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レポート
column

2022/07/26

レポート:アメリカのクロッププログレスレポート(2022年7月26日)


ダイジェスト

・コーンのシルキング率は62%(前年76%、平年70%)、ドウ率は13%(前年17%、平年15%)
・大豆の開花率は64%(前年74%、平年69%)、着さや率は26%(前年39%、平年34%)
・コーンの作柄予想は大豊作13%、豊作48%、普通25%、凶作10%、大凶作4%
・大豆の作柄予想は大豊作10%、豊作49%、普通30%、凶作8%、大凶作3%
・作柄予想はコーン、大豆ともに高温乾燥によりコーンベルト西部を中心に作柄が悪化。一方で東部では改善がみられる
・コーンベルトでは1週間後までは降雨が予想されているが、その後は降雨が減少し高温乾燥となる見通し

クロッププログレスレポート

 今日は7月25日発表の最新のクロッププログレスレポートの内容を紹介する。

コーン

 表1はコーンのシルキング率の一覧となる。現在のシルキング率は62%で前年の76%、平年の70%と比べて遅くなっている。コーンベルトの東部は平年並みだが、西部の南北ダコタ州とミネソタ州では平年と比べると遅れが目立っている。
表中の赤字はコーンベルト東部、青字はコーンベルト西部の州を示しており、*印のついた州は2021年のコーンの作付面積が500万エーカーを超えるコーンの主要生産州を示している。

コーンシルキング率2021年同時期2022/7/172022/7/242017-2021
avg.
コロラド49203846
*イリノイ89608180
*インディアナ79396969
*アイオワ77316676
*カンザス73476174
ケンタッキー81667681
ミシガン73185247
*ミネソタ86184970
ミズーリ77658384
*ネブラスカ80456875
ノース・カロライナ95778595
ノース・ダコタ48182844
オハイオ68235558
ペンシルヴァニア32123048
*サウス・ダコタ62134256
テネシー89829291
テキサス87778685
ウィスコンシン6493347
18州平均76376270
表1 コーンのシルキング率(出展元 USDA)
-はデータなし

 表2は収穫に重要なコーンのドウ率の一覧となる。現在のドウ率は13%で前年の17%、平年の15%と比べてやや遅れている。表中の赤字はコーンベルト東部、青字はコーンベルト西部の州を示しており、*印のついた州は2021年のコーンの作付面積が500万エーカーを超える大豆の主要生産州を示している。 

コーンドウ率2021年同時期2022/7/172022/7/242017-2021
avg.
コロラド35102
*イリノイ1861719
*インディアナ1731011
*アイオワ191812
*カンザス2291925
ケンタッキー22112427
ミシガン282
*ミネソタ10247
ミズーリ34153534
*ネブラスカ131815
ノース・カロライナ60435665
ノース・ダコタ1
オハイオ10185
ペンシルヴァニア212
*サウス・ダコタ98
テネシー48314954
テキサス66626863
ウィスコンシン413
18州平均1761315
表2 コーンのドウ率(出展元 USDA)
-はデータなし

 次に今週のコーンの作柄予想について説明する。表3はコーンの州ごとの作柄予想で、今週は大豊作が13%(前週13%)、豊作が48%(前週51%)、平年並が25%(前週26%)、凶作が10%(前週8%)、大凶作が4%(前週3%)となった。豊作率が3ポイント低下した一方で凶作率が2ポイント、大凶作率が1ポイント上昇している。コーンベルトの州ではコーンベルトの東部で作柄が改善、西部では作柄が悪化している。
表中の赤字はコーンベルト東部、青字はコーンベルト西部の州を示しており、*印のついた州は2021年のコーンの作付面積が500万エーカーを超えるコーンの主要生産州を示している。

コーン作柄Very Poor
(大凶作)
Poor
(凶作)
Fair
(平年作)
Good
(豊作)
Very Good
(大豊作)
コロラド1450315
*イリノイ39175318
*インディアナ51336415
*アイオワ13166317
*カンザス121930327
ケンタッキー72441262
ミシガン25314715
*ミネソタ26295310
ミズーリ716244310
*ネブラスカ810254314
ノース・カロライナ212128246
ノース・ダコタ2245816
オハイオ39334510
ペンシルヴァニア10264123
*サウス・ダコタ28255213
テネシー191932282
テキサス123034213
ウィスコンシン3175524
18州平均410254813
前週38255113
前年37264915
表3 コーンの作柄予想(出展元 USDA)
-はデータなし
大豆

 次に表4は大豆の開花(受粉)率の一覧となる。今週の開花率は64%で前年の74%、平年の69%と比べてやや遅れている。表中の赤字はコーンベルト東部、青字はコーンベルト西部の州を示しており、*印のついた州は2021年の大豆の作付面積が500万エーカーを超える大豆の主要生産州を示している。

大豆開花率2021年同時期2022/7/172022/7/242017-2021
avg.
アーカンソー86858787
*イリノイ75415569
*インディアナ72456265
*アイオワ84557276
カンザス58375059
ケンタッキー61455952
ルイジアナ95969795
ミシガン78497062
*ミネソタ80466977
ミシシッピー90929487
*ミズーリ49324954
*ネブラスカ83556777
ノース・カロライナ52526448
*ノース・ダコタ74406671
*オハイオ73486564
*サウス・ダコタ69305065
テネシー63536966
ウィスコンシン77466565
18州平均74486569
表4 大豆の開花率(出展元 USDA)
-はデータなし

 表5は収穫に重要な大豆の着さや率の一覧となる。現在の着さや率は26%で前年の39%、平年の34%からかなり遅れている。オハイオ州を除くコーンベルトの広い範囲で遅れている。表中の赤字はコーンベルト東部、青字はコーンベルト西部の州を示しており、*印のついた州は2021年の大豆の作付面積が500万エーカーを超える大豆の主要生産州を示している。

大豆着さや率2021年同時期2022/7/172022/7/242017-2021
avg.
アーカンソー65536766
*イリノイ3582036
*インディアナ34132432
*アイオワ51133236
カンザス2331123
ケンタッキー38163130
ルイジアナ81828884
ミシガン46143228
*ミネソタ48101835
ミシシッピー57648166
*ミズーリ1881721
*ネブラスカ49143137
ノース・カロライナ27253526
*ノース・ダコタ3421129
*オハイオ33112727
*サウス・ダコタ2641326
テネシー33203736
ウィスコンシン4452630
18州平均39142634
表5 大豆の着さや率(出展元 USDA)
-はデータなし

 表6は大豆の作柄予想を示している。大豆が栽培されている州のうち上位18州の作柄予想は大豊作が10%(前週10%)、豊作が49%(前週51%)、平年並が30%(前週29%)、凶作が8%(前週7%)、大凶作が3%(前週3%)となっている。豊作率が2ポイント低下している代わりに凶作率が1ポイント上昇した。コーンベルトの東部で作柄が改善したが、西部では作柄が悪化している。
表中の赤字はコーンベルト東部、青字はコーンベルト西部の州を示しており、*印のついた州は2021年の大豆の作付面積が500万エーカーを超える大豆の主要生産州を示している。

大豆作柄予想Very Poor
(大凶作)
Poor
(凶作)
Fair
(平年作)
Good
(豊作)
Very Good
(大豊作)
アーカンソー410244814
*イリノイ36304615
*インディアナ51235426
*アイオワ13216015
カンザス41530456
ケンタッキー52542253
ルイジアナ724663
ミシガン18384013
*ミネソタ24325210
ミシシッピー81032419
*ミズーリ61434406
*ネブラスカ49274713
ノース・カロライナ4936429
ノース・ダコタ3355210
オハイオ3934459
*サウス・ダコタ1629568
テネシー121837312
ウィスコンシン3185920
18州平均38304910
前週37295110
前年39304711
表6 大豆の作柄予想(出展元 USDA)

降水量と最高気温

図1 今後7日間の降水量予報 (出展元 NOAA)

 図1は今後7日間の降水量予報となっており、コーンベルト南側では広い範囲で1.00インチ(約25mm)から5.00インチ(約130mm)の強い雨となる見通し。コーンベルト北側では東部で0.10インチ(約3mm)~1.00インチ(約25mm)、コーンベルト西部では0.01インチ(約0mm)~0.50インチ(約13mm)と降水がやや少ない見通し。

図2 7日後の最高気温予報 (出展元 NOAA)

 図2は7日後の最高気温予報(華氏)となっている。コーンベルトでは東側では85~90℉(29~32℃)、西側では80~100℉(26~38℃)付近の気温となる予報となっている。前週と比べてやや穏やかとなる見通し。

今後の見通し

 コーンベルトではコーンのシルキング(受粉)期とドウ(粒形成)期に、大豆の開花(受粉)期と着さや(粒形成)期が続いている。降水が重要な時期に入っているが、最新の天気予報ではコーンベルトの北側では比較的大量の降水が予想されている。一方でコーンベルト北側ではやや雨が少ない見通し。気温がやや低下する見通しとなっており、今後1週間のコーンベルトは穏やかな気候となる見通し。一方で2週間後には気温の低下が一段落すると考えられる他、雨が減少する予報となっている。前日の穀物相場は週末に黒海からのウクライナ産穀物輸出再開合意後にミサイル攻撃があったことで合意が脅かされるとの見方で上窓が開いて始まり、コーンベルトの天候悪化予報で上昇した。コーンベルトの降雨情報など、天気予報に注意したい。


※このコラムで紹介している相場の動きの見方や見通しなどは執筆者の主観に基づくものであり、利益の増加や損失の減少を保証するものではありません。

 

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