相場分析2019年12月2日-12月6日

 

来週の経済指標カレンダー

重要な指標

先週の主な経済指標の結果
曜日    経済指標       予想      結果      
火曜日アメリカ新築住宅販売数73.3万件70.9万件
アメリカ消費者信頼感指数127.0125.5
API原油在庫+363万バレル
APIガソリン在庫+437万バレル
API留出油在庫-66万バレル
APIクッシング原油在庫-51万バレル
アメリカ第3四半期国内総生産1.9%(速報値)2.1%
アメリカ耐久財受注-0.9%+0.6%
水曜日EIA原油在庫+164万バレル+157万バレル
EIAガソリン在庫-116万バレル+513万バレル
EIA留出油在庫-95万バレル-72万バレル
EIAクッシング在庫-9万バレル
水曜日アメリカ新規失業保険申請数22.3万件21.3万件
EIA天然ガス在庫統計-36~-89B-28B
べーカー・ヒューズ原油採掘リグ稼働数671基(前週)668基

株式指数

ダウ

[今週の相場まとめ]

月曜日は米中協議の合意が近いアメリカ政府高官や中国の政府系新聞が伝えたことで28000ドル付近まで上昇した。火曜日もトランプ・アメリカ大統領や中国商務省の発表によって進展期待が高まり上昇した。水曜日はアメリカ第3四半期の国内総生産(速報値1.9%、修正値2.1%)や耐久財受注(予想0.9%減、結果0.6%増) が好調だったことで上昇した。木曜日は感謝祭で取引時間が短かったアメリカで香港人権法案が成立し米中間の対立が高まる懸念で小幅下落した。金曜日は感謝祭明けの小売店への集客が少なかったとの見方から小売株が売られて下落した。

[来週の見通し]

米中間の通商協議に具体的な進展が伝えられないまま、12月15日の関税発動期限を迎えるかどうか焦点が集まっている。また、香港人権法案がアメリカで成立したことに対して中国側が報復すると発言したことで、米中間の対立が高まるとの観測もあるが、一方で香港の区議会選挙にでの民主派の大勝利によって続いていたデモがどうなるのかに注目したい。

[テクニカル分析]

買いトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日  順位 
総合上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
ドンチャン上げ上げ上げ上げ上げ60上げ1
MACD上げ下げ上げ上げ上げ40下げ
EMA上げ上げ上げ上げ上げ60上げ2
SMA上げ上げ上げ上げ上げ60上げ3
アルーン上げ上げ上げ上げ上げ60上げ4
先週未使用
パラボリック下げ下げ上げ上げ上げ20上げ
AO上げ上げ上げ上げ上げ60上げ5
一目均衡表上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
ROC上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
実際上げ上げ上げ下げ下げ
オシレータ
RSI7175777371
ストキャステクス(%K, %D)50,5659,8377,9190,9592,88

ダウは買いの勢いが強くほぼ全ての指標が今週も買いを示している。

エネルギー

原油

[今週の相場まとめ]

月曜日は米中の通商協議の合意時期は近いとの楽観的な見通しや、イランやイラクで混乱が続いていることが支援材料となって上昇した。火曜日も米中協議の進展期待で上昇した。引け前に発表されたAPI原油在庫統計は原油在庫363万バレル増、ガソリン在庫437万バレル増、留出油在庫66万バレル減、クッシング原油在庫51万バレル減だった。水曜日発表のEIA原油在庫統計では原油在庫157万バレル増、ガソリン在庫513万バレル増、留出油在庫72万バレル減、クッシング原油在庫9万バレル減となったことで下落したが米中協議の進展期待から下値は固かった。ベーカー・ヒューズ社発表の原油採掘リグ稼働数は668基(-3基)だった。木曜日は香港人権法案の成立で米中貿易協議の先行きについて懸念が生じたことで売りが入った。金曜日は香港人権法案成立への報復を中国側が示唆したことが売りを呼んで下落した。ロシアの石油相が協調減産決定を4月の会合に遅らせることを希望したことなどが懸念材料となった。

[来週の見通し]

12月5日のOPECプラスの会合で来年3月以降の協調減産の延長が決定されると見られていたが、予想に反してロシアの申し入れによって減産継続の延長は来年度の4月までずれ込む見込みとなった。また、米中協議に関しても香港人権法案の成立に対して中国が報復するとの観測もあり原油価格の下落が予想される。また、中東のイラクで大規模な反政府デモは首相の辞任により一旦沈静化が伝えられていることも懸念材料。

[テクニカル分析]

買いトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合上げ上げ上げ上げ上げ40上げ
パラボリック上げ上げ下げ下げ上げ20上げ
AO上げ上げ上げ上げ上げ40上げ2
SMA上げ上げ上げ上げ上げ40上げ3
一目均衡表上げ上げ上げ上げ上げ40上げ4
EMA上げ上げ上げ上げ上げ40上げ5
先週未使用
MACD上げ上げ上げ上げ上げ40下げ
ドンチャン上げ上げ下げ上げ上げ60下げ1
アルーン上げ上げ上げ上げ上げ40上げ
実際下げ上げ下げ上げ下げ
オシレータ
RSI5552595554
ストキャステクス(%K, %D)79,7983,7882,8984,8486,87

原油は全体としては上げトレンドだったが、金曜日の急落に指標のいくつかが反応した。

天然ガス

[今週のまとめ]

月曜日は天然ガスの生産が過去最高を記録した他、2週間後週の天候が穏やかになるとの予報から下落した。火曜日は12月中旬以降の気温予想の引き下げが売りの材料となり下落し2.500ドルを一時割り込んだ。水曜日はEIAの天然ガス在庫が各社予想の36Bから89B減少を上回る28Bの減少だったことで下落した。木曜日は12月中旬の寒さが平年より穏やかになるとの予測で下落した。金曜日はアメリカ全土で気温が平年より上がるとの見通しから大きく下落し、2.300ドルを割り込んだ。

[来週の見通し]

12月中旬の気温はアメリカの全国的に平年を上回る予想となっており、天然ガスの暖房用需要の減少見通しから相場の下落が予想される。日本時間12月5日24時30分発表のEIA天然ガス在庫統計は先週までの寒気による需要増の反映により減少が加速すると思われるので減少の程度に注目したい。

[テクニカル分析]

売りトレンド

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日  順位
総合下げ下げ下げ下げ下げ100下げ
SMA下げ下げ下げ下げ下げ100下げ1
ROC下げ下げ下げ下げ下げ100下げ2
アルーン下げ下げ下げ下げ下げ100下げ3
EMA上げ下げ下げ下げ下げ80下げ
AO上げ上げ上げ上げ上げ0下げ
先週未使用
MACD下げ下げ下げ下げ下げ100下げ4
パラボリック下げ下げ下げ下げ下げ100下げ5
一目均衡表上げ上げ上げ上げ上げ0下げ
ドンチャン上げ下げ下げ下げ下げ80下げ
実際下げ下げ下げ下げ下げ
オシレータ
RSI3526252525
ストキャステクス(%K, %D)28,5526,524,106,15,3

下げトレンドで下げが続いているため的中率が上がっている。

貴金属

[今週の相場まとめ]

月曜日は香港の区議会議会選挙で民主派が勝利しデモが終息するとの見通し、米中協議の合意に向けた楽観視から売りが入って下落した。火曜日は米中協議の先行きの不透明感からドル安となったことで上昇して引けた。水曜日は予想以上に好調なアメリカの経済指標や、米中協議の期待感から下落した。木曜日はトランプ・アメリカ大統領が香港人権法案に署名したことで、米中間の対立が高まるとの見通しから上昇した。金曜日は成立した香港人権法案に対して中国側が報復措置を取るとの情報が材料として取り上げられて強い買いが入って上昇した。

[来週の見通し]

米中協議の署名に向けての期待感はあるが、具体的な内容について伝えれていないため不透明感が増している。成立した香港人権法案への中国側の報復など続報に注意したい。また、英国の総選挙が近づいており、ブレグジットについて残留の公算が高まった場合は下落する可能性があるので情勢は確認しておきたい。

[テクニカル分析]

売りトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
ドンチャン下げ下げ下げ下げ下げ40下げ2
EMA下げ下げ下げ下げ下げ40下げ3
ROC上げ上げ上げ下げ下げ0下げ
MACD下げ下げ下げ下げ下げ40下げ4
一目均衡表下げ下げ下げ下げ下げ40下げ5
先週未使用
パラボリック下げ下げ下げ上げ上げ80上げ1
アルーン上げ上げ下げ下げ下げ40下げ
AO下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
SMA下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
実際下げ上げ下げ上げ上げ
オシレータ
RSI2526323947
ストキャステクス(%K, %D)53,4944,2838,3927,1424,20

パラボリックが上げへの兆しを示している。

白金

[今週の相場まとめ]

月曜日は米中協議への楽観的な見方から買いが入って上昇した。火曜日は米中協議の楽観視による株高と先行き不安視による金の堅調を材料として上昇した。水曜日は予想以上のアメリカの経済指標によって金が下落したことで白金も下落した。木曜日はトランプ・アメリカ大統領が前日に香港人権法案に署名したことで上昇で始まったが、欧州時間は売られた。立会時間になると株高となったことで買い戻された。金曜日は金の堅調を材料に上昇したが上値は重かった。

[来週の見通し]

金曜日の金の大きな上昇に対して白金は上げるには上げたがそれほど追随しなかったことは、米中間の通商協議の不透明さにより中国の景気後退による白金実需に対する懸念があるのではないかと考えられる。米中間の通商協議に対する発表に注意したい。

[テクニカル分析]

売りトレンド

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
SMA下げ下げ下げ下げ下げ40下げ4
AO下げ下げ下げ上げ上げ40下げ5
EMA下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
ROC上げ上げ上げ上げ上げ60上げ1
アルーン上げ上げ上げ上げ上げ60上げ2
先週未使用
パラボリック上げ上げ上げ上げ上げ60下げ3
ドンチャン下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
一目均衡表下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
MACD下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
実際上げ上げ下げ下げ上げ
オシレータ
RSI3438424452
ストキャステクス(%K, %D)66,4258,5154,6754,4247,32

上げトレンドへの転換の可能性が見えている。

穀物

来週天気予報

天気予報(アメリカ)
・コーンベルト東部:イリノイ州、インディアナ州、オハイオ州
天気:広い範囲でみぞれ。来週の降水量は平年並みから上回る見込み。
気温:冷え込みが弱まる。今後は気温が上昇する見込み。
・コーンベルト西部:アイオワ州、ネブラスカ州、ミネソタ州、ミズーリ州
天気:広い範囲でみぞれ。来週の降水量は平年並みから上回る見込み。
気温:冷えこみが弱まる。今後は気温が上昇する見込み。

大豆

[今週のまとめ]

月曜日は前半は米中間の通商協議への楽観視から買いが入った。この日USDAが発表した輸出検証高は194.2万トン内中国向け134.9万トンと前週の153.7万トンを上回って好調だったが、市場の反応は小さく、米中協議への不安視から売られて引けた。引け後のクロッププログレスレポートでは大豆の収穫率は94%に達した(前週91%、平年97%)。火曜日は中国が南米産の大豆を購入したとの報や南米産地が成育に適した天候となったとの情報から売りが入って下落した。水曜日も引き続き南米産地の天候情報と、祝日を前にしたポジション調整で売りが入って下落した。木曜日は感謝祭で休場、金曜日は短縮となり、民間農業会社の調査でブラジルの大豆生産がUSDAの予想を上回るとの報で下落した。USDA発表の輸出成約高は166.4万トンと前週の151.6万トンを上回ったが、影響は小さかった。

[来週の見通し]

大豆の収穫はほぼ終了した。米中間の通商協議の肯定的で具体的な材料がない限り、上昇は見込めないのではないだろうか。立会時間前に行われるUSDAの輸出検証高(2日)・輸出成約高(5日)での実需の発表に注意が必要。

[テクニカル分析]

売りトレンド

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合下げ下げ下げ下げ下げ100下げ
MACD下げ下げ下げ下げ下げ100下げ1
ROC下げ下げ下げ下げ下げ100下げ2
パラボリック下げ下げ下げ下げ下げ100下げ3
ドンチャン下げ下げ下げ下げ下げ100下げ4
アルーン下げ下げ下げ下げ下げ100下げ5
先週未使用
EMA下げ下げ下げ下げ下げ100下げ
SMA下げ下げ下げ下げ下げ100下げ
一目均衡表下げ下げ下げ下げ下げ100下げ
AO下げ下げ下げ下げ下げ100下げ
実際下げ下げ下げ下げ下げ
オシレータ
RSI292218186
ストキャステクス(%K, %D)2,00,00,02,42,1

強固な下げトレンド。

コーン

[今週のまとめ]

月曜日はUSDAから発表された輸出検証高は65.1万トンと60.4万トンを下回ったが、買われて引けた。引け後に発表されたコーンのクロップスプログレスでは収穫率は84%と前週の76%から進展した。前年の93%、平年の96%には及ばなかった。火曜日はコーンベルトの一部の週での収穫遅れから買いが入った場面もあったが大豆に連れ安となって引けた。水曜日は南米のコーン産地の天候が好転し成育環境が改善したことが懸念材料となって下落した。木曜日は感謝祭で休場、金曜日はコーンベルトの一部産地での収穫遅れや輸出成約高が80.6万トンと改善したことが支援材料となった強い買いが入って大きく上昇して引けた。

[来週の見通し]

コーンの収穫は確実に進展している。南米産地での生育に適した天候が輸出の低迷と合わせて下げ圧力となっている。基本的に下げる相場が予想されるが、USDAの輸出検証高(2日)・輸出成約高(5日) などが好調の場合に買われた所を狙って売りを考えたい。

[テクニカル分析]

買いトレンドへ転換

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合下げ下げ下げ下げ下げ20上げ
ROC下げ下げ下げ下げ下げ20上げ1
MACD下げ下げ下げ下げ下げ20上げ2
SMA下げ下げ下げ下げ下げ20下げ3
アルーン下げ下げ下げ下げ下げ20上げ4
パラボリック下げ下げ上げ上げ下げ20上げ5
先週未使用
ドンチャン下げ下げ下げ下げ下げ20上げ
一目均衡表下げ下げ下げ下げ下げ20下げ
AO下げ下げ下げ下げ下げ20下げ
EMA下げ下げ下げ下げ下げ20下げ
実際上げ上げ下げ上げ上げ
オシレータ
RSI2830353537
ストキャステクス(%K, %D)11,139,1520,3319,1016,4

指標の多くが下げとなっているが、金曜日の大きな上げに反応した指標がある。


※このHPページで紹介している相場の動きの見方や見通しは一般的な考え方に基づくものであり、利益の増加や損失の減少を保証するものではありません。ご自身の判断にてお取引いただきますようお願いいたします。