相場分析2019年9月30日-10月4日

 

来週の経済指標カレンダー

重要な指標

株式指数

ダウ

[今週の相場まとめ]

月曜日は欧州景気の先行き不安から売りが入り、27000ドルの大台を割り込んだ。火曜日はトランプ・アメリカ大統領が国連演説で、中国の不公正な貿易慣行を非難したことで、米中協議の先行き不安が広がったほか、民主党候補に打撃を与える目的でウクライナに圧力を掛けたとの疑惑から弾劾の可能性が高まり、下落した。水曜日はウクライナ疑惑が司法省による電話通話記録の公開から圧力部分は存在せず疑惑が後退したこと、新築住宅販売戸数が予想を上回って好調だったことで上昇した。木曜日はウクライナ疑惑で民主党優勢の米下院が調査を開始したことは懸念材料だったが、中国王毅外相がアメリカ製品の輸入拡大の用意があると述べたことから上昇した。ただし終値での27000ドル台は回復できなかった。金曜日はトランプ政権が対中投資の制限(株式市場での中国株の廃止)を検討しているとの報を受けて下落した。

経済指標では、火曜日発表のアメリカ消費者信頼感指数は125.1と予想の133.0を下回った。水曜日発表のアメリカ新築住宅販売戸数は71.3万戸と予想の66.0万戸を上回った。木曜日の新規失業保険申請件数は21.3万件と予想21.2万件とやや悪化、アメリカ第2四半期国内総生産は2.0%と予想と一致した。金曜日発表のアメリカ個人消費支出は0.1%増と予想の0.3%を下回った。

[来週の見通し]

米中貿易協議の米中双方の反応などを伝えるヘッドラインに注意したい。特に金曜日に発表された対中投資制限に関する続報には注目。また来週金曜日の雇用統計の結果如何で追加利下げに関する観測が変わり、相場の上下が予想されるので注意。

[テクニカル分析]

買いトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日  順位 
総合上げ上げ上げ上げ上げ20上げ
MACD上げ上げ上げ下げ下げ60下げ1
アルーン上げ上げ下げ下げ下げ40下げ2
ドンチャン上げ上げ上げ上げ上げ20上げ3
EMA上げ上げ上げ上げ上げ20上げ4
SMA上げ上げ上げ上げ上げ20上げ5
先週未使用
AO上げ上げ上げ上げ上げ20上げ
一目均衡表上げ上げ上げ上げ上げ20上げ
実際下げ下げ上げ下げ下げ

SMAやEMAにも下げへ転換する兆しがあり、下げトレンド転換も間近か。

エネルギー

原油

[今週の相場まとめ]

月曜日は先週のアメリカによるイランへの追加制裁や中東への追加派兵から上窓で始まったが、欧州経済の先行き懸念やサウジアラビアの生産回復の見込みから上値は重かった。火曜日はトランプ・アメリカ大統領が、国連演説で中国の貿易慣行の不公正を訴えたことで米中協議の楽観ムードがしぼみ下落した。水曜日の朝方のAPIの原油統計は原油在庫が138万バレル増、ガソリン在庫が190万バレル増、留出油在庫が220万バレル減だった。同日夜のEIAの原油在庫統計は241万バレル増、ガソリン在庫は51万バレル増、留出油在庫は297万バレル増となり、相場の重しとなったが株高やイランのロウハニ大統領が国連総会中での会談を拒否したことで買いが入った。木曜日はウクライナ問題で米下院が大統領の弾劾に向け調査を始めたことが相場の重しとなった。金曜日はサウジアラビアがイエメンとの部分停戦に応じたことで下落したが、その後、アメリカ側の制裁放棄を条件にイランが核合意に復帰するとの英仏独の調停案が拒絶されたことで上昇した。ベーカー・ヒューズ社発表の原油採掘リグ稼働数は713基(-6基)となり、6週間連続の減少となった。

[来週の見通し]

サウジアラビアが発表した今月末の原油生産の復旧が確認されるかどうかが週の前半の注目ポイントとなると思われる。また、30日までの国連総会の期間で、イランとアメリカの間に何らかのアクションがあるのかには依然注目。最後に28日にEUから追加制裁を受けたベネズエラ情勢にも目を向けたい。

[テクニカル分析]

売りトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合上げ上げ上げ上げ上げ0下げ
ドンチャン上げ上げ下げ下げ下げ60下げ1
EMA上げ上げ上げ上げ上げ0下げ4
一目均衡表下げ上げ上げ上げ上げ20上げ3
MACD上げ上げ上げ下げ下げ40下げ2
SMA上げ上げ上げ上げ上げ0上げ5
先週未使用
アルーン上げ上げ上げ上げ上げ0下げ
AO上げ上げ上げ上げ上げ0上げ
実際下げ下げ下げ下げ下げ

SMAも線が接近してきており、トレンド転換。

天然ガス

[今週のまとめ]

週を通して気温の上昇によって暖房需要が減衰するとの見通しが重しとなった。月曜日は需要減予測から2.500ドルを割り込んだが、回復して引けた。火曜日は、限月乗り換えと思われる強い買いが入ったが、需要減の見通しは強く2.500ドルを割り込んだ。水曜日も売りが入ったが、2.500ドル台を回復して引けた。木曜日は取引の前半に2.500ドルを割り込み、更にEIAの天然ガス在庫が予想の89Bを大幅に上回った102Bだったことで急落し2.430ドル台まで下落した。金曜日は2.400ドル台を割り込むまで下落した。

[来週の見通し]

来週以降の気温は上昇が予想されているが、却って秋の気候は穏やかになり需要は減少すると思われる。金曜日の時点で10月の気温の下落が予想されており、暖房需要の発生がありうる。日本時間10月3日23時30分のEIAの天然ガス在庫統計には注意。今週は特に注意するものはなかったがハリケーンや熱帯低気圧などの気象情報にも注意したい。

[テクニカル分析]

買いトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日  順位
総合上げ上げ上げ上げ上げ60下げ
MACD上げ下げ下げ下げ下げ60下げ2
SMA上げ上げ上げ上げ上げ40上げ3
EMA上げ上げ上げ上げ上げ40上げ4
アルーン上げ下げ下げ下げ下げ80下げ1
ドンチャン上げ上げ上げ上げ上げ40下げ5
先週未使用
一目均衡表上げ上げ上げ上げ上げ40上げ
AO上げ上げ上げ上げ上げ40上げ
実際上げ下げ上げ下げ下げ

上げトレンドが続いていたが、下げに転じたほか、EMA、SMAなどにも転換する兆しがある。

貴金属

[今週の相場まとめ]

月曜日は米中間の通商協議の不透明感から堅調、欧州の経済の先行き不安から上昇し1520ドル台まで上昇した。火曜日はアメリカの経済指標が弱かったことで買いが加速1530ドル台まで上昇した。水曜日は、トランプ・アメリカ大統領へのウクライナ疑惑の後退や、中国がアメリカから豚肉を輸入すると発表したことなどからドル高が進行し、一気に1500ドル台まで下落した。木曜日は為替の動きに追随した動きで小幅な値動きだった。金曜日は欧州経済の先行き不安からドル高が進み下落した。FRB高官が利下げについて慎重な姿勢であることは懸念材料だったが、米中協議の不透明感、米政局不安、対中投資制限の検討などが支援材料となり買い戻された。

[来週の見通し]

米中協議の協議の行方が相場の流れを左右すると考えられる。ただ、10月初めは中国が国慶節の祝日のため、中国の反応はやや鈍いか。また、金曜日の雇用統計の予想や結果が、追加利下げへの期待感へ影響を与え、相場を左右するため関係者の発言などに注意したい。

[テクニカル分析]

買いトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合下げ下げ下げ下げ下げ40上げ
MACD下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
アルーン下げ上げ上げ上げ上げ40上げ3
ドンチャン下げ下げ下げ下げ下げ40下げ4
EMA上げ上げ上げ上げ上げ60上げ1
AO下げ下げ下げ下げ下げ40上げ5
先週未使用
SMA下げ下げ下げ下げ上げ20下げ
一目均衡表上げ上げ下げ上げ下げ60上げ2
実際上げ上げ上げ下げ下げ下げ

金の一目均衡表の遅行スパン(26日遅れ)の動きがここ12営業日実レートとほぼ重なっているとことが気になる。

白金

[今週の相場まとめ]

月曜日は欧州経済の先行き不安によるユーロ安と金の堅調に追随して大きく上げた。火曜日は株安から売られ950ドルを割り込んだが、その後金の堅調を受けて上昇した。水曜日はドル高が進行したことで、約25ドルと大幅に下落した。木曜日もドル高の進行で下落したが、立会時間中に買い戻され上昇して引けた。金曜日は欧州経済の先行き不安によるユーロ安から下落、その後はドル安に転じたことで930ドル台を回復して引けた。

[来週の見通し]

今週も、欧州経済の先行きや、米中協議についての発言、雇用統計に絡んだ追加利下げの観測などが相場を左右しそうだ。このほか、下院で進む大統領弾劾への調査の進展による株価の動きにも注意を払いたい。

[テクニカル分析]

買いトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
SMA上げ上げ上げ上げ上げ60上げ1
EMA上げ上げ上げ上げ上げ60上げ2
AO上げ上げ上げ上げ上げ60上げ3
ドンチャン上げ上げ上げ上げ下げ40下げ5
一目均衡表上げ上げ上げ上げ上げ60上げ4
先週未使用
MACD下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
アルーン下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
実際上げ下げ下げ上げ上げ

下げを示すテクニカル指標が出てきている状況。

穀物

来週天気予報

天気予報(アメリカ)
・コーンベルト東部:イリノイ州、インディアナ州、オハイオ州
天気:広い範囲で雨。今後の予想雨量はまちまち。
気温:北部以外は月内は平年以上まで上昇する見込み。
・コーンベルト西部:アイオワ州、ネブラスカ州、ミネソタ州、ミズーリ州
天気:南部で雨。今後の予想雨量はまちまち。
気温:北部以外は月内は平年以上まで上昇する見込み。

大豆

[今週のまとめ]

月曜日はUSDA発表の輸出成約高が好調(92.2万トン、中国向け20.7万トン)となり上昇した。同クロップレポートでは落葉率34%(平年59%)となった。作柄予想は良以上は54%と据え置き、劣以下が13%と1%の改善が見られた。火曜日は、中国が120万トンの大豆を購入したとの報が入り上昇した。水曜日はトランプ大統領の発言・演説に左右された。立会時間前半は国連演説おいての中国批判で下落、後半には見通しは明るいと発言したことで買い戻された。木曜日は中国がさらに600万トンの大豆を購入するとの報で上昇したが、USDA発表の輸出検証高が103.8万トンと前週の172.8万トンを大幅に下回ったことで下落した。金曜日は中国の買い付け情報が下支えとなったが、アメリカによる対中投資制限の方が上値を抑えた。

[来週の見通し]

クロップレポートでは生育に適した好天が続き作柄が改善されている。9月30日のUSDAのクロップレポートでの作柄改善予想に注意したいが、既に収穫が始まりつつあり、降雨による悪化以外の影響は限定的か。中国によるアメリカ産大豆600万トンの10月10日までの追加購入が発表されたがUSDAの輸出成約高報告で確認されるかに注意したい。大量に確認される場合は米中協議への楽観が強まり、大きく上げる可能性がある。

[テクニカル分析]

買いトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
EMA上げ上げ上げ上げ上げ60上げ2
ドンチャン上げ上げ上げ上げ上げ60上げ3
アルーン上げ上げ上げ上げ下げ80下げ1
MACD上げ上げ上げ上げ上げ60上げ4
SMA上げ上げ上げ上げ上げ60上げ5
先週未使用
一目均衡表上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
AO上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
実際上げ上げ下げ下げ下げ

先週初めの上げに引っ張られる中、アルーンは健闘した。

コーン

[今週のまとめ]

月曜日は大豆の連れ高となって上昇した。引け後のUSDAクロップレポートはドウ率96%(平年100%)、デント率79%(平年94%)、成熟率29%(平年57%)、収穫率7%(平年11%)となり、収穫が始まっている。作柄予想は良以上は57%で2%の改善、劣以下も13%と1%改善した。火曜日は作柄改善を受けた下窓で始まったが、大豆や小麦のつれ高となり上昇した。水曜日は10月以降の気温低下観測から買いが入り上昇した。木曜日は輸出成約高が49.4.万トンと前週の146.5万トンから大きく減少したことで下落した。金曜日は週明けの全米四半期在庫報告をにらんだポジション調整で買いが入った。

[来週の見通し]

コーンベルトは生育に適した天候となっているが、降雨が続いているため品質懸念が出始めている。9月30日にUSDAが発表するクロップレポートでは作柄予想がどうなるか、同日の在庫報告での在庫の増減に注意したい。ただし、既に天候は大きな収穫量減にはつながらない見込み。トランプ大統領の弾劾調査によって、バイオ燃料としてのコーンの需要(来年度使用が予定される200億ガロンの75%がコーン由来)の先行き不安が出ているため、関連の情報にも注意したい。

[テクニカル分析]

買いトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合上げ上げ上げ上げ上げ40上げ
ドンチャン上げ上げ上げ上げ上げ60上げ1
MACD上げ上げ上げ上げ上げ60上げ2
SMA上げ上げ上げ上げ上げ60上げ3
一目均衡表下げ下げ下げ下げ下げ40下げ4
EMA下げ上げ上げ上げ上げ40上げ5
先週未使用
アルーン下げ上げ上げ上げ上げ40上げ
AO下げ上げ上げ上げ上げ40上げ
実際上げ上げ下げ下げ上げ

上下か続く中、上下しているのはアルーンだが正答率が低い。


※このHPページで紹介している相場の動きの見方や見通しは一般的な考え方に基づくものであり、利益の増加や損失の減少を保証するものではありません。ご自身の判断にてお取引いただきますようお願いいたします。