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コラム
column

2021/10/06

穀物分析:ブラジルの農作業見通し(つらつらコラム2021年10月6日)


ダイジェスト

・ブラジルでは雨が南部のリオグランデ・ド・スル州からマトグロッソ・ド・スル州など北側に移動
・十分な降水があったためパラナ州やマトグロッソ・ド・スル州の作付の進展速度は前年の実績を上回った
・乾燥による作付け遅れが発生した前年より降水量が多く、作付けと生育の状況は改善している
・10月7日木曜日にブラジルのConabは2021/22年シーズンに関する最初のレポートを発表する

概要

 9月のブラジルでは最南部のリオグランデ・ド・スル州で多くの雨が降った。一方でブラジル中部のパラナ州の北部より北側では雨が少なかった。10月に入るとパラナ州でも前年の15mmと比べて76mmと平年を上回る雨が降る見通し。マトグロッソ・ド・スル州でも前年の5mmに対して51mmと平年を上回っている。一方でブラジル中西部のマトグロッソ州などでは予想降水量が25mmとそれほど多くは降らない見通し。

天候

 図1と2はNOAA(アメリカ海洋大気庁)によるブラジルの降水量予報で、図1は今後1週間(10/5から12)の、図2は2週間後(10/12から18)の天気予報で左側が降水量、右側が降水量の平年からのずれを示している。今後1週間はブラジル南部から中部では平年以上となる100mm前後の雨が降る見込み。それ以外中西部などでは広い範囲で25mm程度と平年並みからやや少ない雨が降る見込み。図2の示す来週になるとブラジル南部から中部にかけての広い範囲で平年並みからやや多い50mm程度の雨が降る見通し。ここ2週間の降水で穀物の作付・生育環境が整ってくると考えられる。

作付と今後の見通し

 ブラジルの農業コンサルタント会社のAgRural社によれば、2021/2022年シーズンの大豆の作付は10月1日時点で平年の2%、前年の2%に対して4%とやや上回っている。これはパラナ州南部やマトグロッソ州北部で平年より降水量が多く平年より早めに作付けが始まったことによっている。マトグロッソ州北部では前年の1.7%、平年の3.3%に対して6.1%の作付が終了した。特に雨の多かった北西部では作付率が8.7%に達している。一方パラナ州では大豆作付の7%が終了した他、週末に51mmから100mmと十分な雨が降ったため作付けの進展が予想される。マトグロッソ州では北部を中心に乾燥がつづいている。ゴイアス州やミナス。ジェライス州では灌漑がおこなわれている畑を中心に作付けが進んいるが、州内のほとんどでは大豆植え付け前段階にある。
 今後はブラジル中部から南部にかけての広い範囲で雨が降ることで今後作付と生育が順調に推移すると考えられる。前年のように大豆の作付遅れは生じないと考えられる。10月7日木曜日にConab(ブラジル食料管理公社)から2021/22年シーズンに関する最初の評価が発表される予定となっている。


※このコラムで紹介している相場の動きの見方や見通しなどは執筆者の主観に基づくものであり、利益の増加や損失の減少を保証するものではありません。

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