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コラム
column

2021/03/30

エネルギー速報:4月のOPECプラス会合の展望(つらつらコラム2021年3月30日)

ダイジェスト

・3月30日にJMMC、31日から4月1日OPEC総会、4月1日にOPECプラスの会合が開催予定
・市場の予想は減産幅(日量約800万バレル)の維持
・欧州のロックダウン延長や、インド・ブラジルでの新型コロナウイルスの感染拡大で原油需要が不透明に
・アメリカ上院にOPEC制裁法案が提出されるなど減産継続撤回への政治的圧力が高まる

OPECプラスの4月の会合

 今日3月30日にOPECプラスのJMMC(共同閣僚監視委員会)が他の会合に先立って開催されOPECプラスの主要国間での意見調整が行われる。続いて明日3月31日から4月1日にかけてOPECの総会が開催されOPEC加盟国間の利害調整が行われる。今回の総会のテーマは5月以降のOPECの減産幅の決定と考えられる。OPEC総会後にOPECプラスの会合が開かれて5月以降のOPECプラスの減産幅が決められる。情報筋を元にした市場予想ではOPECプラスの5月の減産幅は4月の減産幅から据え置かれる。減産枠の内訳はOPECプラス加盟国による日量約700万バレルの減産で、加えてサウジアラビアが行っている日量100万バレルの自主減産も継続されると予想されている。また、2月と3月の会合でロシアとカザフスタンに認められていた小規模(15万バレル程度)な増産が今月も認められるとの観測となっている。
 ロイターの報道によるとサウジアラビアは上述の提案を支持した上で6月までの減産幅据え置きと更なる原油価格上昇策を希望、ロシアはOPECプラスの安定的な原油生産を支持すると表明したと報じられている。
 現在、アメリカ経済やアジア経済(主に中国)の回復に裏打ちされた原油需要の増加は起きているものの、ブラジルやインド等での新型コロナウイルスの流行の拡大、欧州でのロックダウンの延長などで世界全体としては原油需要が伸び悩むことが予想されている。加えてイランが中国との協定を結び、原油供給を今後増大することが確定的になったこととも原油の減産幅を据え置く理由になると考えられている。

今後の見通しと課題

 3月4日のOPECプラスの会合では需要回復が見込まれる中で減産幅が縮小されないという市場にとってのサプライズとなる決定がなされたことで原油価格(WTI)は60ドル代の後半まで上昇した。年初来20%以上価格が上昇するという高値が続いたため、インドなど消費国側の不満なども高まっている他、アメリカをはじめとするOPECプラス非加盟国では原油生産を再開・増産する動きが高まりを見せている。加えて、先日アメリカ議会上院にはOPECによる価格操作に罰則を与える法案が提出されており、今後、OPECプラスが増産を行わないことに対して政治的な圧力や批判が高まることが予想されている。以上の理由から今年後半に向けていずれかの時点で原油増産に転じると考えられるが、それは今回の会合ではないと考えている。


※このコラムで紹介している相場の動きの見方や見通しなどは執筆者の主観に基づくものであり、利益の増加や損失の減少を保証するものではありません。

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