相場分析2019年4月8日-4月12日

 

相場分析(2019年4月8日-4月12日)

【来週の経済指標カレンダー】

重要な指標

【ダウ】

[今週の相場まとめ]

週の前半は再開された米中協議の状況への楽観的な見通しから買いが入った。経済指標では火曜日発表の耐久財受注(予想-1.8%、結果-1.6%)や水曜日発表のISM非製造業総合指数(予想58.0、結果56.1)は市場予想を下回ったが、木曜日発表の新規失業保険申請件数(予想21.6万件、結果20.2万件)と金曜日発表のアメリカの雇用統計(予想17.5万人、結果19.6万人)など雇用は市場予想を上回って好調なことからダウは買われた。週では409ドル上昇して引けた。

[来週の見通し]

緊張の高まっているリビアの情勢と日本時間4月12日に再度の期限を迎えるイギリスのEU離脱の続報には注目したい。米中協議では、順調に交渉が進んでいると伝えられているが、今後の動きには注意したい。


今週発表される主な経済指標は、4月8日23時00分のアメリカ耐久財受注、10日21時30分のアメリカ消費者物価指数、11日21時30分のアメリカ新規失業保険申請件数。

【原油】

[今週の相場まとめ]

OPECの減産が続いていること、政治的混乱と停電によるベネズエラ産の原油供給懸念、イランに対するアメリカの経済制裁の強化が見込まれていること、米中協議への楽観的な見通しなどが支援材料となった。水曜日発表のEIAの週間統計では予想以上に原油の在庫が増加していることが示されたが、ガソリンや抽出油の需要は根強かった。金曜日にリビア情勢の悪化が伝えられるとリビア産原油の供給懸念に対する投機的な買いが入り原油は上昇した。週では3.04ドル上昇して引けた。

[来週の見通し]

リビアで緊張が高まっており、リビア産原油の供給懸念が生じている。続報には特に注意したい。この他OPECの協調減産が続く見通しの他、イラン産原油やベネズエラ産原油はアメリカの経済制裁による供給不安が続いていることは支援材料。金曜日発表のベーカー・ヒューズ石油採掘リグ稼働数は15基増え831基となり、7週ぶりの増加となった。この増加が一過性のものなのかと実際にアメリカの原油生産が増えるのかが今後の注目ポイントと考えられる。

今週の主な指標は、日本時間4月10日5時30分のAPI週間原油在庫、10日23時30分のEIA週間原油在庫、13日2時00分発表のベーカー・ヒューズ石油採掘リグ稼働数。

【金】

[今週の相場まとめ]

世界経済への見通しの悪さは支援材料だったが、再開された米中協議への期待感が懸念材料となった。金曜日発表のアメリカの雇用統計(予想17.5万人、結果19.6万人)が市場の予想を上回ったことで一時的に金は売られた。ただし、物価上昇の先行指標として注目される前年比の平均時給(予想3.4%、結果3.2%)の伸びが鈍化したことから金は買い戻された。週では1.2ドル下落して引けた。

[来週の見通し]

世界経済の先行き見通しは悪化しており金へのリスクヘッジの動きは続くと考えられる。リビアの情勢、米中協議の状況、来週期限を再び迎えるイギリスのEU離脱についての続報、各国の経済指標や金融当局者の発言には注意したい。

今週発表される主な経済指標は、4月8日23時00分のアメリカ耐久財受注、10日21時30分のアメリカ消費者物価指数、11日21時30分のアメリカ新規失業保険申請件数。

【白金】

[今週の相場まとめ]

木曜日の新規失業保険申請件数(予想21.6万件、結果20.2万件)と金曜日の雇用統計(予想17.5万人、結果19.6万人)が好調だったことによるダウ高を背景に買われた。また、Wボトムの抵抗線を突破したことからテクニカルな買いが入った。週では50.9ドル大幅上昇して引けた。

[来週の見通し]

経済指標の発表と米中協議の状況、来週末期限を迎えるイギリスのEU離脱の動きに注意したい。

【大豆】

 [今週のまとめ]

週の初めは再開された米中協議への期待感から値上がりする展開だった。実際に中国から買い付けが入ったことは支援材料となった。一方、アルゼンチンとブラジルが豊作となっていることが相場の重しとなった。金曜日には米中協議の先行き不透明感、USDAの需給報告の事前予想で在庫の増加が予想(予想平均+約1300万ブッシェル)されたこと、アメリカ中西部で続く雨と洪水によるコーンから大豆への転作が進むとの懸念から売られた。週では16.1セント上昇して引けた。

[来週の見通し]

本格的に2019/2020年度の天候相場が始まっている。今後の米中協議で進展があれば、中国への輸出量の増加期待から大豆相場は上昇トレンドに転じる可能性がある。また、4月9日25時発表のアメリカUSDA需給報告で発表される大豆の在庫量と作付面積の状況には注意したい。

[来週天気予報]

来週天気予報(アメリカ)

・コーンベルト東部:イリノイ州、インディアナ州、オハイオ州

4月7日は雨。

・コーンベルト西部:アイオワ州、ネブラスカ州、ミネソタ州、ミズーリ州

4月7日、10日は雨。

【天然ガス】

[今週のまとめ]

冬の暖房用需要期が終了し需要の谷間に入ったことから動きは低調となっている。木曜日のEIA在庫統計で天然ガスの在庫増加が示されたことにより売られたが、金曜日に天気予報で今後2週間の気温が下がり需要が増加するとの観測で値上がりした。週では0.018ドルの上昇と小さい動きだった。

[来週の見通し]

今後、2週間の気温が下がるとの天気予報により暖房用天然ガス消費量の増加予測による短期的な上昇が見込まれる。日本時間4月11日23時30分のEIAの天然ガス在庫統計には注意したい。


※このHPページで紹介している相場の動きの見方や見通しは一般的な考え方に基づくものであり、利益の増加や損失の減少を保証するものではありません。ご自身の判断にてお取引いただきますようお願いいたします。