コーンと大豆の生育状況(つらつらコラム2019年7月23日)

昨日のコーンと大豆の相場は、熱波が予想されていたが気温が低下して雨が降るとの予報から作柄悪化危機がひとまず去り、下落している。
ここで、昨日の取引後に発表されたUSDAのクロップレポートを見ていこう。大豆の開花率は40%(前年76%、平年66%)、着さや率7%(前年41%、平年28%)と平年に比べて大幅に生育が遅れている。今年の作柄予想は良以上が54%(前年70%、前週54%)、劣以下が12%(前年8%、前週12%)と今のところ横ばいとなっている。 コーンの方はシルキング(雌しべが出て受粉準備が整うステージ)率は35%(前年78%、平年66%)、ドウ(受粉し実の成長が始まるステージ)率は5%(前年16%、平年10%)とこちらも大幅に生育が遅延しており、加えてコーンベルトの天候回復にもかかわらず作柄予測が良以上が57%(前年72%、前週58%)、劣以下13%(前年9%、前週12%)と悪化している。
今後の見通しとして、大豆は悪くても平年作となりそうだ。一方で、大豆に比べてコーンは作付け遅れの影響からシルキングが夏にずれ込んだため、いまだ受粉中だが、気温が35度以上になると受粉に失敗するといわれていることから、気温上昇による不実が今後2週間程度は懸念されることになりそうだ。

*コーンは作付け(Planted)、発芽(Emerged)、シルキング(Silking)、ドウ(Doughing)、デント(Dented)、完熟(Mature)、収穫(Harvested) の7段階に生育度合いを分ける。


※このコラムで紹介している相場の動きの見方や見通しなどは執筆者の主観に基づくものであり、利益の増加や損失の減少を保証するものではありません。