相場分析2019年11月4日-11月8日

 

来週の経済指標カレンダー

重要な指標

株式指数

ダウ

[今週の相場まとめ]

月曜日はFOMCでの利下げ観測や米中貿易協議の進展が発表されたことで、合意への期待が膨らんで上昇した。火曜日は開催中のFOMCの様子見相場だったが、APECで米中貿易協議の部分合意署名が行われない可能性が報道されたことで約100ドル下落した。その後合意は崩れていないとの米政府高官の発言で持ち直した。水曜日はFOMC後に一時下落したが、市場の予想通り0.25%の利下げ発表後は一方的に上昇した。この日、チリが国内の騒乱を理由にAPECの開催を断念するとの報が入ったが、アメリカ政府は現地で予定していた米中貿易協議の部分合意は予定通り行うと発表している。木曜日はアップルやフェイスブックなど企業の好決算を受けて買われたが、米中通商合意を巡る不透明感から売りが強まり下落した。金曜日は予想以上に好調な雇用統計と米中の貿易協議が第一段階の基本合意に達したと新華社が報道したことを受けて上昇した。

経済指標では、火曜日発表のアメリカ消費者信頼感指数は125.9と予想の128.0を下回った。水曜日発表の全米雇用報告は民間部門雇用者数が12.5万に増と予想の12.0万人を上回った。アメリカの第3四半期GDPは予想1.6%に対し結果1.9%と上回った。木曜日の新規失業保険申請件数は21.8万件と予想の21.5万件をうわまわった。金曜日発表の雇用統計は非農業部門雇用者数12.8万人増、予想8.9万人増と好調、ISM製造業景気指数は予想の48.9を下回る48.3と軟調だった。以上の通りまちまちな結果だった。

[来週の見通し]

来週はFOMCでの利下げや雇用統計発表が行われたこともあり、公表が進んでいるアメリカ企業の第3四半期の決算発表へ焦点が移ると考えられる。11月のAPECで予定されていた合意への署名は、APECがチリ国内の騒乱を理由に開催が中止となったため流れた。予定されていた部分合意への署名は日曜日時点で、アメリカ側はコーンベルトのアイオワ州での実施を希望している模様。

[テクニカル分析]

買いトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日  順位 
総合上げ上げ上げ上げ上げ80上げ
ドンチャン上げ上げ上げ上げ上げ80上げ1
パラボリック上げ上げ上げ上げ上げ80上げ2
MACD上げ上げ上げ上げ上げ80上げ3
アルーン下げ上げ上げ上げ上げ60上げ
EMA上げ上げ上げ上げ上げ80上げ4
先週未使用
SMA上げ上げ上げ上げ上げ80上げ5
AO上げ上げ上げ上げ上げ80上げ
一目均衡表上げ上げ上げ上げ上げ80上げ
ROC上げ上げ上げ上げ上げ80上げ
実際上げ上げ上げ下げ上げ
オシレータ
RSI6277757459
ストキャステクス(%K, %D)60,6364,8478,8789,9684,69

ダウは買いトレンド、ほぼ全ての指標が買いを示している。1日以外上げたので当然の結果。

エネルギー

原油

[今週の相場まとめ]

月曜日は日曜日に発表された中国の工業利益が2か月連続のマイナスとなったことで需要減少懸念が高まり下落した。その後は株式市場の高値を材料にした買いが入った。OPECプラスによる協調減産拡大の期待が後退したことが懸念材料となった他、米中貿易協議の部分合意がAPECでは行われない可能性が報道されて下落した。引け前に発表されたAPI原油在庫統計は原油在庫59万バレル増、ガソリン在庫159万バレル増、留出油199万バレル増だった。水曜日ははEIA原油在庫統計が、原油輸入量が増えたため、原油在庫570万バレル(予想50万バレル増)、ガソリン在庫303万バレル減、留出油在庫103万バレル減となったことで売りが入った。ただし、石油精製物の在庫が減少していることは下値を支えた。木曜日は中国の10月のPMIが弱かったことや米中貿易摩擦が長期化しエネルギー需要が減少するとの懸念から売られた。金曜日は雇用統計の予想以上の好調な結果を受けて上昇、ISM製造業景気指数が市場予想を下回ったことを受けて下落、米中が第一段階の合意に達したとの新華社の報道を受けて上昇と相場の高下が激しかった。ベーカー・ヒューズ社発表の原油採掘リグ稼働数は691基(-5基)となり支援材料となった。

[来週の見通し]

来週6日発表のEIA原油在庫統計での原油在庫の動き、特に需要期並みの消費と在庫減が続いているガソリン在庫と留出油在庫に注目したい。また、ロシアが慎重なため、減産拡大は現時点では難しいと思われるが、OPECプラスが減産を拡大するのかの続報、イラクで続く反政府デモなどの続報も注意したい。

[テクニカル分析]

買いトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合上げ上げ上げ上げ上げ20上げ
ドンチャン上げ上げ上げ上げ上げ20上げ3
MACD上げ上げ上げ上げ上げ20上げ4
パラボリック上げ上げ上げ上げ下げ0下げ
ROC上げ上げ上げ上げ上げ20上げ5
SMA上げ上げ上げ上げ上げ20上げ
先週未使用
EMA上げ上げ上げ上げ上げ20上げ
アルーン上げ上げ上げ上げ上げ20上げ
AO下げ上げ上げ上げ上げ40上げ2
一目均衡表下げ下げ下げ下げ下げ80下げ1
実際下げ下げ下げ下げ上げ
オシレータ
RSI7065635546
ストキャステクス(%K, %D)94,9786,7379,6764,6551,33

10月21日の週の上げにテクニカルが引っ張られている。全く当たらない週だった。

天然ガス

[今週のまとめ]

月曜日は翌週以降の気温が従来より上昇するとの予報で軟化して始まったが、最新の予報で冷え込みが強くなり、暖房需要が高まるとの見通しから買いが入って上昇した。火曜日も引き続き寒さが続くとの予報から強い買いが入った。水曜日は天気予報で寒気が11月半ばまで続くとの予報から続けて上昇した。木曜日に発表のEIAの天然ガス在庫が予想の86Bを上回った89B増だったこと、この先2週間の寒さが緩むとの予報で下落した。金曜日はこの先2週間の寒さが強まるとの予報から買われ一時2.800ドルを突破した。

[来週の見通し]

来週以降の気温は寒波が到来しており低下する予報。特に東部側に寒気が張り出しており、大量消費地での気温低下予測によって引き続き買いが入る可能性がある。ただし、再来週の予報では寒気自体が緩んでいるので、週の後半には寒気の影響は限定的か。今後の天気予報と日本時間11月7日24時30分のEIAの天然ガス在庫統計での在庫の増減に注意したい。

[テクニカル分析]

買いトレンド

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日  順位
総合上げ上げ上げ上げ上げ80上げ
ROC上げ上げ上げ上げ上げ80下げ1
MACD上げ上げ上げ上げ上げ80上げ2
アルーン下げ上げ上げ上げ上げ60上げ3
パラボリック下げ上げ上げ上げ上げ60上げ4
EMA下げ上げ上げ上げ上げ60上げ5
先週未使用
SMA下げ上げ上げ上げ上げ60上げ
ドンチャン下げ上げ上げ上げ上げ60上げ
一目均衡表下げ下げ上げ上げ上げ40上げ
AO下げ下げ下げ上げ上げ20上げ
実際上げ上げ上げ下げ上げ
オシレータ
RSI5162737873
ストキャステクス(%K, %D)60,6076,9579,8490,9386,81

買いトレンドが強くなっており、過熱感がみられているが、順張りの買いか。

貴金属

[今週の相場まとめ]

月曜日はFRBの利下げ観測から買いで始まったが、米中の貿易協議が順調に進展していることから株高となったため金は下落した。火曜日はイギリスでEU離脱をめぐって野党が12月の総選挙に同意したことから売りが入った。後半にはAPECで予定されている米中の合意がなされない可能性との報道から買いが入った。ただ、合意は崩れていないとの米政府高官の発言を受けて上値は重かった。水曜日は利下げ後のユーロ高を受けて買いが優勢で始まったがアメリカの第3四半期GDPが予想1.6%を上回り、結果1.9%と好調だったことで売りに転じた。FOMCでの利下げ発表後、FRB議長会見で利下げの休止が示唆されドル高となったことで10ドル以上下落した。その後、ドル高一服となお一段の利下げの可能性はあるとの見方から下げ幅分を戻し、更に上昇して引けた。木曜日は米中間の通商協議が長期化するとの懸念から買いが入った。中国がアメリカとの長期的で包括的な通商合意を疑問視しているとのニュースが流れたことも支援材料となった。金曜日は予想以上に良好な雇用統計を受けて売られ、アメリカISM製造業景気指数が予想を下回ったことを材料に買われ、米中が第一段階の基本合意に達したとの報道を受けた株高を背景に売られるといった具合に高下した。

[来週の見通し]

前週のFOMCで予想通りの利下げ幅で利下げされたほか、雇用統計も終了、ブレグジットも離脱期限が延期、米中通商協議は第一弾の基本合意が成立と材料を消化したと考えられる。基本的に上値は重いと考えられるが、過去最高値に迫りつつあるダウの動向に特に注意したい。

[テクニカル分析]

買いトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
パラボリック上げ上げ上げ上げ上げ60上げ2
ROC上げ上げ上げ上げ上げ60上げ3
EMA下げ下げ下げ上げ上げ80上げ1
ドンチャン上げ上げ下げ下げ上げ20上げ
アルーン上げ上げ上げ上げ上げ60上げ4
先週未使用
一目均衡表下げ下げ下げ下げ下げ40上げ
MACD上げ上げ上げ上げ上げ60上げ5
AO下げ下げ下げ下げ上げ60上げ
SMA下げ下げ下げ上げ上げ20上げ
実際下げ下げ上げ上げ上げ
オシレータ
RSI5642405162
ストキャステクス(%K, %D)68,6667,3843,2635,4
0
50,85

21日の週の上げに引っ張られて方向性がなくなってきた。

白金

[今週の相場まとめ]

月曜日はFRBの利下げ観測やパラジウムが堅調だったことが支援材料となったが、株高を受けて金が下落したことで白金も下落した。火曜日は金相場の動きに左右された。欧州時間前半は金に連れ高、後半は金に連れ安となった。結局ドル安が一服したことで上昇した。水曜日は金に連れ高で上昇したが、この日発表のアメリカの第3四半期GDPが予想以上に好調となったことから売りが入った。その後、FOMC終了後のドル高で値下がりしたが、利下げが行われたことで上昇した株と金に連れ高となって上昇した。木曜日は序盤は金に連れ高となって上昇した。立会時間前半に株安につれ安となって下落したが、立会時間後半に買い戻されて上昇した。金曜日は予想以上のアメリカの雇用統計の結果を受けて金に連れ安となった。その後はアメリカISM製造業景気指数が48.3(予想48.9)だったことから買いに転じた。また、米中が第一段階の基本合意に達したことが伝えられたことを受けた株高も支援材料となり上昇した。

[来週の見通し]

米中間で第一段階の基本合意に達したため、中国での消費拡大期待や株高によって白金の相場は上昇することが想定される。株高要因ならば金下落への追従も少なく今週は堅調に推移することが予想される。また、現在主要生産地の南アフリカで電力不足が深刻化しており、長期化すれば供給量の下振れから値上がりが予想される。

[テクニカル分析]

買いトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合上げ上げ上げ上げ上げ80上げ
ROC上げ上げ上げ上げ上げ80上げ2
パラボリック上げ上げ上げ上げ上げ80上げ3
アルーン上げ上げ上げ上げ上げ80上げ4
SMA上げ上げ上げ上げ上げ80上げ5
一目均衡表下げ下げ下げ下げ下げ20上げ
先週未使用
MACD上げ上げ上げ上げ上げ80上げ
AO下げ上げ上げ上げ上げ100上げ1
ドンチャン上げ上げ上げ上げ上げ80上げ
EMA上げ上げ上げ上げ上げ80上げ
実際下げ上げ上げ上げ上げ
オシレータ
RSI8068686773
ストキャステクス(%K, %D)85,7976,6773,7171,7577,86

上げトレンドに反転後、強い買いトレンド。

穀物

来週天気予報

天気予報(アメリカ)
・コーンベルト東部:イリノイ州、インディアナ州、オハイオ州
天気:北部でみぞれ。今後の降水量は1週間後は平年以上、2週間後は平年以下の見込み。
気温:この先1週間北部を中心に冷え込み、2週間後はやや寒さが緩む。
・コーンベルト西部:アイオワ州、ネブラスカ州、ミネソタ州、ミズーリ州
天気:北部でみぞれ。今後2週間の降水量は平年以下の見込み。
気温:この先2週間北部、西部を中心に冷えこみ。

大豆

[今週のまとめ]

月曜日は米中間の第一弾の通商合意が合意日数いているとの見通しから買いが入った。USDA発表の輸出検証高が強気な内容(今週156.8万トン、前週129.6万トン)だったこと中国向けが53万トン含まれたことで上昇した。同日のクロッププログレスレポートでは落葉率97%(平年99%)、収穫率62%(平年78%)となり収穫が進展した。作柄予想は発表が終了している。火曜日は前日のレポートで収穫が進んでいることが懸念材料となったほか、米中協議で予定されていたAPECでの署名が行われない可能性が報道されると大きく下落した。水曜日は仕向け地不明の13.2万トンの大口成約があって上昇したが、米中の部分合意署名が予定されていたチリでのAPEC開催が断念となったことで署名への不透明感が高まり売りが入った。木曜日は水曜日の流れを引き継いで下落で始まったが、輸出成約高が94.0万トンと前週の47.5万トンを上回ったことで上昇に転じた。金曜日は寒波による大豆の品質懸念や米中が貿易協議で基本合意に達したことを新華社が報じたこと、輸出成約高発表で中国が13.2万トンを買い付けたことを材料として上昇した。

[来週の見通し]

収穫が進み終わりに近づいていることは引き続き弱材料となると考えられる。現在の寒波は品質に影響する可能性はあるが、収穫率を見る限り特に遅れている西部や北部以外は限定的だと思われる。11月4日のUSDAのクロッププログレスレポートでは収穫率の情報に注目。米中間の貿易協議自体は順調に進み、基本合意に達したと新華社が報道している。中国向けの輸出がUSDAの輸出成約高などの報告で確認できれば強い支援材料となる。

[テクニカル分析]

買いトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合上げ上げ上げ上げ上げ40上げ
パラボリック下げ下げ下げ下げ下げ20
EMA上げ上げ上げ上げ上げ60上げ1
ドンチャン上げ上げ下げ下げ上げ40上げ
SMA上げ上げ上げ上げ上げ60上げ2
一目均衡表上げ上げ上げ上げ上げ60上げ3
先週未使用
アルーン下げ下げ下げ下げ下げ20下げ
AO上げ上げ上げ上げ上げ60上げ4
MACD下げ下げ下げ下げ下げ20下げ
ROC下げ下げ下げ上げ上げ60上げ5
実際上げ下げ上げ上げ上げ
オシレータ
RSI5552455647
ストキャステクス(%K, %D)38,921,87,321,5036,54

MACDが下げに転じている他はいまだ買いトレンド継続中。

コーン

[今週のまとめ]

月曜日は収穫が進み農作業が終わりに近づいていることや輸出検証高が38.0万トンと前週の57.9万トンを下回って低調だったことから売りが入った。引け後のUSDAクロッププログレスレポートは成熟率93%(平年99%)、収穫率41%(平年61%)となり、収穫はまだ半ば。作柄予想は良以上は58%と2%改善、劣以下も12%と2%の改善だった。火曜日は収穫の遅れているところへの寒波の到来で品質が低下するとの懸念から買いが入って上昇したが、ポジション調整の売りが入って上げ幅を削った。水曜日はUSDAの統計でエタノールの生産が増加したことや寒波によるコーンの品質懸念から上昇した。木曜日は輸出成約高が前週の58.2万トンを下回る54.9万トンだったこと、コーンベルトが好天で収穫が進むとの見方から下落した。金曜日は前日発表の輸出成約高の累計が、前年の2183.0万トンに対して1140.5万トンと半減していること、米大手農業調査会社インフォーマの報告したコーンの今季生産高見通しが10月のUSDA報告より2000万ブッシェル上回る137億9000万ブッシェルだったことが懸念材料となり下落した。

[来週の見通し]

コーンの収穫も進んでいる。寒波は到来するが生育への影響は限定的、一方で10月の降水量が多かったため、低温と合わせて品質低下への懸念は大きくなっている。11月4日のクロッププログレスレポートでの作柄報告には注意したい。ただし、輸出が低調なことは相場の重しとなっている。USDAの需給報告までは動きは鈍い可能性がある。

[テクニカル分析]

売りトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合上げ下げ下げ下げ下げ40下げ
ROC下げ下げ下げ下げ下げ60下げ1
ドンチャン上げ下げ下げ下げ下げ40下げ
MACD下げ下げ下げ下げ下げ60下げ2
SMA上げ上げ下げ下げ下げ60下げ3
一目均衡表上げ上げ上げ上げ上げ40上げ
先週未使用
アルーン下げ下げ下げ下げ下げ60下げ4
AO上げ上げ上げ上げ上げ40上げ
パラボリック下げ下げ下げ下げ下げ60下げ5
EMA上げ上げ上げ下げ上げ40下げ
実際下げ上げ上げ下げ下げ
オシレータ
RSI5039436135
ストキャステクス(%K, %D)38,2931,2017,328,5645,54

先週と今週の値下がりでトレンド転換。


※このHPページで紹介している相場の動きの見方や見通しは一般的な考え方に基づくものであり、利益の増加や損失の減少を保証するものではありません。ご自身の判断にてお取引いただきますようお願いいたします。