相場分析2019年10月14日-10月18日

 

来週の経済指標カレンダー

重要な指標

株式指数

ダウ

[今週の相場まとめ]

月曜日は相場の方向感に乏しかった。米中間の貿易協議の期待や懸念から高下する展開だった。火曜日は新疆ウイグルでの人権侵害を理由にアメリカ商務省が中国企業28社を禁輸リストに追加したことやアメリカ国務省がビザ発給を制限するとの報道から米中間の対立への懸念が高まったことで下落した。一方でパウエルFRB議長が講演で追加利下げに含みを持たせたことは支援材料となり一時上昇する場面もあった。水曜日は米中協議が始まり、合意への楽観的見通しから買いが入った。木曜日は最終的に帰国は否定されたが、中国側代表団の帰国報道で相場が高下した。その後は貿易協議の部分的合意の可能性や、トランプ・アメリカ大統領と劉鶴中国副首相の会談が実現したことを材料に上昇した。金曜日は部分的合意と会談が実際に行われたことで上昇したが、引け際には次の合意に向けて米中間の摩擦が高まるとの見通しから200ドル上げ幅を削って引けた。

経済指標では、火曜日発表のアメリカ生産者物価指数は-0.3%と予想の0.1%を下回った。木曜日の新規失業保険申請件数は21.0万件と予想21.9万件を下回った。消費者物価指数は予想の1.8%を下回り1.7%の横ばいだった。

[来週の見通し]

米中間の懸案であった貿易協議はひとまず主に金融部分での部分的合意と12月に予定されていた追加関税の発動延期という幕引きとなった。今後も次の合意に向けた観測、取り上げられた新疆ウイグルの人権問題に関する発言には注意は必要。進んでいる大統領弾劾に向けた調査の続報、月末のFOMCにおける利下げ期待、再交渉が決定したブレグジット問題の行方などへ市場の話題が移っていくことが考えられる。シリアの攻撃をめぐってトルコに経済制裁を科すかどうかや香港デモなども材料となるか。

[テクニカル分析]

売りトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日  順位 
総合下げ下げ下げ下げ下げ60下げ
MACD下げ下げ下げ下げ下げ60下げ3
アルーン下げ下げ下げ下げ下げ60下げ4
ドンチャン下げ下げ下げ下げ下げ60上げ1
EMA下げ下げ下げ下げ下げ60下げ5
SMA下げ下げ下げ下げ下げ60下げ
先週未使用
AO下げ下げ下げ下げ下げ60下げ
一目均衡表上げ上げ上げ下げ上げ20上げ
パラボリック下げ下げ下げ下げ上げ80上げ2
ROC下げ下げ下げ下げ下げ60下げ
実際下げ下げ下げ上げ上げ
オシレータ
RSI3529354147
ストキャステクス(%K, %D)61,7467,6569,6863,5762,63

ダウの下げが底打つ気配、パラボリックとドンチャンが上げに転じている。

エネルギー

原油

[今週の相場まとめ]

月曜日は米中協議への期待感と難航懸念で高下する展開で、値幅は大きかったが終わってみれば小幅な上昇だった。火曜日はアメリカ政府が新疆ウイグルでの人権侵害を理由に、中国企業28社をブラックリストに追加すると発表するなど米中間の摩擦の高まりから下落した。水曜日の朝方のAPIの原油統計は原油在庫が413万バレル減、ガソリン在庫が594万バレル減、留出油在庫が398万バレル減だった。同日夜のEIAの原油在庫統計は292万バレル増、ガソリン在庫は121万バレル減、留出油在庫は394万バレル減となり売りが入ったが、シリア北部のクルド人勢力をトルコが攻撃したことで中東リスクが高まり上昇した。木曜日は交渉中の中国代表団が帰国するとの報道で下落したが、直後に帰国が否定され元に戻した。この日もシリア情勢の悪化が材料となったほか、OPECのバルキンド事務総長が減産を示唆したことで上昇した。金曜日は米中間の部分的合意が成立したことや、イランのタンカーが攻撃を受けたとの報から上昇した。ベーカー・ヒューズ社発表の原油採掘リグ稼働数は712基(-2基)となり、8週間ぶりの増加となった。

[来週の見通し]

金曜日のサウジアラビア西岸におけるイランのタンカー襲撃事件により、イランとサウジアラビアの間の緊張は再び高まりつつある。ただし、サウジアラビア方向からの攻撃は、当のイランが否定しておりある程度緩和は金曜日の内に緩和されており、今後の続報に注意したい。また、サウジアラビアへの防空部隊の派遣がアメリカ政府より派遣されることが発表された。9月のニュースが実行された形となる。イランとの間の緊張が高まり、月曜日は多少の上げで始まると予想する。また、シリア北部の情勢悪化やイラン・エクアドルでの反政府デモが支援材料として取り上げられる可能性もあるのでニュースに注意したい。

[テクニカル分析]

売りトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合下げ下げ下げ下げ下げ20下げ
ドンチャン下げ下げ下げ下げ下げ20下げ1
MACD下げ下げ下げ下げ下げ20下げ2
一目均衡表上げ下げ下げ下げ下げ20下げ
EMA下げ下げ下げ下げ下げ20下げ3
SMA上げ下げ下げ下げ下げ20下げ
先週未使用
アルーン下げ下げ下げ下げ下げ20下げ4
AO下げ下げ下げ下げ下げ20下げ5
パラボリック下げ下げ下げ下げ下げ20下げ
ROC下げ下げ下げ下げ下げ20下げ
実際上げ下げ上げ上げ上げ
オシレータ
RSI1415112331
ストキャステクス(%K, %D)21,2324,2526,2834,4950,72

先週の陰線に引かれてほとんどのテクニカル指標が下げとなったので、予想の幅が狭い。MACDには上げトレンドへの転換の兆しが見えている。

天然ガス

[今週のまとめ]

月曜日は生産量の拡大から在庫が膨らむとの見通し、気温上昇による需要低下を材料に下落した。火曜日も生産の増加が材料となり下落した。水曜日は月曜日・火曜日の流れと同様で続落した。木曜日はEIAの天然ガス在庫が予想の97Bを上回った98Bだったことで下落し2.200ドルを割り込む展開だった。金曜日は在庫が平均値まで2年ぶりに増加したことが材料とな上値の重い展開だったが、気温低下を材料に小幅に上昇した。

[来週の見通し]

週末は寒波による気温の下落が予想されているが、翌週あるいは再来週の気温は再び上昇するとみられており、来週は需要減からの価格低下が予想される。在庫が増加していることも懸念材料。天気予報と日本時間10月17日23時30分のEIAの天然ガス在庫統計での在庫の増減に注意したい。2週間後以降に再度寒波が予想されるような場合は、最近の売り込みが大きいため大きく上昇する可能性がある。

[テクニカル分析]

売りトレンド

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日  順位
総合下げ下げ下げ下げ下げ80下げ
EMA下げ下げ下げ下げ下げ80下げ1
MACD下げ下げ下げ下げ下げ80下げ2
アルーン下げ下げ下げ下げ下げ80下げ3
SMA上げ上げ下げ下げ下げ80下げ4
一目均衡表上げ上げ上げ下げ下げ20下げ
先週未使用
ドンチャン下げ下げ下げ下げ下げ80下げ5
AO下げ下げ下げ下げ下げ80下げ
パラボリック下げ下げ下げ下げ下げ80下げ
ROC下げ下げ下げ下げ下げ80下げ
実際下げ下げ下げ下げ上げ
オシレータ
RIS1819202022
ストキャステクス(%K, %D)30,2126,2217,710,18,16

直近5日下げ続けるなど下げトレンドが続いていた後で実際のレートは上げに転じた。そのため、どの指標も下げに引かれている。

貴金属

[今週の相場まとめ]

月曜日は米中協議に対する懸念が支援材料だったが、朝方につけた高値をドル高を背景に削っていく展開だった。火曜日は欧州時間に買いが入ったが、立会時間にはドル高から売られる展開となったものの引け前に上昇して引けた。水曜日はユーロ高を背景に上昇したが、米中協議の期待感から売られた。立会時間にはブレグジットへの懸念やシリア情勢の悪化を材料に買いが入った。木曜日は、朝方に中国代表団が帰国したとの報が入り5ドル以上急騰したが、帰国が否定されると上げ幅が一掃された。その後は米中協議への期待によるドル高、トランプ・アメリカ大統領が劉鶴・中国副首相と会談するとの報から10ドル以上急落して引けた。金曜日は、イランのタンカーが紅海で攻撃を受けたとの報から上昇したが、米中貿易協議が部分的合意に達したことや、ブレグジットの離脱案見直しで英国とEUが合意し合意無き離脱が遠のくとの観測から売りが入った。

[来週の見通し]

米中協議は一先ず部分的合意と関税の実施延期で終了したが、新疆ウイグルの人権問題に関するアメリカ政府の発言次第で再び摩擦が高まる可能性がある。また、ブレグジットでは英国とEU側の再交渉が始まる見込となった交渉の行方に注目したい。攻撃を受けたイランのタンカーに関する続報にも注意。

[テクニカル分析]

売りトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合下げ下げ下げ下げ下げ80下げ
EMA下げ下げ下げ上げ下げ80下げ1
一目均衡表下げ下げ下げ下げ下げ80下げ2
MACD下げ下げ下げ下げ下げ80下げ3
ドンチャン上げ下げ上げ上げ下げ60下げ5
SMA下げ下げ下げ上げ上げ40下げ
先週未使用
アルーン下げ下げ下げ上げ上げ40上げ
AO下げ下げ下げ下げ下げ80下げ4
パラボリック下げ下げ下げ下げ上げ40上げ
ROC下げ下げ下げ上げ下げ60下げ
実際下げ下げ上げ下げ下げ下げ
オシレータ
RSI4753524138
ストキャステクス(%K, %D)54,4455,6160,7664,5860,48

値動きが小さくなってきており、レンジ相場になりつつある。

白金

[今週の相場まとめ]

月曜日はドル安一服による金の軟調に連れ安で始まった後、ドル高が一服したことで約15ドル上昇したが、その後の金の軟調を受けて上げ幅を一掃した。火曜日は金の堅調の連れ高となり10ドル以上上昇した。水曜日はユーロ高を背景として続伸したが、金の軟調を受けて下落、その後米中協議への期待感からの株高を受けて上昇して引けた。朝方は中国側代表団への報道により高下した。立会時間にはトランプ・アメリカ大統領が劉鶴・中国副首相と会談するとの報から一時900ドルを超える前上昇したが維持は出来なかった。金曜日はイランのタンカーが攻撃を受けた情報を受けて金が堅調となったことで上昇した。その後は米中協議の進展を受けて金が軟調となったことで白金も売られたが、引けにかけては株高となったことで買い戻されて引けた。

[来週の見通し]

英国側とEU側と離脱条件の話し合いが再開される見通しで合意なき離脱への懸念は後退しつつある。イランのタンカーの攻撃による地政学的リスクの高まりによる金との連動や、ウクライナ大使の証言拒否などの話題があったアメリカ下院の大統領弾劾への調査の進展による株価の動きとの連動にも注意を払いたい。

[テクニカル分析]

売りトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
SMA下げ下げ下げ下げ下げ40下げ1
AO下げ下げ下げ下げ下げ40下げ2
一目均衡表下げ下げ下げ下げ下げ40下げ3
ドンチャン下げ下げ下げ下げ下げ40下げ4
EMA下げ下げ下げ下げ下げ40下げ5
先週未使用
MACD下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
アルーン下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
パラボリック下げ下げ下げ下げ上げ20上げ
ROC下げ下げ下げ下げ下げ20下げ
実際下げ上げ上げ上げ下げ
オシレータ
RSI2836343326
ストキャステクス(%K, %D)13,814,2221,3333,4338,39

先週の下げが今週の上げに比べて強く、テクニカル指標の多くが引かれて下げとなっている。パラボリックが上げトレンドへ転換。

穀物

来週天気予報

天気予報(アメリカ)
・コーンベルト東部:イリノイ州、インディアナ州、オハイオ州
天気:広い範囲で雷雨。今後の予想雨量は平年を上回る。
気温:北部では気温が低下。東部で霜注意報も出ている。ただし、2週間後は平年並みの見込み。
・コーンベルト西部:アイオワ州、ネブラスカ州、ミネソタ州、ミズーリ州
天気:北部で降雪やみぞれ。今後の予想雨量は特に西部で平年を上回る。
気温:北部・西部で気温が低下、広い範囲で吹雪・凍結・霜注意報が広がっている。ただし、2週間後は平年並みの見込み。

大豆

[今週のまとめ]

月曜日は気温低下による霜被害の見方から上昇した。同日のクロップレポートでは落葉率72%(平年87%)、収穫率14%(平年34%)となった。作柄予想は良以上は53%と2%悪化、劣以下が15%と2%の悪化だった。火曜日も収穫が遅れる中の寒波による品質低下懸念からその後、売りが入ったものの10セント以上上昇する場面があった。水曜日は翌日の需給報告待ちの調整局面だったが中国側からの追加購入提案があり上昇した。木曜日の需給報告は予想通りイールドの引き下げ(前月47.9Bu、今月46.9Bu)と在庫の引き下げ(前月15.9%、今月11.4%)となったが、コーンと小麦が軟調となったことで連れ安となった。金曜日は米中間の貿易協議が部分合意に達したこと、中国が大豆39.8万トンを購入したことから上昇した。

[来週の見通し]

先週の需給報告で生産量・イールド共に引き下げられている。作柄が悪化している上、アメリカ北部を寒波が襲っていることで、コーンベルト北部や西部で吹雪やみぞれ、氷点下以下までの気温が低下が発生している。春先の長雨によって収穫期が遅れている大豆の品質、作柄共への影響は必至だと考えられる。10月14日のUSDAのクロップレポートでの作柄予想に注意したい。また、米中協議のひとまずの手打ちから、中国の大豆追加購入に対する期待感の高まりによって月曜日の相場は上げが予想される。

[テクニカル分析]

買いトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合上げ上げ上げ上げ上げ80上げ
EMA上げ上げ上げ上げ上げ80上げ1
ドンチャン上げ上げ上げ上げ上げ80上げ2
MACD上げ上げ上げ上げ上げ80上げ3
SMA上げ上げ上げ上げ上げ80上げ4
一目均衡表上げ上げ上げ上げ上げ80上げ5
先週未使用
アルーン上げ上げ上げ上げ上げ80上げ
AO上げ上げ上げ上げ上げ80上げ
パラボリック上げ上げ上げ上げ上げ80上げ
ROC上げ上げ上げ上げ上げ80上げ
実際下げ上げ上げ上げ上げ
オシレータ
RSI6167667778
ストキャステクス(%K, %D)83,8687,8985,8183,7783,90

全ての指標で上げ一辺倒の予想となった。

コーン

[今週のまとめ]

月曜日は寒波による気温の低下から霜被害が出るとの見通しで上昇した。引け後のUSDAクロップレポートはデント率93%(平年99%)、成熟率58%(平年85%)、収穫15%(平年27%)となり、収穫が始まっているが遅れが目立っている。作柄予想は良以上は56%と1%悪化、劣以下も15%と1%悪化した。火曜日も天候悪化による雪や霜による収量低下や品質低下への懸念から買いが入った。水曜日は翌日の需給報告を控えてポジション整理局面だった。木曜日は予想に反してイールドの引き上げ(前月168.2Bu、今月168.4Bu)となったことで約10セントと大幅に下落した。金曜日は米中間の貿易協議の部分的合意で大豆が上昇したことによる連れ高となり、木曜日の下げ幅を一掃した。

[来週の見通し]

先週の需給報告ではイールドが引き上げられたが、先週のクロップレポートでは作柄が悪化している上、本週末にアメリカ北部を寒波が襲っていることで、北部や西部で吹雪やみぞれ、氷点下以下までの気温が低下が各地で見られている。春先の長雨によって生育が遅れてため北部や西部では収穫率が10%を割り込むような州もあり、寒波の影響は必至だと考えられる。10月14日のUSDAのクロップレポートでの作柄予想に注意したい。

[テクニカル分析]

買いトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合上げ上げ上げ上げ上げ40上げ
ドンチャン上げ上げ上げ上げ上げ40上げ1
MACD上げ上げ上げ上げ上げ40上げ2
SMA上げ上げ上げ上げ上げ40上げ3
一目均衡表上げ上げ上げ上げ上げ40上げ4
EMA上げ上げ上げ上げ上げ40上げ5
先週未使用
アルーン上げ上げ上げ上げ上げ40上げ
AO上げ上げ上げ上げ上げ40上げ
パラボリック上げ上げ上げ上げ下げ20上げ
ROC上げ上げ上げ上げ上げ40上げ
実際下げ上げ下げ下げ上げ
オシレータ
RSI7174705766
ストキャステクス(%K, %D)75,7679,9586,8773,3774,98

先週の月曜日の大幅値上がり以降、上げに引かれている。


※このHPページで紹介している相場の動きの見方や見通しは一般的な考え方に基づくものであり、利益の増加や損失の減少を保証するものではありません。ご自身の判断にてお取引いただきますようお願いいたします。