相場分析2019年11月18日-11月22日

 

来週の経済指標カレンダー

重要な指標

先週の主な経済指標の結果
曜日    経済指標       予想      結果      
水曜日アメリカ消費者物価指数+0.3%+0.4%
API原油在庫-50万バレル
APIガソリン在庫+230万バレル
API留出油在庫+90万バレル
木曜日アメリカ生産者物価指数+0.9%+1.1%
アメリカ新規失業保険申請数21.5万件22.5万件
EIA原油在庫+164万バレル+221万バレル
EIAガソリン在庫-116万バレル+186万バレル
EIA留出油在庫-95万バレル-247万バレル
EIA天然ガス在庫統計+1B+3B
金曜日アメリカ小売売上高+0.2%+0.3%
べーカー・ヒューズ石油採掘リグ稼働数684基(前週)674基

株式指数

ダウ

[今週の相場まとめ]

月曜日はトランプ・アメリカ大統領の関税撤回否定発言を受けて米中協議の懸念が再燃して下落で始まったが、運航を停止していたボーイングの新型機の運航が数週間以内に再開されるとの報道で、ボーイング株の上昇がダウの上昇を牽引した。 火曜日はウォルト・ディズニーなど企業業績の好調さから買いが入ったが、この日行われた、アメリカ大統領の演説で米中協議進展についての情報がなかったことが先行きへの不透明感を高めて下落した。水曜日は好調な企業業績とパウエル・FRB議長がアメリカ経済の堅調さを証言したことを材料に買いが入って上昇した。木曜日は世界経済の先行き不透明感が懸念材料となったが小幅な値動きとなり小幅下落で引けた。金曜日は複数のアメリカ政府高官が米中協議の合意署名について前向きな発言を行ったことで市場に楽観論が広がって28000ドル付近案で上昇した。

[来週の見通し]

いよいよ28000ドル台が直前に迫っている。政府高官の発言から米中間の貿易協議の合意に向けた署名の時期が発表される時期も近いのではないだろうか。発表されれば一段の株高が予想される。足元の決算も好調が続いており、土曜日明け方にトランプ・アメリカ大統領が発表したアメリカの減税計画への続報に注意。調査が続いているトランプ・アメリカ大統領の弾劾に向けたアメリカの政治動向は懸念材料。

[テクニカル分析]

買いトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日  順位 
総合上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
ドンチャン上げ上げ上げ上げ上げ60上げ1
パラボリック上げ上げ上げ上げ上げ60上げ2
MACD上げ上げ上げ上げ上げ60上げ3
EMA上げ上げ上げ上げ上げ60上げ4
SMA上げ上げ上げ上げ上げ60上げ5
先週未使用
アルーン上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
AO上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
一目均衡表上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
ROC上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
実際上げ下げ上げ下げ上げ
オシレータ
RSI8386858887
ストキャステクス(%K, %D)90,8889,8989,9092,9693,93

ダウは買いの勢いが強くほぼ全ての指標が今週も買いを示している。

エネルギー

原油

[今週の相場まとめ]

月曜日はイランで大規模な新油田が発見されたとの報道やトランプ・アメリカ大統領の対中関税撤回否定で下落して始まったが、立会時間は米中協議合意への期待感から買いが入って上昇した。火曜日も合意への期待から上げで始まったが、この日のトランプ・アメリカ大統領の演説で合意についての情報が発表されなかったことで不透明感が広がり売りが入った。水曜日は株高やパウエルFRB議長が、アメリカ経済の堅調さを証言したことやOPECバルキンド事務総長が減産の可能性を示唆したことで買いが入った。引け前に発表されたAPI原油在庫統計は原油在庫50万バレル減、ガソリン在庫230万バレル増、留出油在庫90万バレル増だった。木曜日はOPECの月報で来年度の需要見通しが据え置かれたことが支援要因となった。この日発表のEIA原油在庫統計では原油在庫221万バレル増(予想164万バレル増)、ガソリン在庫186万バレル増(予想116万バレル減)、留出油在庫247万バレル減(予想95万バレル減)となったことと、中国の10月の鉱工業生産が予想の+5.4%を下回った+4.7%だったことで下落した。金曜日は米中協議の先行きについて複数のアメリカ政府高官が肯定的な見通しを示したことで楽観的な見通しが市場へ広がったことやベーカー・ヒューズ社発表の原油採掘リグ稼働数は674基(-10基)となったことを材料に上昇した。

[来週の見通し]

来週も米中協議の基本合意への署名がいつ行われるかの動向と株価の動きへの連動に注意が必要。減産実施についてのOPEC事務総長や産油国の石油相の発言の報道や、OPECの12月の総会に向けた関係国の動きや、今後の減産を巡るなどに注目したい。今週はイランでの油田の発見以外に大きなニュースはなかったがイランやトルコなど中東情勢についても注意を払いたい。

[テクニカル分析]

買いトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合上げ上げ上げ上げ上げ40上げ
AO上げ上げ上げ上げ上げ40上げ1
ドンチャン上げ上げ上げ上げ上げ40上げ2
MACD上げ上げ上げ上げ上げ40上げ3
ROC上げ上げ上げ上げ上げ40上げ4
SMA上げ上げ上げ上げ上げ40上げ5
先週未使用
一目均衡表上げ上げ上げ上げ上げ40上げ
パラボリック上げ上げ上げ上げ上げ40上げ
EMA上げ上げ上げ上げ上げ40上げ
アルーン上げ上げ上げ上げ上げ40上げ
実際下げ下げ上げ下げ上げ
オシレータ
RSI6862555651
ストキャステクス(%K, %D)78,9082,7680,7379,8678,74

原油は全体としては上げトレンドだが、陰陽が交互となったため的中率が下がっている。

天然ガス

[今週のまとめ]

月曜日は翌週以降の気温が上昇して暖房用需要が減少するとの見通しから下窓が開いて始まり、取引時間中も売りの勢いが強く下落した。火曜日も気温が上がるとの予報から売りが優勢となったが、2.600ドル付近の下値は固かった。水曜日も天気予報で寒さが弱まるとの予報から下落して始まったが、日本時間朝方の予報で寒さが強まる予報となったことで上昇に転じた。木曜日はEIAの天然ガス在庫が予想の1B増を上回る3B増だったことで下落したが、11月下旬以降の寒さが強まるとの予報で上昇した。金曜日も11月下旬以降の天気予報で気温が更に低下し、暖房用需要が高まるとの見方から上昇した。

[来週の見通し]

来週、再来週の予報では再度の冷え込みが予想されている。日に日に寒さが強まっているので基本的には上昇相場と予想されるが、今後の天気予報には特に注意が必要。在庫の増加ペースが激減し、在庫が減少に転じる時期が近付いている。日本時間11月21日24時30分のEIA天然ガス在庫統計での在庫の予想以上の減少があれば、強い上昇に転じる可能性があるので注目したい。

[テクニカル分析]

買いトレンド

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日  順位
総合上げ上げ上げ下げ下げ40上げ
ROC上げ上げ下げ下げ上げ40下げ1
MACD上げ上げ上げ上げ下げ20下げ
アルーン上げ上げ上げ下げ下げ40下げ2
パラボリック上げ上げ下げ下げ下げ20下げ
EMA上げ上げ上げ上げ上げ40上げ3
先週未使用
SMA上げ上げ上げ上げ上げ40上げ4
ドンチャン上げ上げ上げ上げ上げ40上げ
一目均衡表上げ上げ上げ上げ上げ40上げ
AO上げ上げ上げ上げ上げ40上げ5
実際下げ下げ上げ下げ上げ
オシレータ
RSI8268676766
ストキャステクス(%K, %D)83,7967,4044,1328,3121,20

先週選んだ指標が週の後半に売りトレンド転換を示したが、これは的中せず再度買いトレンドの指標による予想となっている。

貴金属

[今週の相場まとめ]

月曜日は前週の金曜日に米中間の合意に伴って報復関税を廃止するとの報道をトランプ・アメリカ大統領が否定したことから上窓が開いて始まった。その後、アメリカの株式市場が史上最高水準にあることなどを背景に売られて下落した。火曜日は月曜日の流れを引き継いだが、ドル高となったことで下落した。その後、この日のアメリカ大統領の演説で新たな情報がなかったことから米中間の合意署名に対する不透明感が高まって金が買われた。水曜日は米中間の合意への先行き懸念や香港のデモによる混乱を材料に買いが入ったが、パウエルFRB議長が議会証言でアメリカ経済の堅調さから利下げ休止を示唆したことが懸念材料となった。木曜日は中国の鉱工業生産が、予想の+5.4%を下回って4.7%となったことを材料に買いが入った。複数のアメリカ政府高官が米中間の協議の見通しは明るいと発言したことや株高が懸念材料となって下落した。

[来週の見通し]

アメリカ政府高官の発言によって、米中協議署名についての期待感が先行しており値下がりする傾向が続くのではないか。ただし、関税撤回否定などの否定的なニュースは大きく動く可能性があるので注意が必要。決算期の年末に向けてファンドの金の決済が行われて下落する傾向にあるので注意したい。

[テクニカル分析]

売りトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
ドンチャン下げ下げ下げ下げ下げ40下げ1
EMA下げ下げ下げ下げ下げ40下げ2
パラボリック上げ上げ下げ下げ下げ40下げ3
ROC上げ上げ下げ下げ下げ40下げ4
アルーン下げ下げ下げ下げ下げ40下げ5
先週未使用
MACD下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
一目均衡表下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
AO下げ下げ下げ上げ下げ40下げ
SMA下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
実際下げ上げ上げ上げ下げ
オシレータ
RSI4037363337
ストキャステクス(%K, %D)15,410,1110,1517,2425,35

強固な下げトレンド予想となっている。

白金

[今週の相場まとめ]

月曜日は金の値動きに左右された。前半は米中協議への不透明感から上昇し、後半は株高から下落する展開だった。火曜日はドルが堅調だったことから売りが入ったがこの日の米大統領演説で新しい材料がなく米中協議の先行き不透明感が広がって上昇した金に連動した。水曜日は前半は金の堅調から、後半は株高により買いが入って上昇した。木曜日はアジア時間に金の堅調から上昇した。欧州時間に売られたもののドル安を背景に買い戻された。金曜日は複数のアメリカ政府高官の米中協議は順調との発言を好感して、景気回復による需要増との楽観的な見通しから買いが入って上昇した。

[来週の見通し]

米中間で第一段階の基本合意への署名が近づいているとのアメリカ政府高官のコメントが発表され、白金相場は世界経済の回復期待に伴う工業用需要が高まる予想が広がっている他、史上最高値を更新している株高が来週も支援材料となると予想される。

[テクニカル分析]

売りトレンド

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
ROC下げ下げ下げ下げ下げ40下げ1
パラボリック下げ下げ下げ下げ下げ40下げ2
アルーン下げ下げ下げ下げ下げ40下げ3
ドンチャン下げ下げ下げ下げ下げ40下げ4
AO上げ上げ下げ下げ下げ0下げ
先週未使用
SMA下げ下げ下げ下げ下げ40下げ5
一目均衡表下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
MACD下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
EMA下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
実際下げ下げ上げ上げ上げ
オシレータ
RSI4945313133
ストキャステクス(%K, %D)19,36,33,46,1111,18

AOがすべて逆向き予想を出したこと以外は横並びな予想だった。

穀物

来週天気予報

天気予報(アメリカ)
・コーンベルト東部:イリノイ州、インディアナ州、オハイオ州
天気:降雨はなし。今後2週間の降水量は平年並みの見込み。
気温:全体的に強い冷え込み。今後は気温上昇に転じる見込み。
・コーンベルト西部:アイオワ州、ネブラスカ州、ミネソタ州、ミズーリ州
天気:降雨はなし。来週以降の降水量は平年並み見込み。
気温:全体的に強い冷えこみ。今後は気温上昇に転じる見込み。

大豆

[今週のまとめ]

月曜日は前週金曜日のトランプ・アメリカ大統領の関税撤廃否定発言が米中合意への懸念材料となって下落した。火曜日はこの日行われたNYでの米大統領演説で期待されたような合意を巡る新しい材料がなかったことで、不透明感が高まったままとなり相場の方向性に欠けた。水曜日は中国が大豆を購入しているとの報から上昇する場面も見られたが、米中合意に対する不透明感を払拭はできず下落した。木曜日は実際に中国が12.9万トンの大豆を購入したとUSDAから発表されたことが支援材料となって上昇して引けた。金曜日はこの日発表された輸出成約高が前週の180.7万トンほどではないものの125.6万トンと高水準だったことや、アメリカ政府高官が署名は近いと述べたことで楽観論が広がり大豆も上昇した。

[来週の見通し]

大豆の収穫は進行しており間もなく終了すると考えられる。11月18日のUSDAのクロッププログレスレポートで確認はしておきたい。また、米中間の貿易協議は合意の署名に向けて順調に進んでいるとの発表で買いの勢いが強くなっているので続報に注意したい。中国向けの大口輸出が続いているがこの動きが今後も継続するのかどうか、USDAの輸出検証高(18日)・輸出成約高(22日)などの報告の内容に注意したい。

[テクニカル分析]

売りトレンド

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合上げ上げ下げ下げ下げ20下げ
MACD下げ下げ下げ下げ下げ40下げ1
EMA上げ上げ下げ下げ下げ20下げ
SMA上げ上げ下げ下げ下げ20下げ
一目均衡表上げ上げ上げ下げ下げ0下げ
AO上げ上げ上げ下げ下げ0下げ
先週未使用
ROC上げ下げ下げ下げ下げ40下げ2
パラボリック上げ下げ下げ下げ下げ40下げ3
ドンチャン上げ下げ下げ下げ下げ40下げ4
アルーン上げ下げ下げ下げ下げ40下げ5
実際下げ下げ下げ上げ上げ
オシレータ
RSI4739473845
ストキャステクス(%K, %D)58,5445,321,6,55,610,18

週のなかばから下げトレンドへ転換しているが、転換後に実際の相場が上げたため的中率が下がった。

コーン

[今週のまとめ]

月曜日は祝日のため大きな動きはなかったが、前週金曜日の需給報告でのイールド下方修正を材料に買いが入ったが、大豆に連れ安となった。火曜日はUSDA発表の輸出検証高が56.0万トンと前週の28.3万トンを上回って好調だったことで買いが入った他、ショートカバーなどの動きも見られ上昇した。水曜日は火曜日発表のクロッププログレスレポートで収穫の進展が確認されたことに加えて今後の好天によってコーンベルトで収穫が進むとの見方から下落した。木曜日は水曜日の流れを引き継いだが、この日発表のUSDAの統計でエタノールの生産が増加したにもかかわらず在庫が減少したことが好感されて下値は固かった。金曜日も収穫進展見通しから下落したが、USDA輸出成約高が58.1万トンと前週の48.7万トンを上回ったことが好感されて下値を支えた。

[来週の見通し]

遅れていたコーンの収穫が、コーンベルトの好天によって進展している。月曜日のクロッププログレスレポートで、大きな収穫の進展が見られればさらなる下落が予想される。この他、引き続き今期の輸出が低調なことが相場の重しとなっているが、発表される輸出検証高(18日)、輸出成約高(22日)の内容に注意したい。今週、中国がアメリカ産の鶏肉の輸入を解禁したことで飼料需要が今後高まる可能性はあるが、短期的には影響は小さいだろう。

[テクニカル分析]

売りトレンド

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合下げ下げ下げ下げ下げ80下げ
ROC下げ下げ下げ下げ下げ80下げ1
MACD下げ下げ下げ下げ下げ80下げ2
SMA下げ下げ下げ下げ下げ80下げ3
アルーン下げ下げ下げ下げ下げ80下げ4
パラボリック下げ下げ下げ下げ下げ80下げ5
先週未使用
ドンチャン下げ下げ下げ下げ下げ80下げ
一目均衡表下げ下げ下げ下げ下げ80下げ
AO下げ下げ下げ下げ下げ80下げ
EMA下げ下げ下げ下げ下げ80下げ
実際下げ上げ下げ下げ下げ
オシレータ
RSI3328353534
ストキャステクス(%K, %D)10,219,317,2715,1519,14

陰線が多いが底値はかたい。


※このHPページで紹介している相場の動きの見方や見通しは一般的な考え方に基づくものであり、利益の増加や損失の減少を保証するものではありません。ご自身の判断にてお取引いただきますようお願いいたします。