P&F(Point&Figure)

 

概要

よく使われているテクニカル分析の一つ、特徴として時間の概念を捨てている事があります。P&Fは他の指標と異なり決めた値幅以上に株価が動かない限り次の罫線に移動しないということです。つまり、値幅以上に株価が動かない場合は数日でも1週間でもP&Fの形はそのまま変わらないということです。

P&Fは終値を基準として値上がりを×、値下がりを〇といった形でグラフ用紙のマス目に記入していきます。その時マス目一つ当たりいくらの値幅になるかをあらかじめ決めて置き、値動きでマス目を埋めながら作成していきます。

計算方法

それでは実際に記入してみましょう。値動きは以下の通りだと考えます。この表をもとに今回は一枠20円としてP&Fを記入していきます。

日数 価格  前日比  
1日目10000
2日目1040+40
3日目1070+30
4日目1130+60
5日目1150+20
6日目1200+50
7日目1160-40
8日目1050-110
9日目1030-20
10日目(最新)1010 -20

まずは分かりやすいように1日ごとに分けてみます。2日目は40円高ですから2つのマス目を×で埋めます。3日目は30円高ですので、1060円までをマス目で埋めます。10円残っていますが、次の1080円に達していないので、次のマスは埋めず何もしません。4日目は60円なので3マスと次々に埋めていきます。7日目今度は-40円下落しましたので今度は〇を記入することになりますが、転換時の次の2つのルールがあります。

  1. 転換時は真横ではなく1マス開けて記入する。例では1180-1200のマスが×で埋まっていますから、相場の値動きが転換した際は横に動きますが、1180-1200のマスには書き込まないで、1160-1180に×を書き込みます。
  2. 転換時には列を変える基準が決まっている必要があります。教科書的には3枠転換と言って3マス分逆の動きをしないと次の行を書き込まないとのルールを使用します。

つまり2つのルールに従うと、今回の例では1180円から3マス=60円下落して1120円にならないと、6日目の×の次に〇は書き込めません。7日目は40円しか下落していないので、記入も転換もされず無視されます。8日目更に110円下落したことで転換する条件が整ったので6日目の次の行に〇を書き込みます。

価格   

目 


目 


目 


目 


目 


目 


目 


目 
10

目 
1220
1200
1180
1160
1140
1120
1100
1080
1060
1040
1020
1000

まとめてみましょう。10日間の値動きは時系列を消去すると下図のようなP&Fにまとめることができます。

価格       
1220
1200
1180
1160
1140
1120
1100
1080
1060
1040
1020
1000
P&Fを使った予想
価格   1   2   3   4   
1220
1200✖買い
1180
1160
1140
1120
1100
1080
1060
1040
1020
1000〇売り

最も簡単な予想法は、P&Fは×と〇が交互に現れるため、買いの際は直前の×列の高さから、売りの際は直前の〇列の低さから予想します。

基本的には以上を押さえておけば、P&Fを使用して予想を立てることができます。

注意点

値幅を小さく設定しすぎると反応が良くなりますがダマシが多くなります。逆に値幅を大きく設定しすぎると反応が鈍くなり、売買判断が遅れることになります。品目にあった売買幅を自分で設定することが必要となります。そこには試行錯誤が必要ですので、最初は10や20といった切りの良い数字を基準に設定して使みて自分なりの値幅を決めてください。


※このHPページで紹介しているテクニカル指標を使った取引ルールや売買シグナルの見方は一般的な考え方に基づくものであり、利益の増加や損失の減少を保証するものではありません。ご自身の判断にてお取引いただきますようお願いいたします。


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