相場分析2020年3月16日-3月20日

 

来週の経済指標カレンダー

重要な指標

今週の主な経済指標の結果
曜日    経済指標       予想      結果      
火曜日API原油在庫250万バレル増640万バレル増
APIガソリン在庫309万バレル減
API留出油在庫467万バレル減
APIクッシング原油在庫36万バレル増
水曜日アメリカ消費者物価指数2.2%2.3%
EIA原油在庫210万バレル増766万バレル増
EIAガソリン在庫504万バレル減
EIA留出油在庫640万バレル減
EIAクッシング在庫70万バレル増
木曜日アメリカ新規失業保険申請件数21.8万件21.1万件
アメリカ生産者物価指数-0.1%-0.6%
EIA天然ガス在庫56-59B減49B減
金曜日べーカー・ヒューズ原油採掘リグ稼働数682基(前週)683基

株式指数

ダウ

[今週の相場まとめ]

月曜日はアメリカで新型コロナウイルスの感染者数が急増し、西海岸のカルフォルニア州に続いて東海岸のニューヨーク州でも非常事態宣言を行ったことが懸念材料となり、1000ドルを超える大幅下落となった。値下がり幅が7%を超えたため、NY市場では導入されて初めてサーキットブレーカーが発動し取引を中断した。火曜日はトランプ・アメリカ大統領が大規模な景気対策を検討すると発表したことから反発して、1000ドル以上の大幅上昇となった。水曜日はWHOがパンデミックを宣言したことが弱材料となり、再び1000ドルを超える大幅下落となった。木曜日はアメリカ政府が欧州連合からの入国を30日間停止すると発表したなどから売りが強まり、月曜日に続いてサーキットブレーカーが発動するなど、2000ドルを超える大幅下落となった。金曜日は各国の金融緩和など新型コロナウイルスの流行による経済の落ち込みの下支え策を好感して上昇し、今週3日目となるサーキットブレーカーが発動した。取引終了間際にアメリカが国家非常事態宣言を発表すると対策が進むとの期待から買われ、2000ドル以上となる過去最大の上昇幅となった。

[来週の見通し]

新型コロナウイルスの流行に対して金曜日にアメリカ国内に非常事態宣言が行われた他、各国の経済対策を好感して大幅値上がりで終了したが、欧州でもイタリア以外のスペイン、ドイツ、フランスでも感染者数が急増しつつあり、コロナウイルスの流行は来週も最大の懸念材料となると考えられる。来週火曜日から開催されるFOMCの結果、再度の利下げがあるかどうかには注目したい。

[テクニカル分析]

来週は下落トレンド予想

[予想の振り返り]

テクニカル指標予測一覧月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日  順位 
総合下げ下げ下げ下げ下げ60下げ
MACD下げ下げ下げ下げ下げ60下げ1
ROC下げ下げ下げ下げ下げ60下げ2
アルーン下げ下げ下げ下げ下げ60下げ3
一目均衡表下げ下げ下げ下げ下げ60下げ4
ドンチャン下げ下げ下げ下げ下げ60上げ
今週未使用
SMA下げ下げ下げ下げ下げ60下げ
EMA下げ下げ下げ下げ下げ60下げ
パラボリック下げ下げ下げ下げ下げ60下げ
AO下げ下げ下げ下げ下げ60下げ5
実際下げ上げ下げ下げ上げ
オシレータ
CCI下げ下げ下げ下げ下げ下げ
RSI2924312824
ストキャステクス(%K, %D)37,2922,524,3816,514,0

下落トレンド。

エネルギー

原油

[今週の相場まとめ]

月曜日は1991年1月湾岸戦争開戦時以来の大幅下落となった。新型コロナウイルスの流行拡大による需要減退の見方の他、前週金曜日のOPECプラスの会合決裂後、各国が増産へ動いていることが懸念材料となった。火曜日は安値拾いの買いや株価の上昇、米石油大手が設備投資削減による減産を発表したことが支援材料となり、大幅上昇した。APIの原油統計は原油在庫640万バレル増、ガソリン在庫309万バレル減、留出油在庫467万バレル減、クッシング原油在庫36万バレル増だった。水曜日は取引序盤に買いが入ったが、原油需要の減退やUAEが増産を発表したことから売りに転じて下落して取引を終了した。この日発表されたEIA原油在庫統計は原油在庫766万バレル増(予想210万バレル増)、ガソリン在庫504万バレル減、留出油在庫640万バレル減、クッシング原油在庫70万バレル増だったがほとんど影響しなかった。木曜日はトランプ・アメリカ大統領が欧州連合からのアメリカ入国を30日間停止すると発表したことや、産油国の増産方針から下落した。金曜日はサウジアラビアが原油を安値販売するとの報を嫌気したが、各国の景気刺激策を受けた株価の上昇やトランプ・アメリカ大統領が原油の戦略備蓄を増やすと発言したことが支援材料となり上昇した。この日ベーカー・ヒューズ社が発表した原油採掘リグ稼働数は683(前週比+1基)だった。

[来週の見通し]

世界各地で新型コロナウイルスの流行が拡大しており、各国に国境封鎖や交通機関での移動制限などが広がっている。このため原油需要の落ち込みが続くと予想され上値は重いと考えられる。サウジアラビアが増産に伴って30隻以上のタンカーをチャーターし、ロシア原油ユーザーを狙って安値販売を行うと報じられており、価格競争の激化が予想されている。また、UAEの増産なども発表されており原油価格は低迷すると予想する。

[テクニカル分析]

来週は下落トレンド予想

[予想の振り返り]

テクニカル指標予測一覧月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合下げ下げ下げ下げ下げ60下げ
一目均衡表下げ下げ下げ下げ下げ60下げ1
AO下げ下げ下げ下げ下げ60下げ2
ンチャン下げ下げ下げ下げ下げ60下げ3
EMA下げ下げ下げ下げ下げ60下げ4
SMA下げ下げ下げ下げ下げ60下げ
今週未使用
パラボリック下げ下げ下げ下げ下げ60下げ
MACD下げ下げ下げ下げ下げ60下げ
アルーン下げ下げ下げ下げ下げ60下げ
ROC下げ下げ下げ下げ下げ60下げ5
実際下げ上げ下げ下げ上げ
オシレータ
CCI下げ下げ下げ
RSI2413212019
ストキャステクス(%K, %D)20,413,1116,3223,2725,17

下落トレンド。

天然ガス

[今週のまとめ]

月曜日は原油価格の急落でアメリカの原油生産が削減され、副産物の天然ガス生産が減少するとの見方が支援材料となって上昇した。火曜日はアメリカ石油大手の設備投資削減が発表され、天然ガス生産が減少するとの見方から上昇した。水曜日は原油安に追随した売りが入って下落した。木曜日も原油安へ追随した下落となった。この日発表されたEIAの天然ガス在庫は各社予想(56-59B減)に対して48B減となった。金曜日はアメリカ石油各社が生産削減策を打ち出し、需給が改善するとの見方が支援材料となり上昇した。

[来週の見通し]

需要低迷と協調減産の終了から原油価格が低迷していることに伴ってアメリカの石油会社は相次いでシェールオイルへの投資削減を発表している。シェールオイル生産の削減によって、副産物として得られるガス生産も減少するとの見通しがガス相場の支援材料となると考えられる。日本時間3月19日23時30分に発表されるEIA天然ガス在庫統計での在庫の取り崩しには注目したい。

[テクニカル分析]

来週は上昇トレンド予想

[予想の振り返り]

テクニカル指標予測一覧月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日  順位
総合下げ下げ上げ上げ上げ20上げ
EMA下げ下げ下げ下げ下げ40上げ2
AO下げ下げ下げ下げ下げ40下げ3
一目均衡表下げ下げ下げ下げ下げ40下げ4
パラボリック下げ下げ上げ上げ上げ20上げ5
SMA下げ下げ上げ上げ上げ20上げ
今週未使用
ドンチャン下げ下げ上げ上げ上げ20上げ
ROC下げ下げ上げ上げ上げ20上げ
MACD上げ上げ上げ上げ上げ60上げ1
アルーン下げ下げ下げ上げ上げ20上げ
実際上げ上げ下げ下げ上げ
オシレータ
CCI下げ下げ
RSI3037474744
ストキャステクス(%K, %D)42,3651,7768,9179,7071,53

上昇トレンド。

貴金属

[今週の相場まとめ]

月曜日は新型コロナウイルスの流行が拡大し米カルフォルニア州に続いて米ニューヨーク州が非常事態宣言を行ったことから一旦上昇したが、利食い売りや換金売りが出て大きく下落した。火曜日は世界各国で景気刺激策が行われるとの見方からドル高となったことや株高が懸念材料となって下落した。水曜日の前半はドル安を材料に買いが入ったが、後半にドル高となったことから売られて下落した。木曜日はトランプ・アメリカ大統領が30日間欧州連合からのアメリカ入国を停止したことを材料に株価が急落すると換金売りが入って大幅下落した。金曜日はアメリカの景気刺激策を受けた株高とドル高が懸念材料となって下落した。週では約9%下落し、1983年以来の大幅下落となった。

[来週の見通し]

新型コロナウイルスがアメリカや欧州で拡大しており、世界経済への影響が懸念が高まっている。経済対策が打ち出されているものの、金相場は高値圏での利食い売りや換金売りで大きく下落している。来週も同様の傾向が続くと予想される。

[テクニカル分析]

来週は下落トレンド予想

[予想の振り返り]

テクニカル指標予測一覧月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合上げ上げ上げ上げ上げ0下げ
SMA上げ上げ上げ上げ上げ0下げ
EMA上げ上げ上げ上げ上げ0下げ
AO上げ上げ上げ上げ上げ0上げ
一目均衡表上げ上げ上げ上げ上げ0上げ
ROC上げ上げ上げ上げ下げ20下げ2
今週未使用
アルーン上げ上げ上げ上げ下げ20下げ3
パラボリック上げ上げ上げ上げ下げ20下げ4
ドンチャン下げ下げ上げ上げ下げ60下げ1
MACD上げ上げ上げ上げ下げ20下げ5
実際下げ下げ下げ下げ下げ
オシレータ
CCI下げ
RSI6765565239
ストキャステクス(%K, %D)76,8685,8376,6165,5141,11

下落トレンド。

白金

[今週の相場まとめ]

月曜日は取引開始直後にドル安と金の急伸から買いが入ったが、株価の急落が懸念材料となって下落で引けた。火曜日は安値拾いや株価の下落の一服で買いが入ったが、ドル高を材料に売られて下落した。水曜日は英国中銀の利下げやトランプ・アメリカ大統領の記者会見欠席による失望売りからのドル安が支援材料となったが、ドル高に転じたことから売りが入って下落した。木曜日はトランプ・アメリカ大統領が30日間欧州連合からアメリカへの渡航を禁止したこと、ECBの利下げ見送りやドル高などから売りが入って約100ドルの大幅下落となった。金曜日は株安一服から買いが入る、金の急落を受けて売りが入る、株価の急上昇を受けて買いが入るなど乱高下したが、下落で取引を終えた。

[来週の見通し]

新型コロナウイルスの感染拡大で金に換金売りが出る状況に加えて、VWの中国における自動車販売数が減少するなど、白金の工業用需要の減少が顕在化してきているため、白金相場の上値は重いと予想される。

[テクニカル分析]

来週は下落トレンド予想

[予想の振り返り]

テクニカル指標予測一覧月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
ドンチャン下げ下げ下げ下げ下げ40下げ1
MACD下げ下げ下げ下げ下げ40下げ2
ROC下げ下げ下げ下げ下げ40下げ3
EMA下げ下げ下げ下げ下げ40下げ4
AO下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
今週未使用
パラボリック下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
アルーン下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
一目均衡表下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
SMA下げ下げ下げ下げ下げ40下げ5
実際下げ上げ下げ下げ下げ
オシレータ
CCI下げ下げ
RSI3625242618
ストキャステクス(%K, %D)24,4323,1328,2821,2119,8

強い下落トレンド。

穀物

来週天気予報

天気予報(アメリカ)
・コーンベルト東部:イリノイ州、インディアナ州、オハイオ州
天気:南部でみぞれ。今後の雨量は平年を上回る見込み。
気温:平年並みから平年を上回る見込み。
・コーンベルト西部:アイオワ州、ネブラスカ州、ミネソタ州、ミズーリ州
天気:南部でみぞれ。今後の雨量は平年を上回る見込み。
気温:平年並みから平年を下回る見込み。

天気予報(ブラジル)
・ブラジル産地北部:マトグロッソ州、マトグロッソ・ド・スル州、ゴイアス州
天気:まとまった雨が発生。今後も雨がちとなる見込み。
気温:平年並みから平年以上の見込み。
・ブラジル産地南部:リオグランデ・ド・スル州、パラナ州
天気:おおむね降雨はなし。週の初めにまとまった量の雨の見込み。
気温:平年並みから平年以上の見込み。

天気予報(アルゼンチン)
・アルゼンチン産地北部:サンタ・フェ州、コルドバ州
天気:局地的にまとまった雨。週の初めまでは局所的にまとまった雨の見込み。
気温:平年並みから平年を下回る見込み。
・アルゼンチン産地南部:ブエノス・アイレス州、ラ・パンパ州
天気:散発的だがまとまった量の雨。週の初めまで局所的にまとまった雨の見込み。
気温:平年並みから平年を下回る見込み。

大豆

[今週のまとめ]

月曜日は新型コロナウイルスの感染拡大による大豆需要の不透明感から売りが入った。この日、USDA発表の輸出検証高は57.2万トンと前週の67.2万トンを下回ったが、影響は小さかった。火曜日も新型コロナウイルスの感染拡大による需要減少懸念からの売りが優勢だったが、株高を材料に買い戻されて上昇した。この日発表の需給報告は全ての項目が据え置かれたため影響は小さかった。水曜日は株安とWHOがパンデミックを宣言したことから売りが優勢となったが、19.4万トンの輸出大型成約があったことが下値を支えた。木曜日は欧州での新型コロナウイルスの感染拡大でアメリカ政府が30日間欧州連合からの入国を停止したことで、世界経済の後退懸念から売りが入った。USDAが発表した輸出成約高が30.4万トンと前週の34.6万トンを下回ったが影響は小さかった。金曜日は新型コロナウイルスの感染拡大での需要低迷や、中国へ大豆輸出が不透明なことから売りが入った。

[来週の見通し]

新型コロナウイルスの流行拡大に対応する各国の景気対策は好感されているが、輸出拡大については不透明感が広がっており、価格の低迷は続くと予想する。アルゼンチンでの農家のストライキは大きな影響がない見込み。USDAは輸出検証高を3月16日、 輸出成約高を19日に発表する。

[テクニカル分析]

来週は下落トレンド予想

[予想の振り返り]

テクニカル指標予測一覧月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合上げ下げ下げ下げ下げ40下げ
MACD上げ下げ下げ下げ下げ40下げ3
EMA上げ下げ下げ下げ下げ40下げ4
AO上げ上げ上げ下げ下げ40下げ5
一目均衡表下げ下げ下げ下げ下げ60下げ1
SMA上げ上げ上げ下げ下げ40下げ
今週未使用
ドンチャン上げ下げ下げ下げ下げ40下げ
アルーン上げ上げ上げ上げ下げ60下げ2
パラボリック上げ下げ下げ下げ下げ40下げ
ROC上げ下げ下げ下げ下げ40下げ
実際下げ上げ上げ下げ下げ
オシレータ
CCI下げ下げ下げ
RSI4839404036
ストキャステクス(%K, %D)69,5042,927,2216,1515,7

下落トレンドへ。

コーン

[今週のまとめ]

月曜日は新型コロナウイルスの感染拡大が懸念材料となったが、アメリカ産コーンの輸出が比較的好調なことから買いが入って上昇した。USDAが発表したコーンの輸出検証高は82.9万トンと前週の89.6万トンを下回ったが、安定した需要がむしろ好感された。火曜日はFOMCによる追加利下げ観測から買いが入ったが、利益確定売りが上げ幅を削った。この日USDAが発表した需給報告は全項目で据え置きとなったため影響は小さかった。水曜日はWHOがパンデミックを宣言したことから売りが入って下落した。木曜日は米政府が欧州連合からの入国を30日間差し止めるとの発表や欧州株式市場の下落から売りが入った。USDAが発表した輸出成約高が159.9万トンと前週の86.9万トンを大幅に上回ったが影響は小さかった。金曜日は新型コロナウイルスの感染拡大で経済の落ち込みを防ぐために各国が景気刺激策を行うことを好感して買いが入ったが、アメリカで国家非常事態宣言が出されるとの見方を嫌気して下落した。

[来週の見通し]

新型コロナウイルスの流行拡大とアメリカで国家非常事態宣言で、コーンの需要の先行きが不透明となったとの見方が、引き続き懸念材料となっている。現在のところアルゼンチンでのストライキは大きな影響がない見込み。来週USDAは週例の輸出検証高を3月16日、輸出成約高を19日に発表する。

[テクニカル分析]

来週は下落トレンド予想

[予想の振り返り]

テクニカル指標予測一覧月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合上げ下げ下げ下げ下げ60下げ
EMA下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
AO下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
ドンチャン上げ下げ上げ上げ下げ80下げ1
SMA下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
アルーン上げ上げ上げ上げ下げ80下げ2
今週未使用
MACD上げ上げ上げ上げ上げ80上げ3
一目均衡表下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
パラボリック上げ上げ上げ上げ下げ80下げ4
ROC上げ上げ上げ上げ下げ80下げ5
実際上げ上げ上げ下げ下げ
オシレータ
CCI下げ下げ
RSI4248464539
ストキャステクス(%K, %D)77,5861,4656,6353,4937,0

下落トレンド。


※このHPページで紹介している相場の動きの見方や見通しは一般的な考え方に基づくものであり、利益の増加や損失の減少を保証するものではありません。ご自身の判断にてお取引いただきますようお願いいたします。