新値足(Three Line Break)

 

概要

カギ足と同様に時間の概念を無視して値動きだけを考え、トレンドを掴むためのテクニカル指標です。

新値足は高値か安値が終値で更新された場合のみ記入する行を変えることで作成します。一般的には新値3本足を使用し、相場の上昇・下落が転換する場合には直前の3本の陰線・陽線を包み込まないと書き込まないという規則で作成します。例えば、相場が上昇トレンドにある場合、ローソク足3本分の下落で、下落トレンドへの転換が明らかになった場合に順張りで入るために使用します。

計算方法

実際に計算しながら解説します。以下が計算の例で10日分の価格の変動を想定したものです。図1は下表の結果をチャートにしたものです。

日数価格 マーク 
1日目1000
2日目1040新値(陽線1本目)
3日目1070新値(陽線2本目)
4日目1130新値(陽線3本目)
5日目1150新値(陽線4本目)
6日目1200新値(陽線5本目)
7日目1160下落するが記入には不十分
8日目1050下落し3本前(3日目)の始値(1070円)を割り込んだので1本目の陰線を記入
9日目1030新値(陰線2本目)
10日目(最新)1010  新値(陰線3本目)
図1 新値足の記入例

1日目の終値は1000円でした。2日目に40円上がったので図のように陽線1を記入します。3日目から6日目までは前日の終値を更新して上がり続けたので、陽線を合計で5本(1-5)記入します。7日目に40円下落しましたが、直前の陽線3本(3-5)の上昇幅130円より下げ幅が小さいので7日目は記入しません。8日目に110円下落したことで、7日目と8日目合わせて150円の下落で陽線3の安値よりも下げた(陽線3-5を下げ幅が包み込んだ)ので、陰線1を書き込みます。9日目と10日目は前日の安値を更新して下げたのでそれぞれ陰線を書き込みます。

それでは、7日目に一度下げた後の8日目が110円の続落ではなく20円の上昇だった場合はどうでしょうか?この場合は、8日目の終値は1180円となりますが陽線5の終値である1200円を超えられていないので陽線は記入しません。つまり、陽線5の後は高値の1200円を更新するか安値の1070円を更新するかのどちらかが起きない限り、どれだけ時間が経っても新値足の表示はこのままになります。このように時系列は無視されますが価格の変動の傾向のみを捉えることが可能になります。

新値足を使った予想

新値足は陽転が起こった場合に買いで、陰転が起こった場合は売りで入るのが基本的な使い方となります。


※このHPページで紹介しているテクニカル指標を使った取引ルールや売買シグナルの見方は一般的な考え方に基づくものであり、利益の増加や損失の減少を保証するものではありません。ご自身の判断にてお取引いただきますようお願いいたします。


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