相場分析2019年11月25日-11月29日

 

来週の経済指標カレンダー

重要な指標

先週の主な経済指標の結果

曜日    経済指標       予想      結果      
火曜日アメリカ建築許可件数138万件146万件
API原油在庫+595万バレル
APIガソリン在庫+335万バレル
API留出油在庫-219万バレル
APIクッシング原油在庫-135万バレル
水曜日EIA原油在庫+164万バレル+221万バレル
EIAガソリン在庫-116万バレル+186万バレル
EIA留出油在庫-95万バレル-247万バレル
EIAクッシング在庫
木曜日アメリカ中古住宅販売547万戸546万戸
アメリカ新規失業保険申請数21.9万件22.7万件
EIA天然ガス在庫統計+18~-89B-94B
金曜日べーカー・ヒューズ原油採掘リグ稼働数674基(前週)671基

株式指数

ダウ

[今週の相場まとめ]

月曜日は米中協議の先行きを中国側が悲観的に見ているとの報道で下落したが、ファーウェイに対するアメリカの禁輸措置猶予が延期されたことを好感して28000ドル台まで上昇した。火曜日は貿易協議で合意できなければ関税を引き上げるとトランプ大統領が発言したことや、アメリカ議会による大統領弾劾の調査報道、冴えない小売企業決算が懸念材料となり下落した。水曜日は前日にアメリカ上院が香港人権法案を可決したことが米中間の対立を高めると懸念が高まり下落した。通商協議の署名が来年に延期されると報道されたことも懸念材料となったが、ホワイトハウスが通商協議は順調であるとコメントしたことで、買い戻されて下げ幅を削った。木曜日は上院に続いて下院が香港人権法案を可決したが、中国の劉鶴副首相が、合意に自信と述べたと報じられたことで上昇した。中国向けの関税が延期されるとの見方も支援材料となり小幅上昇となった。金曜日は米中の首脳が、通商協議への肯定的と報道されたことで上昇して引けた。

[来週の見通し]

来週も米中通商協議の合意がいつ行われるかと香港人権法案の大統領署名・香港で続くデモが材料となると考えられる。中国向け関税発動時期は3週間後に迫っているため、関税に関する発言に特に注意したい。アメリカで進む大統領弾劾調査の報道も見ておきたい。金曜日は感謝祭前の祝日のため流動性が小さくなると予想される。取引の場合は注意。

[テクニカル分析]

買いトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日  順位 
総合上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
ドンチャン上げ上げ上げ上げ上げ60上げ1
パラボリック上げ上げ上げ下げ下げ20下げ
MACD上げ上げ上げ上げ上げ60下げ2
EMA上げ上げ上げ上げ上げ60上げ3
SMA上げ上げ上げ上げ上げ60上げ4
先週未使用
アルーン上げ上げ上げ上げ上げ60上げ5
AO上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
一目均衡表上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
ROC上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
実際上げ下げ下げ上げ上げ
オシレータ
RSI8788888171
ストキャステクス(%K, %D)96,9995,9187,7071,5354,40

ダウは買いの勢いが強くほぼ全ての指標が今週も買いを示している。

エネルギー

原油

[今週の相場まとめ]

月曜日は米中通商協議について中国側が悲観的との報道で需要の下振れ懸念が高まり下落した。火曜日も通商合意への不透明感やロシアが減産強化に否定的と報道されたこと、非OPEC諸国の増産が来年も続くとの見通しから下落した。引け前に発表されたAPI原油在庫統計は原油在庫595万バレル増、ガソリン在庫335万バレル増、留出油在庫219万バレル減、クッシング原油在庫135万バレル減だった。水曜日発表のEIA原油在庫統計では原油在庫137万バレル増、ガソリン在庫175万バレル増、留出油在庫97万バレル減、クッシング原油在庫229万バレル減となったことで上昇した。木曜日は米中貿易協議の先行きについて中国の劉鶴副首相が肯定的な見方を示したこと、OPECプラスが減産遵守継続を強調したことが支援材料となった。金曜日は米中両国の首脳が貿易協議に対して肯定的な発言をしたことが報じられて上昇したのち、利益確定売りが入って下落して引けた。ベーカー・ヒューズ社発表の原油採掘リグ稼働数は671基(-3基)だった。

[来週の見通し]

OPECは来年以降の減産継続は確定的になりつつあるが、来週の原油相場は来月12月5日のOPECプラスの会合までの様子見となることが予想される。その中でも米中協議の合意が成立するような場合や関税が撤回・免除されるような場合は大きな上昇が、署名延期が決定すれば下落が予想されるので情報に注意したい。また、中東のイラクで大規模な反政府デモに治安部隊が発砲したと伝えられている。イラクからの原油輸出(日量350万バレル)に影響が出る可能性が高まってきたと伝えられているためこちらにも注意を向けたい。

[テクニカル分析]

買いトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合上げ上げ上げ上げ上げ20上げ
AO上げ上げ上げ上げ上げ40上げ2
ドンチャン上げ上げ下げ上げ上げ20上げ
MACD上げ上げ下げ下げ上げ20上げ
ROC上げ上げ下げ上げ上げ20上げ
SMA上げ上げ上げ上げ上げ40上げ3
先週未使用
一目均衡表上げ上げ上げ上げ上げ40上げ4
パラボリック上げ上げ下げ下げ上げ60上げ1
EMA上げ上げ上げ上げ上げ40上げ5
アルーン上げ上げ下げ下げ上げ20上げ
実際下げ下げ上げ上げ下げ
オシレータ
RSI6156516159
ストキャステクス(%K, %D)86,9873,4850,341,7155,91

原油は全体としては上げトレンドだが実際の下げも多く的中率が下がっている。

天然ガス

[今週のまとめ]

月曜日は翌週以降に大量消費地である東部の気温が上昇して暖房用需要が減少するとの見通しから下落した。火曜日も気温が上がるとの予報から売りが優勢となり2.500ドルを割り込むまで売られた。水曜日も暖かくなるとの予報から下落して始まったが、最新の予報で従来より寒さが強まると予想されたことで上昇に転じ2.550ドルまで買われた。木曜日はEIAの天然ガス在庫が各社予想の18Bから89B減少を上回る94Bの減少だったことで一時上昇したが、12月上旬の寒さが弱まるとの予報で下落した。その後引けにかけて買い戻されて上昇して引けた。金曜日は12月上旬の天気予報で気温が更に低下し、暖房用需要が高まるとの見方から上昇し2.700ドル付近まで上昇した。

[来週の見通し]

12月上旬の予報では東部で再度の冷え込みが予想されているが、南部から気温も上がっており、週の初めが上昇下落かは週末の天気予報が左右しそうだ。一方で天然ガス在庫は冬を前にして需要の急増により減少に転じている。日本時間11月28日24時30分のEIA天然ガス在庫統計での在庫減少程度は寒気が去ったことで今週より小さくなると思われるので注目したい。

[テクニカル分析]

売りトレンド

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日  順位
総合上げ上げ上げ上げ上げ60下げ
ROC下げ下げ下げ下げ下げ40下げ2
アルーン下げ下げ下げ下げ下げ40下げ3
EMA上げ上げ上げ上げ上げ40上げ4
SMA上げ上げ上げ上げ上げ60下げ1
AO上げ上げ上げ上げ上げ40上げ5
先週未使用
MACD下げ下げ下げ下げ下げ0下げ
パラボリック下げ下げ下げ下げ下げ0下げ
一目均衡表上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
ドンチャン上げ上げ下げ上げ上げ40上げ
実際下げ下げ上げ上げ上げ
オシレータ
RSI6644394542
ストキャステクス(%K, %D)27,3117,011,15,1514,15

今週の初めの価格下落によって、下げトレンドへ転換した。

貴金属

[今週の相場まとめ]

月曜日は米中協議への進展期待から売りが入って始まったが、中国政府が協議の先行きについて悲観的となっていると報道されると一転上昇して引けた。火曜日は米中協議への進展の不透明感からリスク回避の買いが入って上昇したが、立会時間に売りが入って小幅上昇となった。水曜日は香港人権法案をアメリカ議会上院が可決したことで、米中間の新たな火種となる懸念や通商協議の署名が延期される可能性が報道されて買いが入ったが、ホワイトハウスが、米中協議は順調とのコメントを出すと下落して引けた。木曜日は引き続き香港人権法案を巡る米中対立懸念から買いが入ったが、中国の劉副首相が通商合意に自信と述べたと報じられると10ドル近く下落して引けた。金曜日は一時始値より10ドル近く上昇したものの、米中の首脳が通商協議について肯定的なコメントをしたことで売りが入り下落して引けた。

[来週の見通し]

両国首脳の発言によって、米中協議の署名に向けての期待感があり、値下がり傾向が続く。ただし、関税撤回ついてはアメリカ政府が慎重と伝えられて以来変化ががないため、香港人権法案への署名問題や、中国側の対応など続報に注意したい。今週もアメリカ議会で大統領弾劾に向けた調査が行われているので、続報には注意したい。

[テクニカル分析]

売りトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合下げ下げ下げ下げ下げ60下げ
ドンチャン下げ下げ下げ下げ下げ60下げ1
EMA下げ下げ下げ下げ下げ60下げ2
パラボリック下げ下げ下げ上げ上げ20上げ
ROC上げ上げ下げ下げ下げ60上げ3
アルーン下げ下げ下げ下げ上げ40上げ
先週未使用
MACD下げ下げ下げ下げ下げ60下げ4
一目均衡表下げ下げ下げ下げ下げ60下げ5
AO下げ下げ下げ下げ下げ60下げ
SMA下げ下げ下げ下げ下げ60下げ
実際上げ上げ下げ下げ下げ
オシレータ
RSI3942392825
ストキャステクス(%K, %D)30,3135,3942,5549,4455,56

強固な下げトレンド予想だったが、上げトレンドへの転換の兆しが見えている。

白金

[今週の相場まとめ]

月曜日は米中協議について中国政府が悲観的に見ているとの報道が支援材料となって買いが入って上昇した。火曜日は金が堅調となったことと為替がドル安となったことから上昇して910.0ドルを突破した。水曜日も金に連動した値動きとなり、終値で6ドル近く上昇した。木曜日は香港人権法案を巡って米中間の対立が高まるとの見方からリスク回避の買いが入って一時925.0ドル付近まで10ドル以上上昇したが、ドル高となったことで売りが入り下落で引けた。金曜日は米中の首脳が、両国の間の通商協議に対して楽観的な見通しを示したことから売りの勢いが強く、始値に対して25ドル近く下落して引けた。

[来週の見通し]

今週は中国習近平国家主席の意欲を示す発言があったことで、米中間の通商協議に対する期待が高まっているが、そろそろ具体的な次の材料待ちではないかと考えられる。白金は金にも株にも反応するが株の動きが小さくなっているので、金に連れ高となる可能性が高いのではないだろうか。

[テクニカル分析]

買いトレンド

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合下げ下げ下げ下げ下げ40上げ
ROC下げ下げ下げ下げ上げ20上げ4
パラボリック下げ下げ下げ上げ上げ0上げ
アルーン下げ下げ下げ下げ上げ20上げ5
ドンチャン下げ下げ下げ上げ上げ0下げ
SMA下げ下げ下げ下げ下げ40下げ1
先週未使用
AO下げ下げ下げ下げ下げ40上げ2
一目均衡表下げ下げ下げ方向感なし上げ0方向感なし
MACD下げ下げ下げ上げ上げ0上げ
EMA下げ下げ下げ下げ上げ40下げ3
実際上げ上げ上げ下げ下げ
オシレータ
RSI3940454537
ストキャステクス(%K, %D)18,2828,3944,6660,7674,80

的中率が極端に低い指標が出ている。

穀物

来週天気予報

天気予報(アメリカ)
・コーンベルト東部:イリノイ州、インディアナ州、オハイオ州
天気:南部の広い範囲で雨、中部ではみぞれ。来週の降水量は平年並みから上回る見込み。
気温:冷え込みが北部で強まる。今後は気温が上昇する見込み。
・コーンベルト西部:アイオワ州、ネブラスカ州、ミネソタ州、ミズーリ州
天気:中部から南部の広い範囲でみぞれ。来週の降水量は平年並みから上回る見込み。
気温:冷えこみが北部で強まる・今後は気温が上昇する見込み。

大豆

[今週のまとめ]

月曜日は中国側がアメリカとの通商合意について悲観的との報道で先行き不透明感が高まって売りが入った。この日USDAが発表した輸出検証高は153.2万トン内中国向け91.3万トンと前週の134.7万トンを上回って好調だったが、市場の反応は小さかった。引け後のクロッププログレスレポートでは大豆の収穫率は91%に達した(前週85%、前年91%、平年95%)。火曜日は米中間の貿易協議の合意への期待感から買いが入って6セント以上上昇したが、ポジション整理の売りが上げ分を削って横ばいで引けた。水曜日は前日夜にアメリカ上院が香港人権法案を可決したことで、米中間の対立が高まるとの観測から売りが入った。加えて貿易協議の署名が来年以降にずれ込む可能性が報道されたことが相場の重しとなった。その後ホワイトハウスが、米中間の協議は順調であるとのコメントを出したことで、下げ止まったものの下落して引けた。木曜日は香港人権法案がアメリカ下院も通過し、大統領署名も行われる見通しとなったことが、懸念材料となった売りが入った。この日USDAが発表した輸出成約高が、151.6万トンと前週の125.6万トンを上回ったことから買い戻されたが、上昇したところを売り直されて900.0セントの大台を割り込んだ。金曜日は米中首脳の貿易協議に対する前向きな発言が買い材料となり一時900.0セントを回復したが、署名が来年にずれ込む懸念が再燃して売りが入り、895.0セント付近まで下落した。

[来週の見通し]

大豆の収穫は間もなく終了だが、11月25日のUSDAのクロッププログレスレポートで終了の確認はしておきたい。今週も米中の貿易協議合意や香港人権法案について政府高官の発言に注目があつまる。輸出に関しては今週も中国向けの大口輸出が続いている。売りで入るなら立会時間前に行われるUSDAの輸出検証高(25日)・輸出成約高(28日)の発表に注意が必要。

[テクニカル分析]

売りトレンド

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合下げ下げ下げ下げ下げ80下げ
MACD下げ下げ下げ下げ下げ80下げ1
ROC下げ下げ下げ下げ下げ80下げ2
パラボリック下げ下げ下げ下げ下げ80下げ3
ドンチャン下げ下げ下げ下げ下げ80下げ4
アルーン下げ下げ下げ下げ下げ80下げ5
先週未使用
EMA下げ下げ下げ下げ下げ80下げ
SMA下げ下げ下げ下げ下げ80下げ
一目均衡表下げ下げ下げ下げ下げ80下げ
AO下げ下げ下げ下げ下げ80下げ
実際下げ上げ下げ下げ下げ
オシレータ
RSI4745332922
ストキャステクス(%K, %D)15,2314,09,52,02,0

今週の大豆の下げは強かったため、ストキャスティクスが0に張り付く状態で売りの過熱感が見られる。

コーン

[今週のまとめ]

月曜日はアメリカでのコーンの収穫の進展見通しと、南米のコーン産地で生育に適した雨が降っていることから下落した。この日USDAから発表された輸出検証高は63.7万トンと58.0万トンを上回ったが、材料としては弱かった。引け後に発表されたコーンのクロップスプログレスでは収穫率は76%と前週の66%から進展したものの前年の89%、平年の92%に比べると低かった。火曜日はクロップスプログレスレポートでの収穫の進展が小さかったことと、USDAから19.1万トンの大口成約が発表されたことを好感して上昇したが、売り直されて下落となった。水曜日は米中通商協議の進展期待の後退を材料に売りが入った。この日のエタノール統計は先週と同様生産量の増加(今週103.3万バレル/日、前週103.0万バレル/日)と在庫の減少(今週2051.4万バレル、前週2098.5万バレル)が見られたが特に材料視されなかった。木曜日はUSDA発表の輸出成約高が、83.3万トンと前週の58.1万トンを上回ったことから買いが入って上昇した。金曜日は米中首脳の通商協議を巡る発言を材料に買われたが、南米産地が生育に適した天候となっていることが懸念材料となり売られたが、ほぼ横ばいとなり値動き自体も約3セントと小さかった。

[来週の見通し]

コーンの収穫は遅れてはいるが進展している。ただし、直近の週末は悪天候が続いており、収穫がさらに遅れる可能性がある。月曜日のクロッププログレスレポートも終わりに近づいているが、収穫の進展情報には注意したい。前週はコーンの輸出成約高が増えたことで相場が上昇した。今後も収穫の進展とともに下げが予想されるが、USDAの輸出検証高(25 日)・輸出成約高(28日) などで買われた所を狙いたい。

[テクニカル分析]

売りトレンド

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
ROC下げ下げ下げ下げ下げ40下げ1
MACD下げ下げ下げ下げ下げ40下げ2
SMA下げ下げ下げ下げ下げ40下げ3
アルーン下げ下げ下げ下げ下げ40下げ4
パラボリック下げ下げ下げ下げ下げ40下げ5
先週未使用
ドンチャン下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
一目均衡表下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
AO下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
EMA下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
実際下げ上げ下げ上げ上げ
オシレータ
RSI3327232126
ストキャステクス(%K, %D)10,04,04,145,210,14

下げが強いため、指標の多くが下げとなっている。


※このHPページで紹介している相場の動きの見方や見通しは一般的な考え方に基づくものであり、利益の増加や損失の減少を保証するものではありません。ご自身の判断にてお取引いただきますようお願いいたします。