相場分析2019年4月29日-5月3日

 

相場分析(2019年4月29日-5月3日)

【来週の経済指標カレンダー】

重要な指標

【ダウ】

[今週の相場まとめ]

アメリカ企業の1-3月期の決算発表に左右される展開だった。木曜日は3M、インテルの決算が冴えなかったことが懸念材料、金曜日はアマゾンとディズニーの決算が良かったことが支援材料となった。アメリカの経済指標(月曜日の中古住宅販売数(予想530万戸、結果521万戸)、火曜日の新築住宅販売数(予想64.7万戸、結果69.2万戸)、木曜日の新規失業保険申請数(予想20.0万件、結果23.7万件)、耐久財受注(予想0.8%、結果2.7%))とまちまちだったが、金曜日発表の第1四半期のGDP(予想2.2%、結果3.2%)が予想より好調だったことなどが支援材料だった。週では165ドル上昇して引けた。

[来週の見通し]

来週も続くアメリカ企業の1-3月の企業決算に注目。来週はアルファベット(29日)やアップル、マクドナルド(30日)、クアルコム(1日)、シェル(2日)、HSBC(3日)などに注目したい。


主な経済指標は、4月29日21時30分アメリカ個人所得、アメリカPCEデフレータ、4月30日23時00分アメリカ中古住宅販売成約指数、5月1日27時00分FRB政策金利、5月2日21時30分アメリカ新規失業保険申請件数、23時00分アメリカ製造業新規受注、5月3日21時30分アメリカ雇用統計、23時00分アメリカISM非製造業景気指数。

【原油】

[今週の相場まとめ]

月曜日にイランに対するアメリカの経済制裁が一段と強化されたことによる原油の供給不安で原油は急伸、このことは週を通しての支援材料となった。火曜日発表のAPIの週間統計(予想+170万バレル、結果-310万バレル)、水曜日発表のEIAの週間石油統計(予想+130万バレル、結果+550万バレル)共に予想以上に原油の在庫が増加していることを受けて下落、金曜日にはトランプ・アメリカ大統領がOPECに対して、原油価格を抑制するように圧力をかけていることが報じられ売りが先行した。26時発表のベーカー・ヒューズ稼働原油採掘リグ数が先週比805基(先週比-20基)と2週連続の減少となったことで若干の買いが入ったが、米大統領のツイッター投稿により再び値を下げた。週では0.29ドル上昇して引けた。

[来週の見通し]

トランプ・アメリカ大統領のOPECへ増産圧力をかけていることの続報に注意。増産が決まれば、原油相場への強い懸念材料となる。一方で、引き続き内戦によるリビア産原油の供給減少懸念、アメリカの経済制裁が一段と強化されたイラン産原油の供給不安で需給が締まっていることが支援材料。また、アメリカでは金曜日発表のベーカー・ヒューズ石油採掘リグ稼働数が先週の825基から20基減り805基となり、2週間連続の減少となったことから来週のアメリカの原油在庫の増減には特に注意したい。

今週の主な指標は、日本時間4月30日29時30分のAPI週間原油在庫、1日23時30分のEIA週間原油在庫、3日26時00分発表のベーカー・ヒューズ石油採掘リグ稼働数。

【金】

[今週の相場まとめ]

週を通してアメリカ企業の決算に左右された。週の前半は、決算が堅調なことからドル高・ユーロ安から金の売りが入りやすい展開だった。水曜日はダウ安によって買いが入り上昇、木曜日の3Mやインテルの決算が軟調だったことから続伸した。金曜日は日本時間4月26日21時30分発表のアメリカ第1四半期実質GDP(予想2.2%、結果3.2%)が予想を上回って好調だったことが懸念材料となったが、ユーロ高・ドル安を受けて上昇した。週では15.1ドル下落して引けた。

[来週の見通し]

アメリカの決算発表はまちまちな内容になっている。一方でドイツを始めヨーロッパ経済の先行き見通しは悪化しており、ドル高・ユーロ安の傾向にある。アメリカ企業の1-3月期の決算発表やFRBの政策金利の発表など金融当局者の発言には注意したい。

今週発表される主な経済指標は、4月29日21時30分アメリカ個人所得、アメリカPCEデフレータ、4月30日18時00分ユーロ第1四半期GDP、23時00分アメリカ中古住宅販売成約指数、5月1日27時00分FRB政策金利、5月2日21時30分アメリカ新規失業保険申請件数、23時00分アメリカ製造業新規受注、5月3日21時30分アメリカ雇用統計、23時00分アメリカISM非製造業景気指数。

【白金】

[今週の相場まとめ]

週の初めは、金の堅調や原油の急伸で上昇したが利確売りで下落。その後、ヨーロッパ経済先行き不安でドル高・ユーロ安が進んだことから下落した。木曜日の3Mの決算が軟調だったことでドル高が一服すると買い戻しが入った。

[来週の見通し]

アメリカ企業の1-3月期決算発表によるダウの値動きには引き続き注意する。また、アメリカとヨーロッパの経済指標の発表に注意したい。

【大豆】

[今週のまとめ]

中国向け大型輸出成約がないこと中国がアメリカ産でなくブラジル産を輸入していること、中国で蔓延している豚コレラによって飼料としての大豆需要の伸び悩みが懸念材料だった。週では14.5セント下落して引けた。

[来週の見通し]

引き続き、中国蔓延している豚コレラによる大豆への需要減少が懸念材料。来週30日に再開される米中協議と中国向けの輸出大型成約の有無が注目点の一つになると考えられる。

[来週天気予報]

来週天気予報(アメリカ)

・コーンベルト東部:イリノイ州、インディアナ州、オハイオ州

天気:27日は北部で弱い雨。29日-5月1日はまとまった雨。

気温:27-29日は平年以下、30日-5月1日は平年以上。

・コーンベルト西部:アイオワ州、ネブラスカ州、ミネソタ州、ミズーリ州

天気:27日は全域で雨。29日-5月1日はまとまった雨。

気温:27日-5月1日は平年以下。

【天然ガス】

[今週のまとめ]

春を迎えて値動きは低調となっているが、生産量が史上最高レベルに達する中、在庫が例年にない少なさとなっている。木曜日のEIA在庫統計で天然ガスの在庫の増加量(予想+139B、結果+92B)は予想より少なく値上がりした。週では1.53ドルの下落だった。

[来週の見通し]

今後も季節要因による動きは低調だと考えられる。ここにきて、例年より在庫少ないため上昇傾向が見られるので、日本時間5月2日23時30分のEIAの天然ガス在庫統計には注意したい。また原油とのスプレッド取引による上昇などにも注意する。


※このHPページで紹介している相場の動きの見方や見通しは一般的な考え方に基づくものであり、利益の増加や損失の減少を保証するものではありません。ご自身の判断にてお取引いただきますようお願いいたします。