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レポート
column

2022/07/19

レポート:アメリカのクロッププログレスレポート(2022年7月19日)


ダイジェスト

・コーンのシルキング率は37%(前年52、平年48%)、ドウ率は6%(前年7%、平年7%)
・大豆の開花率は48%(前年61%、平年55%)、着さや率は14%(前年21%、平年19%)
・コーンの作柄予想は大豊作13%、豊作51%、普通25%、凶作8%、大凶作3%
・大豆の作柄予想は大豊作10%、豊作51%、普通29%、凶作7%、大凶作3%
・作柄予想はコーン、大豆ともに高温乾燥により作柄が悪化
・コーンベルトでは広い範囲で気温は平年以上、一方で降水はコーンベルト西側では平年以下、東側では平年以上を予想、ただし、やや気温は低下

クロッププログレスレポート

 今日は7月18日発表の最新のクロッププログレスレポートの内容を紹介する。

コーン

 表1はコーンのシルキング率の一覧となる。現在のシルキング率は37%で前年の52%、平年の48%と比べて遅くなっている。
表中の赤字はコーンベルト東側、青字はコーンベルト西側の州を示しており、*印のついた州は2021年のコーンの作付面積が500万エーカーを超えるコーンの主要生産州を示している。

コーンシルキング率2021年同時期2022/7/102022/7/172017-2021
avg.
コロラド20102019
*イリノイ73156064
*インディアナ54163949
*アイオワ5473150
*カンザス54344757
ケンタッキー68516670
ミシガン3721821
*ミネソタ5521840
ミズーリ60366572
*ネブラスカ4984548
ノース・カロライナ88697790
ノース・ダコタ20101819
オハイオ3772336
ペンシルヴァニア821225
*サウス・ダコタ241327
テネシー78678284
テキサス83737779
ウィスコンシン301922
18州平均52153748
表1 コーンのシルキング率(出展元 USDA)
-はデータなし

 表2は収穫に重要なコーンのドウ率の一覧となる。現在のドウ率は6%で前年の7%、平年の7%と同じ水準となっている。表中の赤字はコーンベルト東側、青字はコーンベルト西側の州を示しており、*印のついた州は2021年のコーンの作付面積が500万エーカーを超える大豆の主要生産州を示している。 

コーンドウ率2021年同時期2022/7/102022/7/172017-2021
avg.
コロラド35
*イリノイ866
*インディアナ732
*アイオワ513
*カンザス122914
ケンタッキー731114
ミシガン
*ミネソタ321
ミズーリ1721513
*ネブラスカ313
ノース・カロライナ37304346
ノース・ダコタ
オハイオ211
ペンシルヴァニア
*サウス・ダコタ1
テネシー31113136
テキサス63526259
ウィスコンシン1
18州平均7267
表2 コーンのドウ率(出展元 USDA)
-はデータなし

 次に今週のコーンの作柄予想について説明する。表3はコーンの州ごとの作柄予想で、今週は大豊作が13%(前週12%)、豊作が51%(前週52%)、平年並が25%(前週26%)、凶作が8%(前週7%)、大凶作が3%(前週3%)となった。大豊作率が1ポイント上昇したものの、豊作率が1ポイント低下、一方で凶作率が1ポイント上昇している。コーンベルトの州ではオハイオ州やインディアナ州、カンザス州でやや作柄が他の週より悪くなっている。一方でアイオワ州やウィスコンシン州で作柄が良くなっている。
表中の赤字はコーンベルト東側、青字はコーンベルト西側の州を示しており、*印のついた州は2021年のコーンの作付面積が500万エーカーを超えるコーンの主要生産州を示している。

コーン作柄Very Poor
(大凶作)
Poor
(凶作)
Fair
(平年作)
Good
(豊作)
Very Good
(大豊作)
コロラド214402915
*イリノイ25225416
*インディアナ51337405
*アイオワ12166318
*カンザス616313710
ケンタッキー62241292
ミシガン14285215
*ミネソタ14275612
ミズーリ312304411
*ネブラスカ59224915
ノース・カロライナ242222266
ノース・ダコタ1246411
オハイオ31038418
ペンシルヴァニア5284423
*サウス・ダコタ18235711
テネシー121434373
テキサス172533223
ウィスコンシン4195621
18州平均38255113
前週37265212
前年26265015
表3 コーンの作柄予想(出展元 USDA)
-はデータなし
大豆

 次に表4は大豆の開花(受粉)率の一覧となる。今週の開花率は48%で前年の61%、平年の55%と比べてやや遅れている。表中の赤字はコーンベルト東側、青字はコーンベルト西側の州を示しており、*印のついた州は2021年の大豆の作付面積が500万エーカーを超える大豆の主要生産州を示している。

大豆開花率2021年同時期2022/7/102022/7/172017-2021
avg.
アーカンソー79768581
*イリノイ63294155
*インディアナ55314550
*アイオワ72345561
カンザス47163746
ケンタッキー45304538
ルイジアナ91939692
ミシガン59354944
*ミネソタ76224659
ミシシッピー76879282
*ミズーリ31193240
*ネブラスカ72405563
ノース・カロライナ35385235
*ノース・ダコタ53224050
*オハイオ58334850
*サウス・ダコタ49183051
テネシー46345352
ウィスコンシン67294649
18州平均61324855
表4 大豆の開花率(出展元 USDA)
-はデータなし

 表5は収穫に重要な大豆の着さや率の一覧となる。現在の着さや率は14%で前年の21%、平年の19%からやや遅れている。表中の赤字はコーンベルト東側、青字はコーンベルト西側の州を示しており、*印のついた州は2021年の大豆の作付面積が500万エーカーを超える大豆の主要生産州を示している。

大豆着さや率2021年同時期2022/7/102022/7/172017-2021
avg.
アーカンソー53425352
*イリノイ182821
*インディアナ1741319
*アイオワ2831319
カンザス131311
ケンタッキー1941617
ルイジアナ73788276
ミシガン2471412
*ミネソタ2411016
ミシシッピー46466452
*ミズーリ93813
*ネブラスカ2821419
ノース・カロライナ18122516
*ノース・ダコタ12211
*オハイオ1451113
*サウス・ダコタ7410
テネシー2272022
ウィスコンシン261515
18州平均2161419
表5 大豆の着さや率(出展元 USDA)
-はデータなし

 表6は大豆の作柄予想を示している。大豆が栽培されている州のうち上位18州の作柄予想は大豊作が10%(前週10%)、豊作が51%(前週52%)、平年並が29%(前週29%)、凶作が7%(前週7%)、大凶作が3%(前週2%)となっている。豊作率が1ポイント低下している代わりに大凶作率が1%上昇した。コーンベルトの州ではオハイオ州やインディアナ州、ミズーリ州でやや作柄が他の週より悪くなっている。一方でネブラスカ州やアイオワ州で作柄が良くなっている。
表中の赤字はコーンベルト東側、青字はコーンベルト西側の州を示しており、*印のついた州は2021年の大豆の作付面積が500万エーカーを超える大豆の主要生産州を示している。

大豆作柄予想Very Poor
(大凶作)
Poor
(凶作)
Fair
(平年作)
Good
(豊作)
Very Good
(大豊作)
アーカンソー57195712
*イリノイ56274913
*インディアナ51435415
*アイオワ13186117
カンザス29334610
ケンタッキー52743223
ルイジアナ415729
ミシガン14354713
*ミネソタ1433539
ミシシッピー5631508
*ミズーリ31234438
*ネブラスカ37245016
ノース・カロライナ71137405
ノース・ダコタ433576
オハイオ31040398
*サウス・ダコタ1427617
テネシー81538372
ウィスコンシン13205620
18州平均37295110
前週27295210
前年38294911
表6 大豆の作柄予想(出展元 USDA)

降水量と最高気温

https://www.wpc.ncep.noaa.gov/qpf/p168i.gif?1658235275
図1 今後7日間の降水量予報 (出展元 NOAA)

 図1は今後7日間の降水量予報となっており、コーンベルト東部では東側を中心に0.25インチ(約6mm)~2.0インチ(約5mm)の降水があるものの、コーンベルト西部の大半は0.01インチ(約0mm)~0.25インチ(約6mm)以下と降水が少ない見通し。

https://www.wpc.ncep.noaa.gov/medr/DAY7_MAX_filled.gif
図2 7日後の最高気温予報 (出展元 NOAA)

 図2は7日後の最高気温予報(華氏)となっている。コーンベルトでは東側では85~95℉(29~35℃)、西側では85~100℉(29~38℃)付近の気温となる予報となっている。前週と比べてやや穏やかとなる見通し。

今後の見通し

 コーンベルトではコーンがシルキング(受粉)期とドウ(粒形成)期に、大豆が開花(受粉)期と着さや(粒形成)期に入っており、降水が重要な時期に入っている。作柄予想は乾燥を受けてやや悪化している。最新の天気予報ではコーンベルト東部や北部では降水が予想されている他、気温がやや低下する見通しとなっている。一方で南西部では今後7日間の間、降水量が少ない見通し。前日の穀物相場はコーンベルトの天候悪化予報で上窓が出来て始まり原油相場の上昇なども材料に値上がりしたが、立会時間以降は気温が以前の予想ほど上昇しないとの予報となったことで、コーン、大豆ともに売りが入った。現在、天候が相場に影響する可能性が高くなっている。天気予報に注意したい。


※このコラムで紹介している相場の動きの見方や見通しなどは執筆者の主観に基づくものであり、利益の増加や損失の減少を保証するものではありません。

 

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