆・コーンともに前シーズンと比べて作付け面積や生産量が増加する見通し

概要

 10月7日にブラジルのConab(食料供給公社)は、2021/2022年シーズン最初の穀物レポートで今シーズンの生産見通しを発表した。

作付

 表1はブラジルの2020/2021年と2021/2022年シーズンの大豆とコーンの生産量と作付面積を比較したものとなる。大豆は前シーズンと比べて作付け面積の増大する分生産量が増加し、過去最高だった前シーズンの生産量と更新する見通し。コーンは前シーズンの生産が大豆の作付遅れに伴うサフリナコーンの遅い作付け、歴史的な干ばつ、複数回の霜により大打撃を受けたため大きく落ち込んだが、今年は現時点では前年並みの作付けペースとなっており、生産が回復する見通し。生産の回復と共にブラジルのコーン輸出も回復し2020/2021年シーズンが2200万トンだったのに対して3900万トンまで回復する。大豆の様予想輸出量は8740万トンの見通し。

2020/2021年シーズン2021/2022年シーズン前年比
大豆生産量1億3782万トン1億4075万トン+2.5%
大豆作付面積3892万ヘクタール3991万ヘクタール+2.5%
コーン生産量8701万トン1億1631万トン+33.7%
 コーン生産量(1期作)2421万トン2832万トン+14.5%
 コーン作付け面積
 (1期作)
434万ヘクタール441万ヘクタール+1.6%
 コーン生産量(2期作)4989万トン8631万トン+42.2%
 コーン作付け面積
 (2期作、サフリナコーン)
1494万ヘクタール1586万ヘクタール+5.8%
 コーン生産量(3期作)152万トン166万トン+8.6%
 コーン作付け面積
 (3期作)
58万ヘクタール58万ヘクタール+0%
表1 2020/2021年シーズンと2021/2022年シーズンの大豆、コーンの生産量比較(出展元 Conab)

天候

 図1と2はNOAA(アメリカ海洋大気庁)によるブラジルの降水量予報で、図1は今後1週間(10月10日から16日)の、図2は2週間後(10月17日から23日)の天気予報で左側が降水量、右側が降水量の平年からのずれを示している。今後1週間はブラジル南部から中部では平年以上となる100mm前後の雨が降る見込み。それ以外の中西部などでは広い範囲で25mm程度と平年並みの雨が降る見込み。図2の示す17日以降になるとブラジル中部から北部にかけての広い範囲で平年並みからやや多い50mmから80mm程度の雨が降る見通し。一方で南部では25mm程度の雨が降るが、量的には平年を下回る見通し。ここ2週間の降水で穀物の作付・生育環境が整ってくると考えられる。

作付情報と今後の見通し

 ブラジルの農業コンサルタント会社のAgRural社によれば、2021/2022年シーズンの一期作目のコーンの作付は前年の31%に対してやや早い33%が終了した。内訳は南部のリオグランデ・ド・スル州で72%、サンタ・カタリーナ州で49%、パラナ州で62%、サンパウロ州では2%となっており、マトグロッソ・ド・スル州やミナス・ジェライス州、ゴイアス州では作付けが始まった。パラナ州では1期目のコーンの62%の作付が終了、リオグランデ・ド・ル州では75%以上の作付を終了している。
 10月下旬までブラジル中部から南部にかけての広い範囲で雨が降る見通し。これにより作付ペースと作物の生育は順調に推移する見通しとなっている。


※このコラムで紹介している相場の動きの見方や見通しなどは執筆者の主観に基づくものであり、利益の増加や損失の減少を保証するものではありません。

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