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レポート
column

2022/04/27

分析:穀物相場の値動き分析(2022年4月27日)

テクニカルによるチャートの分析

 今日は今後の穀物相場の値動きを(図1)をテクニカル指標によって分析してみたい。なお、今回の分析には1日足と週足を使用した。

大豆の値動き

 図1は1月27日以降、4月27日までの大豆相場(つなぎ足)の1日足の値動きを示している。1日足と週足を使ってテクニカル指標による分析を行う。それぞれのテクニカル指標が使っているパラメータはこちら

図1 大豆1日足(出典元:サクソバンク証券株式会社)
大豆1日足

 テクニカル12種類を使って大豆の1日足チャートをテクニカルで分析した結果が図2の6枚の図になる。1枚目:RSIボリンジャーバンド、2枚目:SMAストキャスティクス、3枚目:一目均衡表MACD、4枚目:EMAAO、5枚目:ドンチャンチャネルアルーン、6枚目:パラボリックROCとなっている。移動平均線では4月22日をピークに短期線が長期線へ接近し上昇トレンドが終了に近づいていることを示し始めている。ボリンジャーバンドやAO、ROC、パラボリック、MACD、ストキャスティクスでも同様の傾向がある。一方でRSIはまだ高値張り付き、一目均衡表とアルーンは上昇トレンドを示しており、上昇トレンドが減速しつつも再び盛り返す可能性も残っている。

大豆1週足

  次により長いトレンドを見るために大豆の1週間足をテクニカルで分析した結果が図3の6枚の図になる。週足で見ると2021年Q1以降の南米の大豆の作柄不良による値上がりと2021年Q2以降の大豆の順調な生育に伴う下げと2021年Q4中頃からの上昇が分かる。2022年Q2が始まった時点ではどのテクニカル指標も上昇を示していたが、上昇は次第に減速しアルーンのように下落トレンドへの転換の予言をしている指標もある。他のテクニカルをみると移動平均線やドンチャンチャネルを除いて上昇トレンドが減速しそろそろ価格のピークに達していると考えられる。前年と同様ならQ2の中ごろ以降、つまり5月の中頃から下落トレンドへ移行する可能性が出てきている。

コーンの値動き

 図4は大豆と同様に1月27日以降、4月27日までのコーン相場(つなぎ足)の1日足の値動きを示している。1日足と1週間足を使ってテクニカル指標による分析を行う。

図4 コーン1日足(出典元:サクソバンク証券株式会社)
コーン1日足

 テクニカル12種類を使ってコーンの1日足チャートをテクニカルで分析した結果が図5の6枚の図になる。1枚目:RSIボリンジャーバンド、2枚目:SMAストキャスティクス、3枚目:一目均衡表MACD、4枚目:EMAAO、5枚目:ドンチャンチャネルアルーン、6枚目:パラボリックROCとなっている。ボリンジャーバンドはやや上昇を示している。SMAとEMA、パラボリック、一目均衡表は今週に入って上昇トレンドの勢いが盛り返している。ドンチャンチャネルは中立、アルーンやMACD、ROC、AOは上昇トレンドの減速を示している。今週後半の値動きでトレンドが決まってくる可能性がある。

コーン1週間足

 次に長期の傾向を分析するために1週間足のチャートを分析をしてみよう。図6に示す1週間足では大豆と同様に2021年のQ2終盤の下げとQ3のレンジ相場、Q4中ごろから上昇が示されている。前年同様の動きをするならば2022年Q2の終盤6月までは上昇あるいは横ばいとなりQ2末に下落することが予想される。上げる場合は100セントは上昇する余地がありそうだ。

まとめ

 今日は1日足、1週間足の2つの時間足と12種類のテクニカルを使用し、大豆とコーンのエネルギー相場の分析を行った。大豆相場の値動きをテクニカルで分析すると1日足では上昇トレンドが明らかに減速している。1週間足での分析ではそろそろ上昇がピークを迎えると判断できる。ファンダメンタル的には南米の大豆輸出がそろそろ本格化することから、下落を裏付ける材料が確かに存在している。一方のコーン相場は日足で見るとまだ上昇の余力がある。加えて1週間足で見ても約1か月の間は上昇の余地がありそうだ。ファンダメンタル的にはブラジルは前年と同様(あるいはそれ以上)の干ばつとなる可能性が高くなっており、コーン需給が5月から6月の支援材料となると考えている。加えて前年と異なりアメリカのコーン作付が例年の半分程度と遅延しているため、去年より上昇が長続きする可能性が出ている。コーンの作付遅れは大豆への転作を促す可能性があり、大豆相場には懸念材料となりえる。
 以上、あくまでテクニカルの分析観点からは大豆は来月中頃、コーンは再来月末にトレンド転換が起きる可能性があることに留意しておきたい。


※このコラムで紹介している相場の動きの見方や見通しなどは執筆者の主観に基づくものであり、利益の増加や損失の減少を保証するものではありません。

 

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