相場分析2019年6月17日-6月21日

 

相場分析(2019年6月17日-6月21日)

【来週の経済指標カレンダー】

重要な指標

【ダウ】

[今週の相場まとめ]

アメリカとメキシコが不法移民対策で合意し関税が延期されたことで上昇して始まった。ただし米中間の貿易摩擦をめぐる懸念が上値を抑えた。水曜日はFRBの利下げ観測から銀行株に、在庫増による原油安からエネルギー関連株に売りが入った。木曜日にホルムズ海峡でタンカー2隻が攻撃を受けると原油が値上がりしたことでエネルギー関連株が買い戻された。金曜日は半導体関連株に売りが入り下落した。週では69ドルの下落。

経済指標では、火曜日発表のアメリカ生産者物価指数は(予想0.1%、結果0.1%)、水曜日発表の消費者物価指数は(予想0.1%、結果0.1%)、木曜日発表の新規失業保険申請件数(予想21.6万件、結果22.2万件)、金曜日発表の小売売上高は(予想0.7%、結果0.5%)だった。

[来週の見通し]

来週のFOMCで利下げに関して言及されるかどうかに注目したい。米中の間での貿易摩擦は続いているが、月末のG20 に向けて交渉の動きがみられるかが注目材料。
今週発表される主な経済指標は、6月18日21時30分アメリカ建築許可件数、6月19日26時00分FOMC声明、政策金利、6月20日21時30分アメリカ新規失業保険申請件数、6月21日23時00分アメリカ中古住宅販売戸数。

【原油】

[今週の相場まとめ]

週の前半は米中間の貿易摩擦が悪化するとの観測が懸念材料。また、原油在庫が火曜日発表のAPIの週間統計(結果+480万バレル)、水曜日発表のEIAの週間石油統計(予想500万バレル、結果+220万バレル)と原油在庫が増加したことが懸念材料となり下落した。一方で、木曜日にホルムズ海峡でタンカー2隻が攻撃されたことから地政学的リスクによる買いが入った。金曜日もペルシャ湾の地政学的リスクから上昇した。26時発表のベーカー・ヒューズ稼働原油採掘リグ数は789基(先週比-11基)だった。ただし、ドル高となったこととダウが下落したことが上値を抑えた。週では1.73ドル下落して引けた。

[来週の見通し]

イラン沖のホルムズ海峡でタンカーが襲撃されたほか、日本の首相の訪問があったものの雪解けムードにはならずペルシャ湾での地政学的リスクが高まっているので続報に注意。引き続き需給面からはアメリカの原油・ガソリン在庫に注意したい。大きな動きはなかったが、ベネズエラ・リビア情勢のニュースにも注意。

今週の主な指標は、日本時間6月18日30時30分のAPI週間原油在庫、19日23時30分のEIA週間原油在庫、21日26時00分発表のベーカー・ヒューズ石油採掘リグ稼働数。

【金】

[今週の相場まとめ]

米墨間が不法移民対策で合意したことが週の初めは懸念材料となった。米中の通商協議の停滞に対するリスク回避の買いが入った。木曜日にホルムズ海峡付近でタンカーが攻撃されたことやFRBが利下げするのではないかとの期待感から買いが入った。金曜日はアメリカの小売売上高(予想+0.7%、結果+0.5%)が強気の材料と解釈されドル高が進んだことで売りが入った。週では5.0ドル上昇して引けた。

[来週の見通し]

FOMCで利下げに言及があるかに注目したい。また月末のG20に向けてアメリカにと中国の間の協議が再開されるかどうか続報に注意したい。今週発表される主な経済指標は、6月18日21時30分アメリカ建築許可件数、6月19日26時00分FOMC声明、政策金利、6月20日21時30分アメリカ新規失業保険申請件数、6月21日23時00分アメリカ中古住宅販売戸数。

【白金】

[今週の相場まとめ]

米墨間の不法移民対策での合意でドル高となったことで売りが入った。火曜日以降は金の堅調を受けた上昇とドル高・ダウ安を受けた下落を繰り返した。週の後半は金の堅調とFRBの利下げ観測が支援材料だった。週では1.8ドルの下落。

[来週の見通し]

来週開催されるFOMCで利下げに対する声明が出されるかどうかに注目したい。中東の地政学的リスクを背景とした金相場の動きにも注目。

【大豆】

[今週のまとめ]

月曜日はUSDAの輸出検証高で中国向けの輸出が行われていることが好感され買いが入った。火曜日のUSDA需給報告で、在庫が増える見込みとなったがコーンに追随して値段を上げた。水曜日以降はコーンベルトの悪天候が週明けまで続くという予報を受けた農作業の遅れと作付け遅れの懸念から上昇した。週では42.4セント上昇して引けた。

[来週の見通し]

週明けにかけて悪天候と低温が続くとの予報。来週後半には天候が回復すると見込まれるが作付けの進展情報には引き続き注意したい。

[来週天気予報]

来週天気予報(アメリカ)

・コーンベルト東部:イリノイ州、インディアナ州、オハイオ州

天気:五大湖周辺では雨はいったん止んでいるが、雨量は平年以上の見込み。

気温:平年以下、来週後半には平年並みまで回復の見込み。

・コーンベルト西部:アイオワ州、ネブラスカ州、ミネソタ州、ミズーリ州

天気:全域で散発的な雨。雨量は平年以上の見込み。

気温:平年以下、来週後半には平年並みまで回復の見込み。

【天然ガス】

[今週のまとめ]

天気予報で気温が上がらず発電需要の落ち込み予想から下落した。木曜日のEIA在庫統計で天然ガスの在庫が(予想+111B、結果+119B)が予想より減少したものの、3年ぶりの安値圏だった。金曜日に気温の上昇から需要増が見込まれ、わずかに上昇した。週では0.056ドルの上昇だった。

[来週の見通し]

来週気温が上がるとの予報で発電需要が増えると予想されている。日本時間6月20日23時30分のEIAの天然ガス在庫統計には注意したい。


※このHPページで紹介している相場の動きの見方や見通しは一般的な考え方に基づくものであり、利益の増加や損失の減少を保証するものではありません。ご自身の判断にてお取引いただきますようお願いいたします。