相場分析2019年12月9日-12月13日

 

来週の経済指標カレンダー

重要な指標

先週の主な経済指標の結果
曜日    経済指標       予想      結果      
月曜日アメリカISM製造業購買担当者景況指数49.248.1
火曜日API原油在庫+372万バレル
APIガソリン在庫+293万バレル
API留出油在庫+79万バレル
APIクッシング原油在庫-25万バレル
水曜日アメリカADP非農業部門雇用者数14.0万人6.7万人
アメリカISM非製造業景況指数54.553.9
EIA原油在庫-170万バレル-485万バレル
EIAガソリン在庫+175万バレル+338万バレル
EIA留出油在庫+25万バレル+306万バレル
EIAクッシング在庫-30万バレル
木曜日アメリカ新規失業保険申請数21.5万件20.3万件
EIA天然ガス在庫統計-19~-89B-19B
金曜日失業率3.6%3.5%
非農業部門雇用者数18.0万人26.6万人
べーカー・ヒューズ原油採掘リグ稼働数668基(前週)633基

株式指数

ダウ

[今週の相場まとめ]

月曜日は中国のPMIが予想を上回ったことを好感して上昇して始まったが、立会時間にはISM製造業景況指数が48.1と4週間連続で節目となる50を下回ったことから下落して引けた。火曜日はトランプ・アメリカ大統領が中国側との通商合意は来年の大統領選挙の後となる2020年11月以降でもよいと発言したことが報じられるなど、協議の長期化懸念から下落した。水曜日は米中通商合意は近いと報じられると上昇した。この日発表の全米雇用報告やISM非製造業景況指数は冴えない内容だったが市場の反応は小さかった。木曜日は雇用統計を前にして方向感のない値動きだった。金曜日は発表された雇用統計が予想を上回り、雇用の堅実さが示されたことで大幅に上昇した。

[来週の見通し]

来週はFOMCやECB会合の開催される。利下げなど景気の刺激策についての上昇に注意したい。米中間の通商協議ではいよいよ12月15日の関税発動期限が迫ってきている。進展期待は膨らんでいるが、香港人権法案・ウイグル人権法案が連続して成立し、中国側の反発も強まっているのでどうなるかは不透明。

[テクニカル分析]

買いトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日  順位 
総合上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
ドンチャン上げ上げ下げ下げ上げ20上げ
EMA上げ上げ上げ上げ上げ60上げ1
SMA上げ上げ上げ上げ下げ40下げ4
アルーン上げ上げ下げ下げ下げ0上げ
AO上げ上げ上げ上げ上げ60上げ2
先週未使用
MACD下げ下げ下げ下げ下げ40下げ5
パラボリック上げ上げ下げ下げ下げ0下げ
一目均衡表上げ上げ上げ上げ上げ60上げ3
ROC上げ下げ下げ下げ下げ20上げ
実際下げ下げ上げ上げ上げ
オシレータ
RSI6753414639
ストキャステクス(%K, %D)86,7662,2340,2027,3733,41

ダウは中の半ばの下げに対応して下げとなるアルーンやパラボリックといった指標も出ているが、週末には上げたため、全く外れている状態となった。

エネルギー

原油

[今週の相場まとめ]

月曜日は週末に発表された中国のPMIが改善したことから上昇で始まり、OPEC総会で減産拡大が検討されているとの情報が支援材料となったが、ISM製造業景況指数が冴えない内容だったことを受けて上げ幅を削った。火曜日も米中協議のについて合意は2020年11月でもよいとトランプ・アメリカ大統領が発言したことで大きく下落したが、OPEC総会での減産規模拡大期待が強く上昇して引けた。引け前に発表されたAPI原油在庫統計は原油在庫372万バレル増、ガソリン在庫293万バレル増、留出油在庫79万バレル増、クッシング原油在庫25万バレル減だった。水曜日は米中通商協議の合意は近いと報道されたことで買いが入った。水曜日発表のEIA原油在庫統計では原油在庫485万バレル減、ガソリン在庫338万バレル減、留出油在庫306万バレル増、クッシング原油在庫30万バレル減となったことは支援材料となった。木曜日はこの日開催のOPEC総会の様子見だったが、減産強化が発表されたこともあり、上昇した。金曜日はこの日発表の雇用統計が予想を上回って好調だったことから、原油は上昇した。ベーカー・ヒューズ社発表の原油採掘リグ稼働数は665基(-3基)だった。

[来週の見通し]

12月5日のOPECプラスの会合で、これまで日量120万バレルで行われていた協調減産が日量170万バレルまで拡大されることが決定した。減産拡大は1月から開始される見込み。また、中東のイラクでのデモは首相の辞任後も沈静化の兆しがみられていいないことは支援材料。引き続き15日に関税発動期限の節目を迎える米中間の通商協議には注目。

[テクニカル分析]

買いトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合上げ上げ上げ上げ上げ40上げ
ドンチャン下げ下げ下げ上げ上げ40上げ
AO上げ上げ上げ上げ上げ60上げ2
SMA上げ上げ上げ下げ下げ40上げ
一目均衡表下げ下げ上げ上げ上げ60上げ3
EMA上げ上げ下げ上げ上げ40上げ
先週未使用
パラボリック下げ下げ下げ上げ上げ60上げ4
ROC下げ下げ上げ上げ上げ60上げ5
MACD下げ下げ下げ下げ下げ40上げ
アルーン上げ上げ上げ下げ上げ80上げ1
実際下げ上げ上げ下げ上げ
オシレータ
RSI4346455551
ストキャステクス(%K, %D)63,1745,3129,3953,8970,80

週の後半の値上がりによって、指標が全体的に上げトレンドとなっている。

天然ガス

[今週のまとめ]

月曜日は12月半ばまで気温が上昇するとの天気予報を受け暖房用需要予測が引き下がったことで下落した。火曜日は安値警戒感から買いが入った他、最新の天気予報で12月中旬の寒さが従来予想より強まるとの見通しが支援材料となった。水曜日は天気予報が再びかわり、全国的に暖かくなる傾向を示したことで下落した。木曜日はEIAの天然ガス在庫が発表され各社予想(19B減から89B減)に対して19Bの減少だった。金曜日は12月中旬以降の寒さが従来の予報ほど強まらないとの見通しから下落した。

[来週の見通し]

最新の天気予報では次の寒波がやってくるが、寒さはそれほどでもなく中西部が若干の冷え込む予報となっている。寒暖どちらにも触れる可能性があるので天気予報に注意したい。日本時間12月12日24時30分に発表されるEIA天然ガス在庫統計では先月末の寒気による需要増が反映されて在庫減少スピードが上がることを予想する。

[テクニカル分析]

売りトレンド

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日  順位
総合下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
SMA下げ下げ下げ下げ下げ40下げ1
ROC下げ下げ下げ下げ下げ40下げ2
アルーン下げ下げ下げ下げ下げ40下げ3
MACD下げ下げ下げ下げ下げ40下げ4
パラボリック下げ下げ下げ下げ下げ40下げ5
先週未使用
EMA下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
AO下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
一目均衡表下げ下げ上げ下げ下げ20下げ
ドンチャン上げ下げ下げ下げ下げ40下げ
実際上げ上げ下げ上げ下げ
オシレータ
RSI3033363635
ストキャステクス(%K, %D)5,914,1621,3828,3034,33

週の前半は上昇傾向、後半は下落傾向だったため的中率が下がっている。

貴金属

[今週の相場まとめ]

月曜日は週末発表の中国のPMIが好調だったこと受けて下落で始まったが、ISM製造業景況指数が48.1と予想以下となったこと米国経済への懸念が高まりで上昇した。火曜日はトランプ・アメリカ大統領が中国との通商合意は来年11月でも良いと発言したことを受けて金は上昇した。水曜日は米中の通商協議の合意は近いと報道されたことで、下落した。この日発表のアメリカの経済指標は弱気な内容だったが市場の反応は限定的だった。木曜日は米中間の通商協議の不透明感が支援材料となり小幅な上昇で引けた。金曜日は予想以上の雇用統計の結果を受けて金は大きく下落して引けた。

[来週の見通し]

米中協議の署名に向けての期待感はあるが、具体的な内容について伝えれていないため不透明感が増している。成立した香港人権法案への中国側の報復など続報に注意したい。また、英国の総選挙が12月12日にあり選挙当日以外にでも選挙結果情勢予測のニュースによって相場の上下が予想されるので注意したい。この他FOMCとECBと欧米の金融当局の会合が予定されている。週の前半は様子見となることが予想される。FRBの再度の利下げはないと予想するが、声明の内容には注目したい。

[テクニカル分析]

売りトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
パラボリック上げ上げ上げ上げ上げ40下げ2
ドンチャン下げ下げ下げ下げ上げ40下げ3
EMA下げ下げ下げ下げ下げ40上げ4
MACD上げ上げ上げ上げ上げ40上げ5
一目均衡表下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
先週未使用
ROC下げ下げ上げ上げ上げ40下げ
アルーン下げ下げ上げ上げ上げ40上げ
AO下げ下げ下げ下げ下げ60下げ1
SMA下げ下げ下げ下げ下げ40上げ
実際下げ上げ下げ上げ下げ
オシレータ
RSI5654595256
ストキャステクス(%K, %D)27,4736,4258,8666,7177,75

上げトレンドへの転換している。

白金

[今週の相場まとめ]

月曜日は金が軟調となったことで売りが入ったが、ISM製造業景況指数が予想を下回る弱気な内容だったことで金が堅調になったことで買いが入った。火曜日はトランプ大統領が合意は来年11月でも良いと発言し、米中通商協議の先行き不透明感が高まったことで10ドル以上上昇した。水曜日は米中通商協議の合意が近いとと報道されたことをきっかけに売りが入って下落した。木曜日は一日を通して小幅な値動きだった。金曜日は予想以上の雇用統計の結果を受けて下落した。

[来週の見通し]

12月11日のFRB議長声明、12月12日のイギリス総選挙とECB理事会の結果によって金相場・株式相場が上下し、白金相場が追随する可能性があるので、値動きやニュースに注意したい。12月15日に関税発動が迫る米中の通商協議に関する続報には特に注意したい。

[テクニカル分析]

売りトレンド

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
ROC上げ上げ下げ下げ下げ80上げ1
アルーン上げ下げ下げ下げ下げ60下げ2
パラボリック上げ上げ上げ上げ下げ60下げ3
SMA下げ下げ下げ下げ下げ40下げ4
AO下げ下げ下げ下げ下げ40下げ5
先週未使用
EMA下げ下げ下げ下げ下げ40下げ3
ドンチャン下げ下げ上げ下げ上げ0上げ
一目均衡表下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
MACD下げ下げ上げ上げ上げ20上げ
実際上げ上げ下げ上げ下げ
オシレータ
RSI5063645553
ストキャステクス(%K, %D)36,3532,3041,5937,2241,41

幾つかの指標で上げトレンドへの転換の兆しが見えてきている。

穀物

来週天気予報

天気予報(アメリカ)
・コーンベルト東部:イリノイ州、インディアナ州、オハイオ州
天気:北部で雪、南部で雨。来週の降水量は平年並みから上回る見込み。
気温:平年並み。今後は気温が上昇する見込み。
・コーンベルト西部:アイオワ州、ネブラスカ州、ミネソタ州、ミズーリ州
天気:北部で雪。来週の降水量は平年並みから上回る見込み。
気温:平年並み。今後は気温が上昇する見込み。

大豆

[今週のまとめ]

月曜日は香港人権法案に対して中国側報復措置を発表したことやブラジルの産地で雨があり作付けが進むとの見方から売りが入った。この日USDAが発表した輸出検証高は154.7万トン内中国向け109.0万トンと前週の195.1万トンを下回ったものの好調な数字だったが、市場の反応は小さかった。引け後のクロッププログレスレポートでは大豆の収穫率は96%(前週94%、平年99%)だった。火曜日はトランプ・アメリカ大統領が通商協議の長期化を示唆する発言を行ったことで下落した。水曜日は通商協議が合意に近づいているとの報道が支援材料となったが、南米産地の天候が好転していることが上げ幅を削った。木曜日は24.5万トンの大型制約が入ったことをきっかけに買いが入った。USDA発表の輸出成約高は68.3万トンと前週の166.4万トンを下回ったが、影響は小さかった。金曜日はNECのカドロー議長のが通商協議に対して前向きな発言をしたこと、中国がアメリカ産大豆と豚肉の関税免除を決定したことから買いが入って上昇したが、通商協議になお不透明感が残ることから上値は重かった。

[来週の見通し]

大豆の収穫はほぼ終了。米中間の通商協議への材料での上下には注意したい・またUSDAが発表する輸出検証高(9日)・輸出成約高(12日)での実需発表にも注意が必要。今週は10日に需給報告があるのでそれまでは様子見となるだろう。 現在、南米の産地では作付けが雨が少ないためやや遅れていると報告されている。需給報告で南米の生産量が変化するかどうかに特に注目したい。

[テクニカル分析]

売りトレンド

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
MACD下げ下げ下げ下げ下げ40下げ2
ROC下げ下げ下げ下げ下げ40下げ3
パラボリック下げ下げ下げ下げ上げ60上げ1
ドンチャン下げ下げ下げ下げ下げ40下げ4
アルーン下げ下げ下げ下げ下げ40下げ5
先週未使用
EMA下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
SMA下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
一目均衡表下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
AO下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
実際下げ下げ上げ上げ上げ
オシレータ
RSI6771614
ストキャステクス(%K, %D)2,14,86,913,2123,40

強固な下げトレンドが続いている。

コーン

[今週のまとめ]

月曜日はコーンベルトの悪天候による収穫遅延懸念から買いが入ったが、USDAから発表された輸出検証高は42.8万トンと61.5万トンを下回ったことが懸念材料となって下落した。引け後に発表されたコーンのクロップスプログレスで収穫率は89%(前年の84%、平年の98%)だった。火曜日はコーンベルトの悪天候による収穫遅れ懸念から買いが入り上昇したが、小麦につれ安となって下落して引けた。水曜日はアメリカ産コーンの輸出低迷を材料にして売りが入ったがコーンベルトの悪天候が下値を支えた。木曜日は大豆につれ高となって上昇したが、USDAが発表した輸出成約高が54.8万トンと前週の80.6万トンを下回ったことから下落して引けた。

[来週の見通し]

コーンの収穫も終了間近だが、天候の悪化により収穫遅れの地域で収穫放棄の懸念が出ており支援材料となっている。一方で、南米のコーン産地には生育に適した雨が降っていることで輸出の低迷と合わせて懸念材料となっている。今週は10日に需給報告があるので、月曜日は様子見が予想される。基本的に下げ相場が予想されるが、USDAの輸出検証高(9日)・輸出成約高(12日) などで動きが大きくなる機会を狙いたい。

[テクニカル分析]

買いトレンド

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合上げ上げ上げ上げ上げ80上げ
ROC上げ上げ上げ上げ上げ20上げ4
MACD上げ上げ上げ上げ上げ20上げ5
SMA下げ下げ上げ上げ上げ20上げ
アルーン上げ上げ上げ上げ上げ20上げ
パラボリック上げ上げ上げ上げ上げ40上げ3
先週未使用
ドンチャン下げ上げ上げ上げ上げ0上げ
一目均衡表下げ下げ下げ下げ下げ80下げ1
AO下げ下げ下げ下げ下げ20下げ
EMA下げ下げ下げ下げ下げ80下げ2
実際上げ下げ下げ下げ下げ
オシレータ
RSI5460545351
ストキャステクス(%K, %D)57,9382,8687,8273,6658,56

今週も週末の上げに反応した指標があり買いトレンドとなっている。


※このHPページで紹介している相場の動きの見方や見通しは一般的な考え方に基づくものであり、利益の増加や損失の減少を保証するものではありません。ご自身の判断にてお取引いただきますようお願いいたします。