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レポート
column

2022/06/22

レポート:アメリカのクロッププログレスレポート(2022年6月22日)


ダイジェスト

・コーンの作付率の発表は終了、発芽率は95%(前年99%、平年95%)
・大豆の作付率は94%(前年97%、平年93%)、発芽率は83%(前年90%、平年84%)
・農作業の進展率は平年並みまで回復
・コーンの作柄予想は大豊作13%、豊作57%、普通24%、凶作5%、大凶作1%
・大豆の作柄予想は大豊作10%、豊作58%、普通26%、凶作5%、大凶作1%
・作柄予想はコーン、大豆ともに前年よりやや良好
・コーンベルトでは気温が低下し、今週末にかけてコーンベルト西側で降水があるなど穏やかな気候となる見込み

アメリカのコーンベルトの作付状況

 ジューンティーンスの祝日のため今週のクロッププログレスレポートは1日遅れて6月21日に発表となった。最新のクロッププログレスレポートの内容を紹介する。

コーン

 農作業の進展によりコーンの作付率の公表は終了。表1はコーンの発芽率の一覧となる。現在の発芽率は95%で前年の99%、平年の95%と比べると平年並みの進捗となっている。進捗は7ポイントと前年の4ポイント、平年の6ポイントを上回った。コーンベルト各州のうちノース・ダコタ州を除き平年並みまで農作業が進展している。
表中の赤字はコーンベルト西側、青字はコーンベルト東側の州を示しており、*印のついた州は2021年のコーンの作付面積が500万エーカーを超えるコーンの主要生産州を示している。

コーン発芽率2021年同時期2022/6/122022/6/192017-2021
avg.
コロラド97849796
*イリノイ98969794
*インディアナ99899691
*アイオワ100959898
*カンザス94839394
ケンタッキー97869295
ミシガン100869385
*ミネソタ100859798
ミズーリ98899795
*ネブラスカ100929898
ノース・カロライナ100100100100
ノース・ダコタ95506893
オハイオ97808888
ペンシルヴァニア94637089
*サウス・ダコタ97859692
テネシー100979899
テキサス97959597
ウィスコンシン98849292
18州平均99889595
表1 コーンの発芽率(出展元 USDA)
-はデータなし
大豆

 表2は大豆の作付率の一覧を示している。大豆の作付率は94%と前年の97%、平年の93%と同水準となった。今週は前週比で6ポイントの上昇となり、前年の4ポイント、平年の5ポイントを上回る上昇となった。コーンベルトの内、カンザス州とノース・ダコタ州で平年と比べて農作業がやや遅延している。
表中の赤字はコーンベルト西側、青字はコーンベルト東側の州を示しており、*印のついた州は2021年の大豆の作付面積が500万エーカーを超える大豆の主要生産州を示している。

大豆作付率2021年同時期2022/6/122022/6/192017-2021
avg.
アーカンソー92919692
*イリノイ96949893
*インディアナ99929692
*アイオワ100979998
カンザス89688389
ケンタッキー86808784
ルイジアナ9510010098
ミシガン100909789
*ミネソタ100889799
ミシシッピー97989996
*ミズーリ91718595
*ネブラスカ1009910098
ノース・カロライナ83818681
*ノース・ダコタ100759298
*オハイオ99809089
*サウス・ダコタ100939895
テネシー85818686
ウィスコンシン100939795
18州平均97889493
表2 大豆の収穫率(出展元 USDA)
-はデータなし

 次に表3は大豆の発芽率の一覧となる。現在の発芽率は83%で前年の90%、平年の84%をやや下回った。農作業の進展は前週比で13ポイントと前年の5ポイント、平年の10ポイントを上回った。コーンベルトではミネソタ州とノース・ダコタ州では平年よりやや遅延してている。

大豆発芽率2021年同時期2022/6/122022/6/192017-2021
avg.
アーカンソー85849085
*イリノイ94889385
*インディアナ94808982
*アイオワ96849390
カンザス74557075
ケンタッキー71657269
ルイジアナ909910096
ミシガン98748879
*ミネソタ99628394
ミシシッピー94949692
*ミズーリ78566972
*ネブラスカ94899492
ノース・カロライナ74747870
*ノース・ダコタ92245886
*オハイオ94637478
*サウス・ダコタ97558285
テネシー74707772
ウィスコンシン96768984
18州平均90708384
表3 大豆の発芽率(出展元 USDA)
-はデータなし

降水量と最高気温

図1 今後7日間の降水量予報 (出展元 NOAA)

 図1は今後7日間の降水量予報となっており、コーンベルト東部では0.01インチ未満(ほぼ0mm)~0.5インチ(約13mm)の降水、西部の北側と中央では0.5インチ(約13mm)~01.5インチ(約37mm)、南側や西側では0.01インチ未満(ほぼ0mm)~0.25インチ(約6mm)の降水の予報となっている。

図2 7日後の最高気温予報 (出展元 NOAA)

 図2は7日後の最高気温予報(華氏)となっている。コーンベルトでは東側では80~90℉(27~32℃)、西側でも75~90℉(24~32℃)付近の気温となる予報となり、現在の最高気温(コーンベルト西側で27~38℃、東側で29~35℃)と比べるとやや穏やかとなる予報となっている。

今後の見通し

 コーンベルトでは農作業が進展し、コーンの作付発表は終了し大豆も平年並みの作付率まで回復している。コーンベルトでは作物の発芽も平年並みのペースで進んでいる他、作柄予想が同年同時期をやや上回る良好な状態となっている。天候面では前週まで南側からの熱波の張り出しにより高温乾燥となり相場の支援材料となっていたが、最新の天気予報では気温の低下と週末にかけての降水で気候が穏やかとなると見込まれている。前日の穀物相場は穏やかな気候となる予報を受けて、乾燥ストレスが軽減し順調に生育が進むとの見方から下落している。作物は今後、最も需要な開花と受粉期に順次移っていくことになる。引き続きコーンベルトの天候に注意したい。


※このコラムで紹介している相場の動きの見方や見通しなどは執筆者の主観に基づくものであり、利益の増加や損失の減少を保証するものではありません。

 

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