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コラム
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2021/04/01

穀物速報:アメリカの作付意向面積発表(つらつらコラム2021年4月1日)

ダイジェスト

・2021年の作付意向面積は大豆が8760万エーカー、コーンが9114万エーカーとなった。
・大豆、コーン共に2020年の作付実績を上回ったが、事前予想を下回る結果となった。
・大豆は多くの州で作付面積が拡大したが、コーンは主要生産州で作付面積が縮小している
・作付面積が2月の予想を下回ったため、需給報告内の予想期末在庫が引き下がり、需給見通しが更にひっ迫する可能性
 

2021年/2022年シーズンのアメリカの作付意向面積発表

 昨夜USDAから今シーズンの作付意向調査結果が発表された。表1は作付意向面積の結果をまとめたものとなる。大豆・コーン共に事前予想を大きく下回った強気な結果となり、大豆相場・コーン相場共に発表後にストップ高となりそのまま引けた。今日の取引も上窓が開いて始まっているが、予想を下回る結果となったものの前年度実績をコーンで1%、大豆で5%上回っているため今日の値動きは弱含みとなっている。

前年度実績USDA予測
2月時点
ロイター調べ作付意向面積前年比
大豆8310万エーカー9000万エーカー8999万エーカー8760万エーカー+5%
コーン9080万エーカー9200万エーカー9320万エーカー9114万エーカー+1%
表1 大豆・コーンの作付前年度実績と予想(筆者調べ)

 大豆とコーンの主要生産州ごとの作付面積をまとめたものが次の表となる。図2は大豆の作付面積上位10州をまとめたもので大豆は生産面積の多い29州の内過半数に当たる23州で作付面積が増加しているが予想より伸び悩んだ。

2019年実績
(エーカー)
2020年実績
(エーカー)
2021年予定
(エーカー)
前年比
イリノイ995万1030万1070万104%
アイオワ920万940万980万104%
ミネソタ685万740万780万105%
インディアナ540万570万580万102%
ミズーリ510万585万580万99%
サウス・ダコタ350万495万570万115%
ネブラスカ490万520万550万106%
オハイオ430万490万500万102%
カンザス455万475万470万99%
アーカンソー265万282万300万106%
ミシガン176万220万225万102%
全国7610万8308万8760万105%
図2 大豆の作付面積推移(出展元 USDA)

 図3はコーンの作付面積上位10州をまとめたものでコーンの作付は作付面積上位の州で作付面積が減少する結果となっている。作付面積の多い週での伸び悩みが予想を下回った原因だと考えられる。

2019年実績
(エーカー)
2020年実績
(エーカー)
2021年予定
(エーカー)
前年比
アイオワ1350万1360万1320万97%
イリノイ1050万1130万1090万96%
ネブラスカ1010万1020万990万97%
ミネソタ780万800万800万100%
カンザス640万610万580万95%
インディアナ500万540万520万96%
サウス・ダコタ435万495万560万113%
ウィスコンシン380万400万415万104%
オハイオ280万355万340万96%
ミズーリ320万345万340万99%
ノース・ダコタ350万195万330万169%
全国8974万9081万9114万101%
図3 コーンの作付面積推移(出展元 USDA)

今後の見通し

 昨夜、今年のアメリカの大豆とコーンの作付意向面積が発表された。大豆・コーンとも2020年の作付実績を上回ったが、事前の市場予想は下回る内容となった。大豆については主要な生産州で作付面積が5%程度増加したものの予想よりは伸び悩んだことが原因と考えられるが、コーンは主要な生産州の多くで作付面積が減少となっており対照的な内訳となっている。
 大豆とコーンの作付面積が2月時点のUSDAの予想を下回ったことで4月の需給報告では大豆とコーンの生産量や期末在庫量の予想が3月の予想より引き下げられる可能性が高くなった。3月の需給報告の時点でアメリカの大豆輸出量が過去最大となるなど、すでに世界の大豆とコーンの需給見通しはひっ迫状態にあった。今回、作付面積の減少で予想期末在庫量が更に引き下げられることになり、今年も厳しい需給見通しが続くと考えられる。ただし、作付意向面積は現時点での予想に過ぎず、作付面積はまだ決定した訳ではないため、今後の値動きに応じて農家の作付意向が変わる可能性があることには注意したい。


※このコラムで紹介している相場の動きの見方や見通しなどは執筆者の主観に基づくものであり、利益の増加や損失の減少を保証するものではありません。

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