相場分析2019年11月11日-11月15日

 

来週の経済指標カレンダー

重要な指標

先週の主な経済指標の結果
曜日    経済指標       予想      結果      
月曜日アメリカ製造業新規受注-0.5%-0.6%
火曜日アメリカISM非製造業景況指数53.554.7
JOLT求職7.028M件7.025M件
API原油在庫+426万バレル
APIガソリン在庫-420万バレル
API留出油在庫-165万バレル
水曜日EIA原油在庫+150万バレル+792万バレル
EIAガソリン在庫-180万バレル-282万バレル
EIA留出油在庫-90万バレル-62万バレル
木曜日新規失業保険申請数21.5万件21.1万件
EIA天然ガス在庫統計+45B+34B
金曜日べーカー・ヒューズ石油採掘リグ稼働数691基(前週)684基

株式指数

ダウ

[今週の相場まとめ]

月曜日は先週の雇用統計が好調だったことやアメリカの利下げが支援材料となり上昇した。火曜日は米中協議への楽観的な見方による上げが一服し、小幅な値動きとなった。水曜日はAPECの不開催で米中間の貿易協議の合意が12月へずれ込む可能性があるとの政府高官の話が相場の重しとなり小幅に下落した。木曜日は、中国が米中両国は貿易協議の合意後に相互に関税を廃止すると発表したことで大幅に上昇したが、後半にアメリカ政府から関税の撤回はまだ決定していないと否定する発表があり上げ幅を削った。金曜日はトランプ・アメリカ大統領が再び関税撤回については決定していないと発言したことで貿易協議に対する不透明感が再燃し下落した。

[来週の見通し]

米中間の貿易協議の部分合意に伴って関税撤回を撤回するかどうかで神経戦が続いている。結局、早期に合意の情報が出ると予想するが、関税撤回合意や署名日の決定と言ったヘッドラインニュースに注意したい。それ以外では、発表が続いているアメリカ企業の第3四半期の決算報告やイランの核合意破り、イラン国内でのドローン撃墜の続報に注意したい。

[テクニカル分析]

買いトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日  順位 
総合上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
ドンチャン上げ上げ上げ上げ上げ60上げ1
パラボリック上げ上げ上げ上げ上げ60上げ2
MACD上げ上げ上げ上げ上げ60上げ3
EMA上げ上げ上げ上げ上げ60上げ4
SMA上げ上げ上げ上げ上げ60上げ5
先週未使用
アルーン上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
AO上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
一目均衡表上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
ROC上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
実際上げ上げ下げ上げ下げ
オシレータ
RSI6365656569
ストキャステクス(%K, %D)90,8887,9495,9292,9191,90

ダウは今週もほぼ全ての指標が買いを示している。

エネルギー

原油

[今週の相場まとめ]

月曜日は先週発表の雇用統計が好調だったこと、米中間が基本合意に達したことを交換する市場の流れを引き継いで上昇した。火曜日は米中協議合意への楽観的な見通しと景気改善への期待、イランが核合意を破る動きを見せて中東のリスクが高まったことを材料に上昇した。引け前に発表されたAPI原油在庫統計は原油在庫426万バレル増、ガソリン在庫420万バレル減、留出油165万バレル減だった。水曜日はEIA原油在庫統計が、原油在庫792万バレル(予想150万バレル増)、ガソリン在庫282万バレル減(予想180万バレル減)、留出油在庫62万バレル減(予想90万バレル減)となったことと、米政府高官が米中間の貿易協議の合意が12月にずれ込むとの発言が報道されたことから下落した。木曜日はアジア時間終盤に中国が合意後は米中両国が相互の関税を撤廃すると発表することで上昇したが、アメリカ政府は関税撤回に合意していないと報道されて下落して上げ幅を削った。金曜日は再度トランプ・アメリカ大統領が関税の撤回は合意していないと発言したことを受けて下落したが、安値拾いの買いやベーカー・ヒューズ社発表の原油採掘リグ稼働数は684基(-7基)となったことを材料に上昇した。

[来週の見通し]

来週も米中協議の動向と株価の動きへの連動に注意が必要。また、EIA原油在庫統計ではガソリン在庫や留出油在庫へ在庫増の動きが広がれば、大きく値を下げる可能性がある。サウジアラビアは12月の総会での減産合意を目指し、OPEC加盟国に減産を迫っているとされるが、いまだ具体的な動きは見られていない。イランが核合意破りのウラン濃縮を再開したことや国籍不明のドローンを撃墜したことが報じられているが、今後の続報には注意したい。

[テクニカル分析]

買いトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合上げ上げ上げ上げ上げ80上げ
一目均衡表方向感なし方向感なし方向感なし上げ上げ40上げ
AO上げ上げ上げ上げ上げ80上げ1
ドンチャン上げ上げ上げ上げ上げ80上げ2
MACD上げ上げ上げ上げ上げ80上げ3
ROC上げ上げ上げ上げ上げ80上げ4
先週未使用
パラボリック下げ上げ上げ上げ上げ60上げ
SMA上げ上げ上げ上げ上げ80上げ5
EMA上げ上げ上げ上げ上げ80上げ
アルーン上げ上げ上げ上げ上げ80上げ
実際上げ上げ下げ上げ上げ
オシレータ
RSI5557605558
ストキャステクス(%K, %D)56,8265,7995,8479,6479,80

原油が上げトレンドとなっており、的中率が上がっている。

天然ガス

[今週のまとめ]

月曜日は翌週以降の気温が低下し、暖房用需要が高まるとの見方で上昇した。火曜日も引き続き寒さが強まるとの予報から買いが入ったが、高値警戒感から上値は重かった。水曜日も火曜日と同様には天気予報で寒さが続くとの予報から上昇したが上値が重く下落した。木曜日はEIAの天然ガス在庫が予想の45B増を下回る34B増だったことで上昇したが、この先、2週間の寒さが緩むとの予報で下落した。金曜日はこの先2週間の寒さから天然ガスの暖房用需要が増えるとの見方から買われたが、天気予報が従来の予想より気温が上がり気候が穏やかになるとの予報となったことで下落して引けた。

[来週の見通し]

来週、再来週の予報で寒気が緩んでいるので、寒気による暖房需要の増加の影響は限定的か。ただし、平年気温下回った状態はまだ続く見込み。また、先月末と同様に予報が再度の寒気到来を予測する可能性もあるため、今後の天気予報には特に注意が必要。日本時間11月14日24時30分のEIAの天然ガス在庫統計での在庫の増減に注意したい。先月末の寒波による消費増大が反映されるため予想以上の在庫量の減少には注意したい。

[テクニカル分析]

買いトレンド

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日  順位
総合上げ上げ上げ上げ上げ40上げ
ROC上げ上げ上げ上げ上げ40下げ1
MACD上げ上げ上げ上げ上げ40上げ2
アルーン上げ上げ上げ上げ上げ40上げ3
パラボリック上げ上げ上げ上げ上げ40上げ4
EMA上げ上げ上げ上げ上げ40上げ5
先週未使用
SMA上げ上げ上げ上げ上げ40上げ
ドンチャン下げ上げ上げ上げ上げ40上げ
一目均衡表下げ下げ上げ上げ上げ40上げ
AO下げ下げ下げ上げ上げ40上げ
実際上げ上げ上げ上げ上げ
オシレータ
RSI6873747167
ストキャステクス(%K, %D)89,9290,9694,9493,8988,81

買いトレンドがだが、2.900ドルを前に足踏みをしている。

貴金属

[今週の相場まとめ]

月曜日は好調なアメリカの雇用統計や部分合意が成立したことを受けて株高となる中、軟調な展開だった。欧州の経済指標が上方修正されたことも懸念材料。ただし、世界経済の先行き不安から下値は堅かった。火曜日はアメリカが対中関税の一部の撤回を検討しているとの報で値下がりし、1500ドル台の節目を割り込んで引けた。水曜日は安値拾いの買いが入ったほか、米中間の合意が12月までずれ込むとの米政府高官の発言を受けて上昇した。木曜日はアジア時間終盤に中国政府が、米中合意に伴って関税を段階的に撤廃するとの発表を行ったこと、ドル高と株高を受けて20ドル以上下落したが、立会時間にはアメリカ政府が中国政府の発表を否定する報道がされたことで下げ幅を削った。金曜日はドル高の流れから軟調となったが、立会時間にトランプ・アメリカ大統領が再度関税撤回について否定したことで買い戻されて下げ幅を削った。

[来週の見通し]

9月の直近安値を更新しているため、7月の1450.0ドル台へ迫る可能性がある。週の初めに米中協議についての不透明感が広がっているが関税撤回合意や具体的な合意署名日の日程決定のニュースが入れば、大きく値下がりする可能性があるので注意したい。なお月曜日は退役軍人の日で祝日のため、対外的な動きは鈍い可能性がある。

[テクニカル分析]

売りトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合上げ上げ上げ上げ下げ40下げ
EMA上げ上げ上げ上げ下げ40下げ2
パラボリック上げ上げ下げ下げ下げ40上げ3
ROC上げ上げ下げ下げ下げ40下げ4
アルーン上げ上げ下げ下げ下げ40下げ5
MACD上げ上げ上げ上げ下げ20下げ
先週未使用
ドンチャン上げ上げ下げ下げ下げ40下げ1
一目均衡表上げ上げ上げ上げ下げ40下げ
MACD上げ上げ上げ上げ下げ40下げ
AO上げ上げ上げ上げ下げ40下げ
SMA上げ上げ上げ上げ下げ40下げ
実際下げ下げ上げ下げ下げ
オシレータ
RSI5855434739
ストキャステクス(%K, %D)71,8883,7758,1038,2817,13

月曜日から木曜日は陽線予測だが陰線の展開になっている。金曜日にはトレンド転換しているが、水曜辺りから転換していると考えたい。

白金

[今週の相場まとめ]

月曜日は米中協議の進展期待によるドル高から売りが優勢になり下落して引けた。火曜日はドル高を背景として金につれ安となったが、その後は株高を受けて下げ幅を削った。水曜日は株高一服により売りが入る展開だったが、金の堅調を受けて買い戻された。米中協議の合意がずれ込む報道への反応は弱かった。木曜日はアジア時間終盤に中国政府が、米中間の合意に伴って双方が関税を段階的に撤廃するとの発表を行ったことで金に連れ安となり20ドル以上急落した。金曜日はドル高を受けて軟調となり900ドル台の大台を割り込んだ。その後も金に連れ安となって下落して引けた。

[来週の見通し]

米中間で第一段階の基本合意に達したと報じられたものの関税撤回や時期について不透明感が増している。ただし、関税撤回に合意のニュースが入れば、株高となり白金相場が追従する可能性がある。引き続きヘッドラインに注目。また、現在主要生産地の南アフリカImplats社の発表によれば、同社の鉱山での本年の生産目標の達成には問題なくストライキの影響は小さいとのこと(出展 JOGMEC)。

[テクニカル分析]

売りトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合上げ上げ上げ上げ上げ20下げ
AO上げ上げ上げ上げ上げ20上げ5
ROC上げ上げ上げ上げ下げ40下げ1
パラボリック上げ上げ上げ上げ下げ40下げ2
アルーン上げ上げ上げ上げ下げ40下げ3
SMA上げ上げ上げ上げ上げ20上げ
先週未使用
一目均衡表上げ上げ上げ上げ上げ20下げ
MACD上げ上げ上げ上げ上げ20下げ
ドンチャン上げ上げ上げ上げ下げ40下げ4
EMA上げ上げ上げ上げ上げ20下げ
実際下げ下げ上げ下げ下げ
オシレータ
RSI6861565747
ストキャステクス(%K, %D)84,9183,7274,5858,4438,11

先々週は買いトレンドだったが再度売りトレンドに転換している。

穀物

来週天気予報

天気予報(アメリカ)
・コーンベルト東部:イリノイ州、インディアナ州、オハイオ州
天気:北部で雪。今後2週間の降水量は平年以下の見込み。
気温:この先、北部を中心に冷え込み。
・コーンベルト西部:アイオワ州、ネブラスカ州、ミネソタ州、ミズーリ州
天気:北部で雪。来週の降水量は平年並み、2週間後の降水量は平年以下の見込み。
気温:この先、北部、西部を中心に冷えこみ。

大豆

[今週のまとめ]

月曜日は米中間で合意に達したとの報道が支援材料となった。USDA発表の輸出検証高が強気な内容(今週148.0万トン、前週156.8万トン)だったこと、中国向けが75.2万トン含まれたことから上昇した。同日のクロッププログレスレポートでは収穫率75%(平年87%)となり収穫が進んでいる。火曜日は収穫が進んでいることが懸念材料となった。水曜日は米政府高官が米中間の合意が12月へずれ込む可能性があると発言したことで大きく下落した。木曜日は中国政府が米中合意の後関税を段階的に撤廃すると発表したことで4セント以上上昇したが、立会時間にアメリカ政府が中国の発表を否定すると下落する場面もあったが、この日発表された輸出成約高が180.7万トン(うち中国向け95.6万トン)と前週の94.3万トンを大幅に上回ったことを好感して上昇した。金曜日はUSDAから発表された需給報告で大豆のイールドと生産量が据え置かれたこと、期末在庫が4.7億ブッシェルと前月の4.6億ブッシェルから増加したことを受けて値下がりした。

[来週の見通し]

寒波は品質に影響する可能性はあるが、既に収穫が進行しているため限定的で収穫も終わりに近づいていることは弱材料だと思われる。11月12日のUSDAのクロッププログレスレポート(復員軍人の日で一日遅れ)の影響も小さいだろう。米中間の貿易協議自体は順調に進んでいるが、関税撤回をめぐる発言には注意が必要。先週と同様、中国向けの大口輸出がUSDAの輸出検証高(12日)、輸出成約高(15日)などの報告で確認できれば支援材料となる。

[テクニカル分析]

買いトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合上げ上げ上げ上げ上げ40上げ
EMA上げ上げ上げ上げ上げ40上げ2
SMA上げ上げ上げ上げ上げ40上げ3
一目均衡表上げ上げ上げ上げ上げ40上げ4
AO上げ上げ上げ上げ上げ40上げ5
ROC上げ上げ上げ下げ上げ20上げ
先週未使用
パラボリック下げ上げ上げ上げ上げ20上げ
ドンチャン上げ上げ上げ下げ上げ20下げ
アルーン下げ下げ上げ上げ上げ40上げ
MACD下げ下げ下げ下げ下げ60下げ1
実際上げ下げ下げ上げ下げ
オシレータ
RSI6263595359
ストキャステクス(%K, %D)58,6966,7571,7063,4464,77

動きが小さくなり予想が難しくなってきている。指標はまだ買いトレンドを示しているものが多い。

コーン

[今週のまとめ]

月曜日は輸出検証高が27.5万トンと前週の38.0万トンを下回って低調だったことから売りが入った。引け後発表のUSDAのクロッププログレスレポートでは成熟率96%(平年100%)、収穫率52%(平年75%)、作柄予想は良以上58%で据え置き、劣以下は13%と1%の悪化だった。火曜日は好天によってコーンベルトで収穫が進むとの見方から下落したが、下値は堅かった。水曜日はUSDAの統計でエタノールの生産が増加したことが好感されたが、火曜日に続いて好天で収穫が進むとの見方から下落した。木曜日は輸出成約高が前週の54.9万トンを下回る48.7万トンと低調だったこと、収穫が進み供給が増えるとの見方から下落した。金曜日はUSDAの需給報告でコーンのイールドが前月の168.4ブッシェルから167.0ブッシェルへ生産量が137.7億ブッシェルから136.6億ブッシェルへ共に引き下げられたことを好感して発表直後に買いが入ったが、期末在庫が19.1億ブッシェルと前月の19.2億ブッシェルからほぼ据え置かれたことから売りが入って下落して引けた。

[来週の見通し]

コーンの収穫も終わりに近づいている。寒波が到来しており品質低下への懸念はまだ残っている。11月12日のクロッププログレスレポート (復員軍人の日で一日遅れ )での作柄報告には注意したい。ただし、今期の輸出が引き続き低調なことが相場の重しとなっている。発表される輸出検証高(12日)、輸出成約高(15日)が低調な場合は懸念材料となるので発表に注意したい。

[テクニカル分析]

売りトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合下げ下げ下げ下げ下げ80下げ
ROC下げ下げ下げ下げ下げ80下げ1
MACD下げ下げ下げ下げ下げ80下げ2
SMA下げ下げ下げ下げ下げ80下げ3
アルーン下げ下げ下げ下げ下げ80下げ4
パラボリック下げ下げ下げ下げ下げ80下げ5
先週未使用
ドンチャン下げ下げ下げ下げ下げ80下げ
一目均衡表上げ下げ下げ下げ下げ80下げ
AO上げ上げ上げ下げ下げ20下げ
EMA上げ上げ下げ下げ下げ40下げ
実際下げ下げ下げ下げ上げ
オシレータ
RSI5246454138
ストキャステクス(%K, %D)55,5441,1427,1311,78,4

売りトレンドが継続している。そろそろ底値だろうか。


※このHPページで紹介している相場の動きの見方や見通しは一般的な考え方に基づくものであり、利益の増加や損失の減少を保証するものではありません。ご自身の判断にてお取引いただきますようお願いいたします。