ローソク足

    

概要
図1:ローソク足と4つの価格

4つの価格(始値、高値、安値、終値)から作成される、もっともポピュラーなテクニカル指標で、江戸時代に米商人の本間宗久が考案し、大坂堂島で行われていた米先物取引で使われはじめたと言われています。

ローソク足の読み方

相場の値動きを1日や1週間といった時間に区切った際に次の4つの値を使ってっ図1のようにローソク足を表示します。

図2:陽線(赤)と陰線(青)の例

更にローソク足本体を始値に対して終値が上下したかどうかで図2のように陰陽に色分けを行います。終値が始値より上昇した場合を陽線と呼び標準的には赤や白で表記し、終値が始値より下落した場合を陰線と呼んで標準的には青や黒で表記します。(本サイトでは赤青で表示します。)

同時線とひげ
図3:同時線とひげ

ローソク足の始値と終値が同じである場合を「同時線」と呼びます。同時線は売りと買いの勢力が均衡していることを意味していて、次に力が勝っている方へ動き始めるので、図3左側のような同時線が高値や安値近辺に出現した場合は特に注意が必要です。

図3右側のような上ひげは、ローソク足の高値より高く買ってくれる人がおらず、高値からの値下がりで終値を迎えたときに出現します。 下ひげは逆に安値より安く売る人がいない場合に出現します。

上昇相場の長い上ひげは買いトレンドから転換する予兆を、下降相場の長い下ひげは売りトレンドから転換する予兆をそれぞれ示しています。ただし、あくまで予兆であって、必ず転換するわけではないことに注意が必要です。

ローソク足の組み合わせ

ここでは図4に示すような代表的なローソク足の組み合わせを見ていきましょう。組み合わせによって価格の上下を予想することも可能です。

図4:ローソク足の組み合わせの例
空(窓)

チャート上で隣り合うローソク足同士が離れていることがあります。これを空(くう)あるいは窓と呼びます。上方向へ窓が出来ることを上への窓開け、下方向に出来ることを下への窓開けと呼びます。取引外時間に大きなニュースが入った時に出現する傾向があります。

はらみ線

一つ前の大きな陽線や陰線のローソク足が後のローソク足に覆いかぶさっている状態をはらみ線と呼びます。前のローソク足が陽線の場合は上昇から下落への転換を示唆しており、前のローソク足が陰線の場合は下落から上昇への転換を示唆しています。

つつみ線

はらみ線とは逆に一つ前のローソク足に後のローソク足が覆いかぶさっている状態をつつみ線と呼びます。 前のローソク足が陽線の場合は上昇から下落への転換を示唆しており、前のローソク足が陰線の場合は下落から上昇への転換を示唆しています。

かぶせ線

大きな陽線の後、終値より高く始まったが前の陽線の範囲内に終値を付ける陰線が出現した場合をかぶせ線と呼びます。2本の陽線と陰線を合わせて考えると上ひげの長い1本の陽線と考えることが出来、上昇から下落への転換を示唆しているパターンです。かぶせ線とは逆に前の大きな陰線の後、終値より低く始まったが終値が前の陰線の範囲内だった場合、切り込み線あるいは切り替えし線と呼びます。

たくり線

下落相場において、ローソクが下に長いひげを伸ばした時は下落から上昇への転換を示唆しているパターンでひげ長いほど反発力が強いと考えられます。

前後に方向の違う窓が開いている小さなローソク足や同時線を星と呼びます。高値圏で起こった場合は上昇から下落へ転換する兆しとなります。安値圏で起こった場合は下落から上昇へ転換する兆しを示します。

あて首線

陽線が前の陰線の終値より下で始まり、前の陰線の安値までは上がらなかった場合をあて首線と呼びます。 買いの勢力がいるが売りの勢力より弱い場合です。

入り首線

陽線が前の陰線の終値より下で始まり、前の陰線の終値より価格が上がったものの中心までは戻らなかった場合には入り首線と呼びます。 あて首線より、買いの勢力が強い場合です。

差し込み線

陽線が前の陰線の終値より下で始まり、前の陰線の終値より価格が上がり、陰線の下部分へ差し込む形まで戻った場合には差し込み線と呼びます。 入り首線よりさらに買い勢力が強い場合です。トレンド転換の兆しになりえますが、中途半端なダマシに終わる場合もあります。

ローソク足の応用

ローソク足を応用した利用法として有名なものに酒田五法があります。別ページで酒田五法について解説しています。


※このHPページで紹介しているテクニカル指標を使った取引ルールや売買シグナルの見方は一般的な考え方に基づくものであり、利益の増加や損失の減少を保証するものではありません。ご自身の判断にてお取引いただきますようお願いいたします。