カギ足(Kagi Chart)

 

概要

カギ足とは「値幅足」とも呼ばれ、時系列の情報を消去した上で、値幅の騰落を1本の線の屈折で表現したものです。江戸時代後期には考案されており、相場の一定以上の変化から次のトレンドを予想するもので、ローソク足に比べて価格変動の動向が分かりやすくなっています。

許容する変動率をあらかじめ定義しておきます。使用する品目に合わせてユーザが設定する必要があります。この記事では5%を使用します。最初上昇だった場合に終値が変動率を超えて下落したときに次の行へ移ります(陰転)。次に上昇に転じて変動率が超えるまでは下落する終値を加算していきます。途中で一時的な上昇があっても変動が小さく制限を超えなかった場合は無視されます。カギ足を書く際に上に凸になった部分を肩、凹になっている部分を腰と呼びます。 図1にようにカギ足のチャートは上げと下げを繰り返したチャートになります。

図1 カギ足の例
計算方法の例

変動率の下限を5%として計算してみます。

日数 価格 マーク  
1日目1000
2日目1040最初の肩を記入
3日目1070肩へ加算
4日目1130肩へ加算
5日目1200肩へ加算
6日目1160下落率が3.3%(<5.0%)なので無視
7日目1250肩へ加算
8日目1050下落率が5.0%を超えたので腰を記入
9日目1030腰へ加算
10日目(最新)1100  上昇率が5.0%を超えたので次の肩を記入
カギ足を使った予想

図2のように今のレートが一つ前の肩を抜いて上昇した場合を買いで、一つ前の腰を割った場合は売りでエントリーするのが基本的な使い方です。一つ前の情報を見てエントリーするので一段抜きと呼ばれます。

図2 一段抜き

図3のように直前だけでなくもう一つ前の肩や腰も見て、一つ前の肩<直前の肩<今のレートとなる場合や一つ前の腰>直前の腰>今のレートとなる場合を二段抜きと呼び、一つ前の肩や腰を考えるより強いトレンドにあると判断します。

図3 二段抜き
注意点

カギ足は時間の情報を排除して値動きだけに焦点を当てているため、値動きは測りやすいのですが、値動きしか見ていないため同じ値幅の動きは全て同じ凹凸にしか見えません。また傾向を掴むまでにある程度の行の数が必要です。


※このHPページで紹介しているテクニカル指標を使った取引ルールや売買シグナルの見方は一般的な考え方に基づくものであり、利益の増加や損失の減少を保証するものではありません。ご自身の判断にてお取引いただきますようお願いいたします。


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