ダウとエネルギーの相関(つらつらコラム2019年9月25日)

 

図1 ダウ日足、原油日足(紫チャート)(出展元 サクソバンク証券株式会社

今日は、ダウとエネルギー(原油・天然ガス)の値動きの間の相関をここ3か月程度の短期間で簡単にみて、株価とエネルギー消費の間には何らかの相関がある可能性があるので確認しておきたい。最初の図1は日足でダウとエネルギーの間の値動きを重ねてみたものである。

図2 ダウ時間足、原油時間足(紫チャート)8月13-20日(出展元 サクソバンク証券株式会社
図3 ダウ時間足、原油時間足(紫チャート)9月19-25日(出展元 サクソバンク証券株式会社

真ん中に当たる8月は日足で見るとダウと原油が見る限り明らかな相関を見せており、8月中旬を時間足に拡大した図2を見ても明らかである。9月は初旬からレートの形が乖離していてあまり動きが連動しているようには見えないが、図3のように日足に拡大してみると、ここ数日(9月19-25日)の間の値動きは非常に似通った相似になっている。原油は世界経済と需給の間に密接な関係があるため、経済状況のバロメータの一つであるダウと相関を持っていても不思議ではない。とすると、今日25日は朝にダウに窓が開いているためずれが生じているが、23日の原油の窓が開いても翌日にはレートが近づいたことを考えれば、明日にはどちらかが間を埋める方向に動く可能性があるかもしれない。また、今の原油の値動きは産油国の減産などのイベントではなく、世界経済状況によって決まる需給によって決まっているといってもよいのではないだろうか。

図4 ダウ時間足、天然ガス時間足(紫チャート)(出展元 サクソバンク証券株式会社

次に天然ガスも見てみよう。図4を見ると需要期である8月は気温の上昇が穏やかだったことから底値となっており、ダウとの相関もあまり見られない。一方で、8月末から9月にかけては天然ガスは価格を上げており、この部分はダウと非常に似通った動きをしている。しかし、日足で9月17-25日の部分を確認してみると、まったく動きが似ていないことがわかる。天然ガスはあくまでアメリカ国内での冷房・暖房用の消費が主であるため、今のところ相関はあまりないのだと考えることができるため、9月の日足の相関はたまたまということになるのだろう。

図5 ダウ時間足、天然ガス時間足(紫チャート)9月19-25日(出展元 サクソバンク証券株式会社

※このコラムで紹介している相場の動きの見方や見通しなどは執筆者の主観に基づくものであり、利益の増加や損失の減少を保証するものではありません。