相場分析2019年9月16日-9月20日

 

来週の経済指標カレンダー

重要な指標

株式指数

ダウ

[今週の相場まとめ]

月曜日は金融当局の金融緩和や景気刺激策の期待から上げたが、ハイテク株の下落などで小幅な上昇だった。火曜日は工業株の上昇がダウの上昇を牽引し上昇した。水曜日は中国が報復関税の中から16品目を関税対象から外すとの報が入り、貿易摩擦の緩和期待から買いが入って27000ドル台を回復して引けた。木曜日はECBの追加金融緩和策や米中間で関税延期などの暫定合意がなされるとの報が入り、合意実行の事実確認は出来なかったが協議の進展期待から上昇した。金曜日も貿易協議への期待から上げた。良好な経済指標が追い風になったが、FOMCを控えた高値警戒感から上値は重く、若干の上昇で引け週内全日で上昇だった。

経済指標では、水曜日発表の消費者物価指数は0.1%で予想と一致。木曜日の新規失業保険申請件数は20.4万件と予想21.5万件を下回り、コアCPIは0.3%と予想の0.2%を上回るなど好調だった。金曜日発表のアメリカ小売売上高は0.4%増加と予想の0.2%を上回った。

[来週の見通し]

9月18、19日にFOMCが開催されるため18日までは様子見の相場になることが予想される。動きとしては利下げ期待による上昇相場が予想されるが、利下げされなかった場合は大きく下げることが予想されるので注意したい。

[テクニカル分析]

買いトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日  順位 
総合上げ上げ上げ上げ上げ100上げ
MACD上げ上げ上げ上げ上げ100上げ1
アルーン上げ上げ上げ上げ上げ100上げ2
ドンチャン上げ上げ上げ上げ上げ100上げ3
EMA上げ上げ上げ上げ上げ100上げ4
SMA上げ上げ上げ上げ上げ100上げ5
先週未使用
AO上げ上げ上げ上げ上げ100上げ
一目均衡表中立中立上げ上げ上げ60上げ
実際上げ上げ上げ上げ上げ

上げトレンドに転じた後、上げ一辺倒だったため、指標として役に立っていない。

エネルギー

原油

[今週の相場まとめ]

月曜日はサウジアラビアの新石油相が減産の継続を示唆したことやドル安を受けて上昇した。火曜日はトランプ・アメリカ大統領がボルトン国家安全保障問担当補佐官を解任し、イランとの関係改善が見込まれたことから下落した。水曜日、朝方のAPIの原油統計では原油在庫は720万バレルの減少だった。同日夜のEIAの原油在庫統計は690万バレル減、ガソリン在庫は68万バレル減、留出油在庫は270万バレル増とちぐはぐな結果だったが、補佐官解任によるアメリカとイランとの関係改善の期待から強い売りが入り56.00ドル台を割り込んだ。木曜日はJMMCが開催されたが減産についての目立った材料はなく、水曜日の流れから下落し54.50ドルを割り込んだ。その後、米中協議の進展期待から買い戻されたが上値は重かった。金曜日も値下げ圧力を米中協議の進展期待が支える形だった。ベーカー・ヒューズ原油採掘リグ稼働数は733基(先週比-5基)と今週も減少となった。

[来週の見通し]

アメリカの原油生産が史上最高量で推移していることが常に上値を抑えている展開。ダウが上昇基調にあるため原油相場が下支えされているが、FOMC後の声明に対してダウが下振れした場合は下げると予想される。加えて来週末から始まる国連総会に合わせてアメリカ・イランの会談の可能性が取りざたされており、会談が実現し、FOMC後のダウの下落と重なった場合は50ドルを割る可能性も視野に入ってくる。大西洋上の熱帯低気圧ウンベルト(Humberto)はドリアン(Dorian)と同様に東海岸を北上すると考えられ、需要への影響すら小さいだろう。土曜日にフーシ派が再びサウジアラビアの石油施設を攻撃したとの報が入っている。黒煙が上がっている模様だが続報には注意したい。(記事出典:アルジャジーラ https://www.aljazeera.com/news/2019/09/drones-hit-saudi-aramco-facilities-fires-190914051900472.html)

[テクニカル分析]

売りトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合上げ上げ上げ上げ上げ20下げ
ドンチャン上げ上げ上げ上げ下げ40下げ1
MACD上げ上げ上げ上げ上げ20中立2
EMA上げ上げ上げ上げ上げ20下げ3
SMA上げ上げ上げ上げ上げ20上げ4
アルーン上げ上げ上げ上げ上げ20上げ5
先週未使用
一目均衡表下げ上げ上げ上げ上げ0上げ
AO上げ上げ上げ上げ上げ20上げ
実際上げ下げ下げ下げ下げ

原油は前週の上昇の後、週末にかけて下落が続いたため、指標が上げに引っ張られてしまい当たっていない。方向性が分かりにくくなっている。どちらにでも取れる内容だが、MACDが下抜けしそうなため売りと判断。

天然ガス

[今週のまとめ]

今週は来週以降の気温が上がり、ガス消費が増える見通しが支援材料となった。月曜日は先週の流れを引き継ぎ2.600ドル直前まで上昇した。火曜日は2.630ドル台まで上昇したものの、その後は利益確定の売りが入り下落で引けた。水曜日は輸出の伸び悩みと冷房需要の減少見通しを材料に下落、買い戻しも入ったが、2.530ドルの水準まで下落して引けた。木曜日はEIAの天然ガス在庫が予想の82Bを下まわって78Bだったことで急騰した。その後、利益確定の売りは入ったが、上昇水準を維持して引けた。金曜日は再び気温上昇に伴う需要増予測から上昇し、2.630ドルに迫る勢いを見せ2.600ドル台を維持して引けた。

[来週の見通し]

天然ガス生産量が記録的な水準となっていることは引き続き相場の上値を抑えている。だが、来週から再来週の気温は上昇すると予想されているため上げ基調か。日本時間9月19日23時30分のEIAの天然ガス在庫統計で今週と同様予想より在庫が増える場合の動きには注意。

[テクニカル分析]

買いトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日  順位
総合上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
MACD上げ上げ上げ上げ上げ60上げ1
SMA上げ上げ上げ上げ上げ60上げ2
EMA上げ上げ上げ上げ上げ60上げ3
アルーン上げ上げ上げ上げ上げ60上げ4
ドンチャン上げ上げ上げ上げ上げ60上げ5
先週未使用
一目均衡表上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
AO上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
実際上げ下げ下げ上げ上げ

上げの傾向が続いているのと全ての指標が上げとなったため、有効な予想とはあまり言えない。水曜日・木曜日の下げを予想できた指標はない。

貴金属

[今週の相場まとめ]

月曜日は堅調で始まったが、立会時間にムニューシン財務長官が、米中協議に為替問題をむくめると発言したことで、先行き懸念から売りが入り1500ドルを割り込んだ。火曜日は中国の消費者物価指数が-2.8%(予想+2.6%)、生産者物価指数が-0.8%(予想-0.9%)と予想を上回ったことで下落し1480ドル台まで下落した。水曜日はアメリカのPPIが予想の0.0%を上回って0.1%となったことで売りが入った。その後ドル高・ユーロ安の一服から買い戻された。木曜日はECBが量的緩和策を発表したことで買いが入り1500ドル台を回復したものの、米中協議が暫定合意になるとの報から下落し1500ドルを再び割り込んだ。金曜日は金融緩和策への期待から1500ドルを回復する場面もあったが、米中協議の進展期待や経済指標が強気だったことから来週のFOMCでの追加利下げ観測が後退し下落した。

[来週の見通し]

週の前半は9月18日から19日まで開かれるFOMC前の様子見が予想される。期待上げからの失望売り、あるいはサプライズ上げなど、様々なシナリオがありうるが、労働市場の底堅さと株価の高さを考えれば、大幅利下げのサプライズはほぼなく、小幅利下げの失望売りが一番ありうるシナリオか。
国外ではECBの金融緩和発表に伴い、欧州各国が金融緩和策を発表することがあれば支援材料となるのでニュースには注意したい。

[テクニカル分析]

売りトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
MACD下げ下げ下げ下げ下げ60下げ1
EMA上げ上げ上げ下げ下げ40下げ4
AO上げ上げ上げ上げ上げ40下げ5
アルーン下げ下げ下げ下げ下げ60下げ2
ドンチャン下げ下げ下げ下げ下げ60下げ3
先週未使用
SMA上げ上げ下げ下げ下げ20下げ
一目均衡表上げ上げ上げ上げ上げ40上げ
実際下げ下げ上げ上げ下げ

トレンド転換後、MACDは上手く予想できたのではないか。後は比較的反応の早い指標が売りを予想できた。

白金

[今週の相場まとめ]

月曜日は米中協議で為替問題が含まれるとムニューシン財務長官が述べたことへの懸念から下落した。火曜日は金が軟調になったことで下落した。水曜日も金の相場に追従し立会時間を挟んで高下して値上がりで引けた。木曜日は欧州時間にECBの量的緩和が発表され金が軟調となり下落した。その後米中間の間で暫定合意がなされるとの報が入り急騰した。金曜日は金の堅調と欧州株の堅調に支えられ上昇したが、金が急落すると白金も売られて引けた。

[来週の見通し]

金が暴落するか、金とダウが同時下落しない限り、金の上昇とダウの上昇を乗り換えた形の値上がりが来週も起きるのではないか。そのため、FOMC前の金の上昇と利下げでの実施の場合にダウが最高値を超えて上昇する場合が、白金が一番上げるシナリオか。下落の場合は、過度の利下げ期待感による金の上昇からのFOMC後の金の暴落に伴う下げか。

[テクニカル分析]

強い買いトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合上げ上げ上げ上げ上げ40上げ
SMA上げ上げ上げ上げ上げ40上げ1
MACD上げ上げ上げ上げ上げ40上げ2
EMA上げ上げ上げ上げ上げ40上げ3
AO上げ上げ上げ上げ上げ40上げ4
アルーン上げ上げ上げ上げ上げ40上げ5
先週未使用
ドンチャン上げ上げ上げ上げ上げ40
一目均衡表上げ上げ上げ上げ上げ40
実際下げ下げ上げ上げ下げ

先週、上げが続いたため下げへの転換を見せている指標はまだない。

穀物

来週天気予報

天気予報(アメリカ)
・コーンベルト東部:イリノイ州、インディアナ州、オハイオ州
天気:広い範囲で雨。今後の予想雨量はまちまち。
気温:平年以上まで上昇する見込み。
・コーンベルト西部:アイオワ州、ネブラスカ州、ミネソタ州、ミズーリ州
天気:雨や雷雨。今後の予想雨量は平年を上回る。
気温:平年以上まで上昇する見込み。
・アメリカ東海岸での新しい熱帯低気圧hunbertoが発生したが上陸の可能性は低い。

大豆

[今週のまとめ]

週の前半はコーンベルトの好天が懸念材料だった。月曜日のクロップレポートでは開花率96%(平年100%)、着サヤ率92%(平年98%)となった。作柄予想は良以上は55%と据え置き、劣以下が12%と1%の改善だった。また輸出検証高に40.8万トンの中国向けが含まれた。火曜日は、クロップレポートでのコーンの作柄予想悪化による上昇につれ高となった。水曜日は需給報告を翌日に控えてポジション調整が入り、やや下落して引けた。木曜日には前日発表されたアメリカの対中関税延期が決まったことで買いが入り上昇した。需給方向は予想通りの内容で買いが入り約10セント上昇した。金曜日は中国側が大豆を報復関税の対象から外すなど米中の歩み寄りが見られたことで上昇した。

[来週の見通し]

コーンベルトでは乾燥の懸念も霜の懸念も後退している。クロップレポートでは作柄が据え置かれているが、需給報告では生産量が引き下げられた。9月16日のUSDAのクロップレポートで逆方向となる作柄改善があれば、大きく相場が動く動くサプライズとなるだろう。また、同じUSDAの輸出成約高報告で中国向けの輸出がない場合には楽観の後退から今週上げた分を下げる可能性があるので注目。

[テクニカル分析]

買いトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
ドンチャン下げ下げ上げ上げ上げ60上げ2
アルーン上げ上げ上げ上げ上げ60上げ3
MACD上げ上げ上げ上げ上げ60上げ4
SMA上げ上げ上げ上げ上げ60上げ5
EMA下げ上げ上げ上げ上げ80上げ1
先週未使用
一目均衡表下げ下げ上げ上げ上げ60上げ
AO上げ下げ下げ下げ上げ40上げ
実際下げ上げ下げ上げ上げ

終盤の上げは、予想できたと言えるのではないか。

コーン

[今週のまとめ]

週を通してコーンベルトの好天が懸念材料だったほか、木曜日の需給報告の様子見の展開だった。月曜日のUSDAクロップレポートはドウ率89%(平年97%)、デント率55%(平年77%)と生育は遅れがちだが進んでいる。作柄予想は良以上は55%と3%悪化のサプライズとなった。火曜日はクロップレポートでの悪化と、需給報告での生産量引き下げ予測から買いが入った。水曜日はポジション調整の動きがあり下落した。USDAの発表した需給報告が予想通りの方向性だったものの内容が予想より強気だったことで強い売りが入った。その後は大豆のつれ高となり上昇した。金曜日はこの流れを引き継ぎ上昇した。

[来週の見通し]

今週コーンベルトでは気温が雨も多く気温も上昇した。来週も気温が上がって降水量も多い予想となっており、引き続き生育には適した気候となる。先週のクロップレポートでは3%の作柄悪化がサプライズとなり上昇し、需給報告でも予想を下まわる悪化だったため下落したものの大豆の連れ高となった。よって、9月16日にUSDAが発表するクロップレポートでは作柄に改善がみられても悪化がみられても値が動くことが予想されるので内容に注意したい。

[テクニカル分析]

売りトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
SMA下げ下げ下げ下げ下げ40下げ3
一目均衡表下げ下げ下げ下げ下げ40下げ4
EMA下げ下げ下げ下げ下げ40下げ5
AO下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
ドンチャン下げ下げ下げ下げ上げ60上げ1
先週未使用
アルーン下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
MACD上げ上げ上げ上げ上げ60上げ2
実際下げ上げ下げ上げ上げ

下落トレンド予想が続くが、トレンド転換の兆しがある。ドンチャンチャネルの反応が早いか。


※このHPページで紹介している相場の動きの見方や見通しは一般的な考え方に基づくものであり、利益の増加や損失の減少を保証するものではありません。ご自身の判断にてお取引いただきますようお願いいたします。