相場分析2019年7月22日-7月26日

 

来週の経済指標カレンダー

重要な指標

ダウ

[今週の相場まとめ]

月曜日の21時30分発表のニューヨーク連銀製造業業況指数(予測2.00、結果4.30)、木曜日の21時30分発表のフィラデルフィア連銀業況指数(予想5.0、結果21.8)など経済指標の予想外の好調から買いが入った。FRBによる利下げ見通しが支援材料となっている。アメリカ企業の決算では金融株は金利低下見通しから下落、ネットフリックスの決算は予想以下で下げを主導した。金曜日のマイクロソフトの決算は好決算でハイテク株に買いが入った。週では419ドルの上昇。

経済指標では、火曜日発表のアメリカ鉱工業生産は予想の+0.1%通りの結果だったが、アメリカ小売売上高は予想+0.2%に対して+0.4%と予想以上に好調だった。 水曜日発表のアメリカ新規住宅着工件数が事前予想の126.1万戸に対し125.3万戸と減少。木曜日発表のアメリカ失業保険新規申請件数は21.6万件と一致した。

[来週の見通し]

アメリカと中国間の貿易協議の続報、トランプ・アメリカ大統領は必要なら新たに3250億ドルの追加関税を課す可能性があると述べていること、電話協議が行われたことから続報が注目ポイント。 また来週の主な企業決算は23日コカ・コーラ、24日ボーイング、フェイスブック、25日インテル、26日ツイッターなど。

来週発表される主な経済指標は、 7月23日23時00分発表のアメリカ中古住宅販売戸数、7月24日23時00分発表のアメリカ新築住宅販売戸数、7月25日21時30分発表のアメリカ失業保険新規申請件数、7月26日21時30分アメリカ第2四半期国内総生産、23時00分発表のアメリカミシガン大学消費者信頼感指数

[テクニカル分析]

買いトレンド。

[予想の振り返り]

総合上げ上げ上げ上げ上げ
SMA上げ上げ上げ上げ上げ
MACD上げ上げ上げ上げ上げ
一目均衡表上げ上げ上げ上げ上げ
実際上げ下げ下げ上げ上げ

特に週の前半のレンジが外れた。要因は予想外に好調な経済指標、FRBの利下げ期待で、下がらなかったこと。この予想外を織り込むのは困難だと思われるが、シナリオは用意できると考える。下段のテクニカル指標はやはり、上げの中の下げは予想しにくい。

原油

[今週の相場まとめ]

先週上陸した熱帯性暴風雨バリーによる被害は特に無かった。アメリカとイランの間で対話をする動きがあり、緊張が緩和するとの見通しから売られた。アメリカの原油在庫は火曜日発表のAPIの週間統計(予想310.0万バレル減、結果812.9万バレル減)と水曜日発表のEIAの週間石油統計(予想-311.6万バレル、結果-269.4万バレル)と予想より原油在庫が減少しているがガソリン在庫(+311.6万バレル)・留出油在庫(+586.6万バレル)が増加していることで売りが入った。木曜日にイランのドローンをアメリカが撃墜したと発表したことや金曜日にイランが報復としてイギリスのタンカーを拿捕したとの報が入り上昇したが、IEA事務局長が世界的な原油需要の低迷に言及するなど需要低迷懸念から下げた。日本時間7月19日26時発表のベーカー・ヒューズ稼働原油採掘リグ数は779基(先週比-5基)だった。 週では2.44ドル上昇して引けた。

[来週の見通し]

米中間の通商協議の難航による世界需要の下落懸念、核開発をめぐるイランとアメリカの対立の行方が注目ポイント。先週のイギリスによるイランタンカーの拿捕に対抗した金曜日のイランによるイギリスタンカーの拿捕が更なる対立の拡大につながるかどうかが注目ポイント。続報のないリビアやベネズエラの情勢にも注意を払いたい。

来週の主な指標は、日本時間7月23日29時30分のAPI週間原油在庫、24日23時30分のEIA週間原油在庫、25日26時00分発表のベーカー・ヒューズ石油採掘リグ稼働数。

[テクニカル分析]

売りトレンド。

[予想の振り返り]

総合上げ上げ上げ上げ上げ
SMA上げ上げ上げ上げ上げ
MACD上げ上げ上げ下げ下げ
一目均衡表上げ上げ上げ上げ上げ
実際下げ下げ下げ下げ下げ

エネルギー需要の先細り懸念があり、予想したほど上げ幅が小さかった。イラン関係などヘッドラインに左右された上げはあったが、景気後退による需要先細り懸念が優勢で下げ幅を拡大した。火曜日以降は米国原油在庫の増加などと共に傾向を折りこむ必要があった。下段のテクニカル指標は正反対の予想でほぼ全滅だが、木曜以降MACDの反応が一番早い。

[今週の相場まとめ]

月曜日は4-6月期の中国のGDPが+6.2%と27年ぶりの低い伸び率となり中国経済の先行きに対する懸念から買いが入った。その後は月曜日の21時30分発表のニューヨーク連銀製造業業況指数(予測2.00、結果4.30)、木曜日の21時30分発表のフィラデルフィア連銀業況指数(予想5.0、結果21.8)など経済指標の予想外の好調からドル高となったことで売りが入った。ただ、FRBの利下げ見通しが下値を支えた。

[来週の見通し]

イランによるタンカー拿捕など、アメリカとイランの間の対立の続報、電話協議のあった米中協議の進展状況も注目ポイント。また、 30日から予定されているFOMCにむけた利下げの幅の観測についての情報によった値動きが予想される。

来週発表される主な経済指標は、 7月23日23時00分発表のアメリカ中古住宅販売戸数、7月24日23時00分発表のアメリカ新築住宅販売戸数、7月25日21時30分発表のアメリカ失業保険新規申請件数、7月26日21時30分アメリカ第2四半期国内総生産、23時00分発表のアメリカミシガン大学消費者信頼感指数

[テクニカル分析]

買いトレンド。

[予想の振り返り]

総合上げ上げ上げ上げ上げ
SMA上げ上げ上げ上げ上げ
MACD下げ下げ下げ下げ下げ
一目均衡表上げ上げ上げ上げ上げ
実際下げ下げ上げ下げ下げ

中国経済の状況なども相場の値動きに織り込むべきだった。FRBの利下げだけでなく幅などの情報にもっとアンテナをはり、予想に含めるべきだった。下段のテクニカル指標はMACDだけが下げを予測できた。

白金

[今週の相場まとめ]

全体的に金相場に連動した。FRBの利下げ期待が下値を支え、アメリカの好調な経済指標によるドル高が上値を抑える展開だった。特に月曜日21時30分発表のニューヨーク連銀製造業業況指数(予測2.00、結果4.30)、木曜日21時30分発表のフィラデルフィア連銀業況指数(予想5.0、結果21.8)の予想外の好調からドル高となったことで売りが入った。 金曜日に0.50%の大幅利下げ期待が後退したことも懸念材料となった。

[来週の見通し]

30日から予定されているFOMCにむけた利下げの幅観測によった値動きが予想される。また、第2四半期の決算を受けた株価の動きに注意したい。

[テクニカル分析]

買いトレンド。

[予想の振り返り]

総合上げ上げ上げ上げ上げ
SMA上げ上げ上げ上げ上げ
MACD上げ上げ上げ上げ上げ
一目均衡表上げ上げ上げ上げ上げ
実際上げ下げ上げ上げ下げ

金の相場と為替の変動に左右された。予想外に好調な経済指標はやむを得ないが、金の変動などを加味できないか考える必要がある。 下段のテクニカル指標は金曜日など上げ傾向の中の下げは予想できなかった。

大豆

[今週のまとめ]

週の前半は、コーンベルトで熱帯性暴風雨のバリーによる雨が降ったことで高温による作柄懸念は後退した。7月15日発表の作柄報告では良以上は53%となり1%悪化しており平年の71%を下回っている。作付け率は96%(平年99%)、発芽率90%(平年99%)、開花率10%(平年32%)と生育が遅れている。週の後半に来週の気温が低下するとの予報から夏場の熱波による不作に対する懸念が後退し大きく値段を下げた。 週では30.2セント上昇して引けた。

[来週の見通し]

コーンベルトでは今週末から気温が低下し広範囲で雨が予想されている。これにより、熱波による作柄への影響懸念が後退している。改善が見られない大豆の作柄について7月22日発表のUSDAのクロップレポートの内容に注目したい。また金曜日に米中間で電話会談が行われ、進展によっては財務長官と通商代表の訪中が予想されている。続報に注意したい。

[テクニカル分析]

売りトレンド。

[来週天気予報]

来週の天気予報(アメリカ)
・コーンベルト東部:イリノイ州、インディアナ州、オハイオ州
天気:広範囲で降雨や雷雨が発生の見込み。
気温:気温が上昇しているが、今後は気温低下の見込み。
・コーンベルト西部:アイオワ州、ネブラスカ州、ミネソタ州、ミズーリ州
天気:広範囲で降雨や雷雨の発生の見込み。
気温:気温が上昇しているが、今後は気温低下の見込み。

[予想の振り返り]

総合下げ下げ上げ上げ上げ
SMA下げ下げ上げ下げ下げ
MACD下げ下げ下げ下げ下げ
一目均衡表上げ上げ上げ上げ上げ
実際下げ下げ下げ上げ上げ

天候情報次第になっている。木曜までは熱帯性暴風雨による降雨を加味することができているが、ヘッジファンドによる買戻しポジション調整などを特に金曜日にについて予想に入れることが必要。下段のテクニカル指標は水曜日に転換できなかったが木曜は転換を予想できた。

コーン

[今週のまとめ]

週の前半は、コーンベルトで熱帯性暴風雨のバリーによる雨が降ったことで高温による作柄懸念は後退した。7月15日発表の作柄報告では良以上は58%となり+1%改善が見られたものの平年の75%を下回っている。受粉(シルキング)率も17%と平年の42%を依然として大きく下回っている。週の後半に、来週の気温が低下するとの予報から夏場の熱波による不作に対する懸念が後退し大きく値段を下げた。週では11.8セント上昇して引けた。

[来週の見通し]

コーンベルトでは今週末から気温が低下し広範囲で雨が予想されている。これにより、熱波による作柄への影響懸念が後退している。コーンの作柄報告や受粉率がさらに改善するか、7月22日発表のUSDAのクロップレポートの内容に注目したい。

[テクニカル分析]

売りトレンド。

[予想の振り返り]

総合下げ下げ下げ下げ下げ
SMA下げ下げ下げ下げ下げ
MACD下げ下げ下げ下げ下げ
一目均衡表下げ下げ上げ上げ上げ
実際下げ下げ上げ下げ下げ

熱帯性暴風雨による降雨とその後の天気予報を加味して、全体的な傾向はあっているが、火曜日の下落などは加味しきれなかった。下段のテクニカル指標の傾向はあっている。

天然ガス

[今週のまとめ]

先週上陸した熱帯性暴風雨バリーの被害はなく、影響は限定的だった。天気予報で来週以降の気温低下が予想され、需要減予測で下落した。木曜日のEIA在庫統計で天然ガスの在庫は予想+62Bに対し、結果+65Bとほぼ予想通りだった。

[来週の見通し]

今後の気温が上がり熱波となる予報だが、来週は気温の低下が予想されている。冷房用発電需要が減少する見通しで下落すると考えられる。夏場の需要期に向けてLNG輸出量が増加していることが支援材料となっている。日本時間7月25日23時30分のEIAの天然ガス在庫統計や今後の天気の情報には注意したい。

[テクニカル分析]

売りトレンド。

[予想の振り返り]

総合上げ上げ上げ上げ上げ
SMA上げ上げ上げ上げ上げ
MACD上げ上げ上げ上げ上げ
一目均衡表下げ下げ下げ下げ下げ
実際下げ下げ上げ下げ下げ

予想以上に気温低下予報による需要減から下げが大きかったため上値の予測が大きくずれてしまった。下値についたは何とか抑えられた。今後、天然ガス需要予測についての情報を入手し反映する必要がある。下段のテクニカル指標は動きが緩いためか一目均衡表の一致が良かった。


※このHPページで紹介している相場の動きの見方や見通しは一般的な考え方に基づくものであり、利益の増加や損失の減少を保証するものではありません。ご自身の判断にてお取引いただきますようお願いいたします。