相場分析2019年6月24日-6月28日

 

相場分析(2019年6月24日-6月28日)

【来週の経済指標カレンダー】

重要な指標

ダウ

[今週の相場まとめ]

週の前半はG20でトランプアメリカ大統領が習近平中国国家主席と会談することが発表され、それに先立ち両国間の通商協議が再開されると発表されたことを好感し買いが入った。特に中国への輸出関連株に買いが入った。水曜日にFOMCで早期の利下げが示唆されたことが週内のダウ上昇の支援材料となった。週の後半はイラン革命防衛隊によってアメリが軍の無人偵察機が撃墜されたことから原油価格が上昇し、エネルギー関連株に買いが入った。週では568ドルの上昇。

経済指標では、木曜日発表の新規失業保険申請件数は予想22.0万件、結果21.6万件、金曜日発表の中古住宅販売数は予想525万件、結果534万件だった。

[来週の見通し]

米中間の貿易摩擦は続いている。アメリカ・ペンス副大統領が行う予定だった中国を対象とした演説が延期されるなどの動きも見られているが、中国側がアメリカが関税を続ける限り合意はしないとの報道が中国紙によってされている。来週のG20 に向けて交渉の動きがみられるかが注目材料。無人偵察機の撃墜によって
高まっているアメリカとイランとの間の軍事的な緊張状態の行方にも注目したい。

今週発表される主な経済指標は、6月25日21時30分アメリカ新築住宅販売戸数、消費者信頼感指数、26時00分FRB議長講演、 6月27日21時30分アメリカ新規失業保険申請件数、アメリカ1Q国内総生産。

[テクニカル分析]

買いトレンド。ストキャスティクスが過熱感を示している。

原油

[今週の相場まとめ]

週の前半は米中間の貿易摩擦が悪化するとの観測が懸念材料だったが、G20で米中首脳会談が開催されるとの報が入り買いが入った。また、原油在庫は火曜日発表のAPIの週間統計(予想-110万バレル、結果-80万バレル)と水曜日発表のEIAの週間石油統計(予想-100万バレル、結果-310万バレル)でまちまちな結果だったが、原油在庫が減少したことが支援材料となり上昇した。木曜日にホルムズ海峡でイランがアメリカ軍の無人偵察機を撃墜したことで、地政学的リスクによる買いが入った。金曜日はアメリカがイランへ報復攻撃を行うとの懸念から上昇した。FOMC後、利下げへの期待感からドル安が進んだことも支援材料となった。26時発表のベーカー・ヒューズ稼働原油採掘リグ数は789基(先週比+1基)だった。週では4.72ドル上昇して引けた。

[来週の見通し]

先週のタンカー攻撃に続いて、アメリカの無人偵察機が撃墜されたことで、ペルシャ湾での地政学的リスクが高まっているので続報に注意。引き続き需給面からは在庫が減少しているので、アメリカの原油在庫の発表内容に注意したい。今週は大きな動きはなかったが、ベネズエラやリビアに関連するのニュースにも注意。

今週の主な指標は、日本時間6月25日30時30分のAPI週間原油在庫、26日23時30分のEIA週間原油在庫、28日26時00分発表のベーカー・ヒューズ石油採掘リグ稼働数。

[テクニカル分析]

売りトレンド。ただし、週初めから上昇が続けば、トレンド転換する可能性がある。

[今週の相場まとめ]

週の前半はFOMCの様子見だったものの、米中の貿易摩擦に対する懸念やニューヨーク連銀製造業景況指数が過去最大の低下(先月17.8、今月-8.6)となり景気の先行き懸念から金に買いが入った 。水曜日のFOMC後、会見で利下げが示唆されたことから金に買いが入った。アメリカの無人偵察機の撃墜によってアメリカとイランの間で軍事的緊張が高まったことも支援材料となった。週では54.6ドル上昇して引けた。

[来週の見通し]

利下げへの期待感からドル安が進みやすい展開になっているので、来週も買いが入ることが予想される。アメリカとイランの間の対立に関する続報、G20期間内に行われる米中首脳会談の行方などに注意したい。

今週発表される主な経済指標は、6月25日21時30分アメリカ新築住宅販売戸数、消費者信頼感指数、26時00分FRB議長講演、6月27日21時30分アメリカ新規失業保険申請件数、アメリカ1Q国内総生産。

[テクニカル分析]

買いトレンド。RSIと ストキャスティクスが過熱感を示しているが、来週も上昇の傾向が続くと判断される。

白金

[今週の相場まとめ]

週の前半は、金の堅調に追随して値を上げ、節目の800ドル台を回復した。トランプ・アメリカ大統領がG20で習近平中国国家主席と会談することを表明し、米中の貿易戦争の解決への楽観的見通しによるダウの上昇に支えられ堅調に推移した。 週の後半はアメリカの利下げ期待から、ドル安・株高・金高となったことで白金にも買いが入った。週では6.5ドルの上昇。

[来週の見通し]

利下げへの期待感からドル安が進みやすい展開になっているが、ダウの動きに注意したい。アメリカの景気を左右するので、G20期間内に行われる米中首脳会談の行方に注意したい。

[テクニカル分析]

売りトレンド。ただし週初めから上げが続けば、トレンドの転換が起きる可能性がある。

大豆

[今週のまとめ]

週の前半は、大豆の作付け遅れ懸念とトランプ・アメリカ大統領がG20に合わせて習近平中国国家主席との会談が行われ、貿易協議が再開されると表明したことが支援材料となった。水曜日は利益確定売りで下落したが、木曜日にコーンベルトの悪天候とUSDA発表の週間純輸出成約高が前週の53.1万トンを上回り77.1万トンだったことが支援材料となり上昇した。金曜日はアメリカが関税を維持するなら中国は合意をしないとの情報で米中協議への楽観的見通しが後退したことから売りが入った。 週では1.6セント上昇して引けた。

[来週の見通し]

週末から週明けにかけて寒冷前線の通過により雨が降り続き、低温が続くとの予報となっている。大豆作付けの進展情報には引き続き注意が必要。また、来週のG20に合わせて開催される米中首脳会談と再開される米中通商協議の行方に注意したい。

[テクニカル分析]

買いトレンド。ストキャスティクスが過熱感を示しているが、上昇の傾向が続くと判断できる。

[来週天気予報]

来週天気予報(アメリカ)
・コーンベルト東部:イリノイ州、インディアナ州、オハイオ州
天気:オハイオ川流域で散発的な雨、五大湖周辺にかけて週末は荒天となる見込み。
気温:今後上昇する見込み。
・コーンベルト西部:アイオワ州、ネブラスカ州、ミネソタ州、ミズーリ州
天気:天候が回復。
気温:上昇する見込み。

天然ガス

[今週のまとめ]

気温が上がらず発電需要の落ち込み予想から下落した。木曜日のEIA在庫統計で天然ガスの在庫が(予想+107B、結果+115B)が予想より大きく減少したことで、3年ぶりの安値圏まで下落した。金曜日も気温の上昇から需要増が見込まれたものの生産量の増加が続いていることから、わずかに下落した。週では0.203ドルの下落だった。

[来週の見通し]

来週気温が上がるとの予報で火力発電用需要が増えると予想されているが、生産量が増加しており、値動きは小さいと思われる。日本時間6月27日23時30分のEIAの天然ガス在庫統計には注意したい。

[テクニカル分析]

売りトレンド。RSIとストキャスティクスで加熱感が広がっているが、下落の傾向が続くと考えられる。


※このHPページで紹介している相場の動きの見方や見通しは一般的な考え方に基づくものであり、利益の増加や損失の減少を保証するものではありません。ご自身の判断にてお取引いただきますようお願いいたします。