相場分析2019年9月9日-9月13日

 

来週の経済指標カレンダー

重要な指標

株式指数

ダウ

[今週の相場まとめ]

月曜日はレイバーデイの祝日で動きは低調だったが、日本時間の日付が変わること米中協議の難航が伝えられ、約200ドル下落した。直後買い戻され、陽線で引けた。火曜日は、アメリカのISM製造業購買担当者景況指数が景気の節目となる50を3年ぶりに割り込んだことで値下がりして引けた。水曜日は中国の指標が3カ月ぶりに好調だったことと香港のデモの発端となった逃亡犯条例の撤回や、英国議会が合意値基離脱を阻止するための法案を可決したことなどで上昇して引けた。木曜日は経済指標の内ISM非製造業総合指数と製造業新規受注が好調だったことで買いが入ったほか、米中協議が10月上旬に開催されることが発表されたことが支援材料となった。金曜日は雇用統計が予想より不調だったことで大きな売りが入ったが、直後に利下げ期待から買い戻された。週で約650ドル上げて引けた。

経済指標では、火曜日のアメリカISM製造業購買担当者景況指数は51.1と予想の49.1を下回った。木曜日発表の新規失業保険申請件数は21.7万件と予想21.5万件を下回ったが、ISMA非製造業総合指数は56.4と予想の54.0を上回ったほか製造業新規受注は1.4%増加と予想の1.0%を上回った。金曜日発表のアメリカ雇用統計非農業部門雇用者数は13万人増加と15.8万人の予想を下回った。

[来週の見通し]

9月18、19日に開催されるFOMCに向けて、利下げ期待による上昇相場が予想される。また、来週発表の指標が軟調だった場合には、一時的な下げが起きた後の、強い巻き戻しが起きるのではないだろうか。国外ニュースでは米中協議や関税に関するヘッドラインに注意。

[テクニカル分析]

買いトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日  順位 
総合上げ上げ上げ上げ上げ80上げ
AO下げ下げ下げ下げ下げ20上げ
MACD上げ上げ上げ上げ上げ80上げ1
アルーン上げ上げ上げ上げ上げ80上げ2
EMA下げ下げ下げ上げ上げ60上げ4
ドンチャン上げ上げ上げ上げ上げ80上げ3
先週未使用
SMA下げ下げ下げ上げ上げ40上げ5
一目均衡表下げ下げ下げ下げ下げ20下げ
実際上げ下げ上げ上げ上げ

上げトレンドに転じた後、上げが多かったため指標も上げに転じている。AOの反応が特に遅かった。

エネルギー

原油

[今週の相場まとめ]

月曜日はレイバーデイの祝日で値動きが小さく小幅な上昇だった。火曜日は中国が制裁対象にアメリカ産の原油を含めたことで、需要の下振れ懸念から売りが入った。アメリカの経済指標が低調だったことも懸念材料となった。中国のサービス業購買部担当者景況指数が前回を上回って5月以来の好調だったこと、香港のデモの発端となった逃亡犯条例が撤回されたことで買いが入り上昇した。朝方のAPIの原油統計では原油在庫は40万バレルの増加、ガソリン在庫87万バレル減、留出油在庫120万バレル減のちぐはぐな結果だった。木曜日はEIAの原油在庫統計が477万バレル減、ガソリン在庫は239万バレル減、留出油在庫は253万バレル減となったことで一時大きく上昇したが、米中協議の難航見通しが懸念材料となり上げ幅を大きく削った。金曜日は雇用統計の低調から売られたが、利下げの期待から買い戻しが入り上昇して引けた。ベーカー・ヒューズ原油採掘リグ稼働数は738基(先週比-4基)と今週も減少となった。

[来週の見通し]

アメリカの夏の需要期は完全に終わり需要が減るため在庫の増加が予想される。アメリカの原油生産量は伸びており、このまま生産が維持された場合は需給が緩むので、長期の下落トレンドに転じる可能性が高い。ヘッドラインではアメリカとイランの間の交渉は水面下で進んでいるため、会談決定で相場が大きく下落する可能性があるので注意。

[テクニカル分析]

買いトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合下げ下げ下げ上げ上げ80上げ
ドンチャン上げ上げ上げ上げ上げ80上げ1
一目均衡表下げ下げ下げ下げ下げ20下げ
MACD上げ上げ上げ上げ上げ80上げ2
EMA上げ下げ下げ下げ上げ60上げ3
アルーン下げ下げ下げ下げ上げ40上げ5
先週未使用
SMA下げ上げ上げ上げ上げ60上げ4
AO下げ下げ下げ下げ上げ40上げ
実際上げ下げ上げ上げ上げ

週の後半の上げは予想できたと思う。火曜日の下げだけ予想できた指標はEMAとAOがあるが水曜日の復帰が遅い。

天然ガス

[今週のまとめ]

今週は来週以降の2週間の気温が上がり、ガスの需要が増える見通しが支援材料となり上昇傾向だった。生産量は引き続き過去最高水準を維持しており、木曜日のEIA天然ガス在庫が予想の78B増加を上回って84B増加となり下落したが、金曜日は再び気温の上昇とLNGの輸出量が増大するとの見通しから上昇した。週で約0.2ドル上昇し今年5月以来の高値となった。

[来週の見通し]

天然ガス生産量の記録的な水準は懸念材料となっているが、今週の値動きを見る限り織り込み済みか。ただ日本時間9月12日23時30分のEIAの天然ガス在庫統計で在庫が大幅に増える場合の下落には注目したい。冬に向けて自律反発からの上昇が始まっているのではないかと考えられる。2.500ドルの節目を超えたら、大きな上昇が期待できるだろう。

[テクニカル分析]

買いトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日  順位
総合上げ上げ上げ上げ上げ80上げ
MACD上げ上げ上げ上げ上げ80上げ1
SMA上げ上げ上げ上げ上げ80上げ2
EMA上げ上げ上げ上げ上げ80上げ3
アルーン上げ上げ上げ上げ上げ80上げ4
ドンチャン上げ上げ上げ上げ上げ80上げ5
先週未使用
一目均衡表上げ上げ上げ上げ上げ80上げ
AO上げ上げ上げ上げ上げ80上げ
実際上げ上げ上げ下げ上げ

全ての指標が上げとなったため、有効な予想とはあまり言えない。木曜日の下げを予想できた指標はない。

貴金属

[今週の相場まとめ]

月曜日はレイバーデイの祝日で動きが小さかったが、米中協議の設定の難航を材料として上昇したが、その後売りが入って小幅下落となった。火曜日はアメリカのISM製造業購買担当者景況指数が予想を下回り節目となる50を割り込んだことで景気の先行き不安が高まり大きく上昇した。英国の総選挙の可能性も支援材料だった。水曜日は香港の混乱の発端となった逃亡犯条例が撤回されたことで下落した。その後FRBの利下げ観測が高まり上昇に転じた。木曜日は好調なアメリカの経済指標を受けて約30ドル下落した。新規雇用保険申請数は予想を小幅に上回ったものの堅調で、ISM非製造業総合指数と製造業新規受注が予想を上回ったことが懸念材料となった。金曜日は雇用統計が予想を下回ったが発表前から買いが入った。その後パウエルFRB議長が景気後退は予想していないと述べるとドル安が一服したため下落して引けた。

[来週の見通し]

来週はFOMC前の様子見が予想され、米国内ではタカ派・ハト派の観測からヘッドラインなどに一喜一憂する相場が予想される。米国外では9日に英国で離脱延期法案が成立するが、ジョンソン首相は延長を拒んでおり、英国の政治的混乱が顕著になれば、金相場が反応して上昇することはあるだろう。また、今週発表の経済指標が悪かったドイツによる財政出動のニュースに注意したい。アジアでは香港の混乱は来月の中国の国慶節を前に当局は収集を急いでいると考えられ、今週の犯罪者条例の撤回という妥協でも混乱が収拾されなかった場合の次の当局の出方次第で相場は大きく動く可能性がある。

[テクニカル分析]

売りトレンド。トレンド転換。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合上げ上げ上げ上げ上げ40下げ
MACD下げ下げ下げ下げ下げ60下げ1
EMA上げ上げ上げ上げ上げ40上げ2
AO上げ上げ上げ上げ上げ40上げ3
アルーン上げ上げ上げ上げ上げ40下げ4
ドンチャン上げ上げ上げ上げ上げ40下げ5
先週未使用
SMA上げ上げ上げ上げ上げ40上げ
一目均衡表上げ上げ上げ上げ上げ40上げ
実際下げ上げ上げ下げ下げ

強い上げトレンドが続いていたが、週末には下げる場面が見られた。木曜日と金曜日の下げを予想できたのはMACDのみ。

白金

[今週の相場まとめ]

月曜日はアメリカの祝日で小幅な値動き。火曜日はアメリカの冴えない経済指標を背景としたドル安と金の堅調を受けて大きく上昇した。水曜日はドル安を背景として上昇し、その後の金の堅調を受けて更に上昇、1000ドルの直前まで上昇した。木曜日も上昇で始まり996ドル台まで上げたが1000ドル台に乗せることは出来なかった。その後は米中協議が10月上旬に開催されることを受けた金の軟調から売りが入り、更にドル高が進んだことで一時約60ドル近く下落した。金曜日は下落で始まり、アメリカの雇用統計が発表されると予想以下の結果を受けて金が堅調となったことで、白金も買われたが、ドル安が一服すると売りが入り、陰線で引けた。

[来週の見通し]

来週は1000ドルの節目を超えられるかどうかが注目される。1000ドルを超えた場合に例えば利下げの期待からの買いが入れば、大きな上昇が期待できる。1000ドルを超えることができず、タカ派の情報が入れば、先週から上げ続けているため白金は暴落の可能性がある。どちらにせよエントリーのチャンスがあるだろう。

[テクニカル分析]

強い買いトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合上げ上げ上げ上げ上げ40上げ
SMA上げ上げ上げ上げ上げ40上げ1
MACD上げ上げ上げ上げ上げ40上げ2
EMA上げ上げ上げ上げ上げ40上げ3
AO上げ上げ上げ上げ上げ40上げ4
アルーン上げ上げ上げ上げ上げ40上げ5
先週未使用
ドンチャン下げ下げ下げ上げ上げ20上げ
一目均衡表上げ上げ上げ上げ上げ40上げ
実際下げ上げ上げ下げ下げ

どれも上昇一辺倒の予想となっているため、来週も同じ指標で予想を行う。

穀物

来週天気予報

天気予報(アメリカ)
・コーンベルト東部:イリノイ州、インディアナ州、オハイオ州
天気:五大湖周辺で雷雨。今後の予想雨量はまちまち。
気温:週末の気温は低下するが、来週は平年並みまで上昇する見込み。
・コーンベルト西部:アイオワ州、ネブラスカ州、ミネソタ州、ミズーリ州
天気:広範囲で雨。今後の予想雨量は平年を上回る。
気温:週末の気温は低下するが、来週は平年並みまで上昇する見込み。
・アメリカ東海岸での新しいハリケーンの発生情報はなし。

大豆

[今週のまとめ]

月曜日はレイバーデイの祝日で休場。火曜日以降コーンベルトの降雨と低温による作柄改善懸念から売り材料となった。火曜日は輸出成約高が予想より大きく上回り、中国向けも大量に含まれたことを好感した。USDAのクロップレポートで開花率96%(平年100%)、着サヤ率86%(平年100%)と生育は少し遅れているが進んでいる。作柄予想は良以上は55%と据え置きだった。水曜日に米中の貿易協議の開催が決まったことで買いが入り上昇した。週の後半は来週の気温が上がり懸念されていた早霜の観測は後退、好天が続き作柄改善となる観測から下落トレンドとなった。また、南米産地の来年の豊作見通しが注目され売りが入った。

[来週の見通し]

コーンベルトでは好天が続いている。乾燥していた西部に雨が降ったことで乾燥懸念は後退した上、来週の気温は上昇し早霜の懸念も後退する見込み。大豆の作柄に好転がみられるかどうか、9月9日発表のUSDAのクロップレポート、12日の需給報告の内容に注目したい。米中の摩擦は続いているが、9月3日の輸出成約を見ても中国の大豆購入は続いており相場の下値を支えている。もし、今週の報告で中国向けの輸出が激減した場合は大きく下落するだろう。

[テクニカル分析]

買いトレンド。トレンド転換。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合下げ下げ下げ下げ25上げ
SMA下げ上げ上げ上げ50上げ4
一目均衡表下げ下げ下げ下げ25下げ
EMA下げ上げ上げ上げ50下げ5
AO下げ下げ下げ下げ25上げ
ドンチャン上げ上げ上げ上げ75下げ1
先週未使用
アルーン上げ上げ上げ上げ75上げ2
MACD上げ上げ上げ上げ75上げ3
実際上げ上げ上げ下げ

序盤の下落トレンドの中で上昇を示した指標が水曜日以降の上げを当てているが、一目とAOが外したため総合は外している。

コーン

[今週のまとめ]

月曜日はレイバーデイの祝日で休場。火曜日のUSDAクロップレポートはドウ率81%(平年93%)、デント率41%(平年63%)と生育は2週間遅れ程度で進んでいる。作柄予想は良以上は58%と2週連続で1%改善したことを懸念した売りが水曜日以降入った他、USDAの発表する輸出検証高が弱気な内容だったことも週を通して懸念材料となった。週の後半は、コーンベルトの気温が上昇し、好天が続くことで作柄改善の観測から売りが優勢だった。

[来週の見通し]

今週コーンベルトでは気温が低下し雨も多かった。来週は気温が上がり、降水量も多い予想となっているため、生育には適した気候となる。早霜の懸念も後退しており下落するのではないか。作柄については2週連続での改善が続いており、9月9日発表のUSDAのクロップレポート、12日の需給報告の内容に注意したい。改善した場合、更なる値崩れが予想される。エタノールに関する包括的なプランの詳細は不明なままとなっている。

[テクニカル分析]

売りトレンド。
強固な売りトレンド。

[予想の振り返り]

月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合下げ下げ下げ下げ75下げ
SMA下げ下げ下げ下げ75下げ1
一目均衡表下げ下げ下げ下げ75下げ2
EMA下げ下げ下げ下げ75下げ3
AO下げ下げ下げ下げ75下げ4
アルーン上げ上げ上げ上げ25下げ
先週未使用
ドンチャン下げ下げ下げ上げ50下げ5
MACD上げ上げ上げ上げ25上げ
実際下げ下げ上げ下げ

作柄改善で依然下落トレンドが続く。上げる日もあるがピンポイントで当てるのは現状では困難か。


※このHPページで紹介している相場の動きの見方や見通しは一般的な考え方に基づくものであり、利益の増加や損失の減少を保証するものではありません。ご自身の判断にてお取引いただきますようお願いいたします。