相場分析2020年3月9日-3月13日

 

来週の経済指標カレンダー

重要な指標

今週の主な経済指標の結果
曜日    経済指標       予想      結果      
アメリカISM製造業購買担当者景況指数54.957.3
火曜日API原油在庫330万バレル増169万バレル増
APIガソリン在庫390万バレル減
API留出油在庫170万バレル減
APIクッシング原油在庫135万バレル増
水曜日アメリカISM非製造業購買担当者景況指数71.0万件76.4件
EIA原油在庫280万バレル増78万バレル増
EIAガソリン在庫433万バレル減
EIA留出油在庫400万バレル減
EIAクッシング在庫197万バレル減
木曜日アメリカ新規失業保険申請件数21.5万件21.6万件
アメリカ製造業新規受注0.1%-0.5%
EIA天然ガス在庫109B減109B減
金曜日アメリカ雇用統計 非農業部門雇用者数16.0万人22.8万人
失業率3.6%3.5%
平均時給3.0%3.0%
べーカー・ヒューズ原油採掘リグ稼働数678基(前週)682基

株式指数

ダウ

[今週の相場まとめ]

月曜日は週末に中国の製造業PMIがリーマンショック以上の悪化となる35.7となったことから下窓が開き下落で始まったが、日米欧の中央銀行が協調金融緩和を行うとの期待から1600ドル以上上昇して引けた。火曜日は新型コロナウイルスの感染拡大から1000ドル以上下落したが、NY時間になるとFOMCが緊急利下げを行ったことから急騰、1000ドル以上上昇したが、FRB議長会見後に全面安となり1000ドル以上下落するなど乱高下した。水曜日は協調利下げの期待感から1000ドル以上上昇して引けた。木曜日はアメリカとドイツで新型コロナウイルスの感染が拡大したことから800ドル超の下落となった。金曜日は新型コロナウイルスの感染拡大懸念から下落する展開となった。この日発表された雇用統計は好調だったがほとんど材料とならなかった。

[来週の見通し]

アメリカ国内や欧州で新型コロナウイルスの感染が拡大していることが最大の懸念材料となると考えられる。

[テクニカル分析]

来週は下落トレンド予想

[予想の振り返り]

テクニカル指標予測一覧月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日  順位 
総合下げ下げ下げ下げ下げ60下げ
MACD下げ下げ下げ下げ下げ60下げ1
ROC下げ下げ下げ下げ下げ60下げ2
アルーン下げ下げ下げ下げ下げ60下げ3
一目均衡表下げ下げ下げ下げ下げ60下げ4
SMA下げ下げ下げ下げ下げ60上げ
今週未使用
EMA下げ下げ下げ下げ下げ60下げ
パラボリック下げ下げ下げ下げ下げ60下げ
AO下げ上げ下げ下げ下げ60下げ
ドンチャン下げ下げ下げ下げ下げ60下げ5
実際上げ下げ上げ下げ下げ
オシレータ
CCI下げ
RSI2928223430
ストキャステクス(%K, %D)8,1519,4227,2539,5036,32

下落トレンド。

エネルギー

原油

[今週の相場まとめ]

月曜日は中国の製造業PMIが35.7と大幅悪化したことから下落で始まったが、各国の中央銀行による金融緩和の期待から3ドル以上上昇して引けた。火曜日は新型コロナウイルスの感染拡大懸念から下落して始まったが、OPECプラスのJTCの勧告によりOPECプラスが60-100万バレルの減産を検討しているとの報道から上げ幅を削った。APIの原油統計は原油在庫169万バレル増、ガソリン在庫390万バレル減、留出油在庫170万バレル減、クッシング原油在庫135万バレル減だった。水曜日は新型コロナウイルスの感染拡大による原油需要減退懸念が拡大し売りが入ったが、OPECによる追加減産期待から上昇で取引を終了した。この日発表されたEIA原油在庫統計は原油在庫78万バレル増(予想330万バレル増)、ガソリン在庫433万バレル減、留出油在庫400万バレル減、クッシング原油在庫197万バレル減だった。木曜日はOPECによる追加減産が日量150万バレル報道されたことから上昇したが、取引終盤にかけて売られ下落して引けた。金曜日は新型コロナウイルスの感染拡大懸念から下落したことに加えて、OPECプラスの会合がロシアと合意できず予想外の物別れに終わり、追加減産は0、現状の協調減産も3月末に期限を迎えるという異常事態となったことを受けて、41.00ドル直前まで急落した。この日ベーカー・ヒューズ社が発表した原油採掘リグ稼働数は682(前週比+4基)だった。この日の下落率は204年11月以来、価格は2016年8月以来となった。

[来週の見通し]

中国で依然として不要不急の移動制限で燃料需要の低調が続いている。今週はアジアやヨーロッパ、アメリカで感染者が増大しており、原油需要の下振れ懸念が拡大した。今週木曜日のOPEC総会では非OPEC国の参加を条件に、日量150万バレルと予想の上限に近い追加減産提案がなされたものの、金曜日のOPECプラスの総会ではロシアを翻意させることができず、結果追加減産なし、今月末にはこれまで行われていた日量210万バレルの減産も期限切れとなるというゼロ回答の結末となった。このままで状況が推移するならば、1バレル当たり30ドル台が現実味を帯びてきており、サウジアラビアは再交渉に動くと考えられるので、続報に注意したい。手前味噌であるが、時系列と生産コストについての記事があるので参考にされたい。

[テクニカル分析]

来週は下落トレンド予想

[予想の振り返り]

テクニカル指標予測一覧月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合下げ下げ下げ下げ下げ60下げ
一目均衡表下げ下げ下げ下げ下げ60下げ1
AO下げ下げ下げ下げ下げ60下げ2
ドンチャン下げ下げ下げ下げ下げ60下げ3
EMA下げ下げ下げ下げ下げ60下げ4
パラボリック下げ下げ下げ下げ下げ60下げ
今週未使用
MACD下げ下げ下げ下げ下げ60下げ
アルーン下げ下げ下げ下げ下げ60下げ
ROC下げ下げ下げ下げ下げ60下げ
SMA下げ上げ下げ下げ下げ60下げ5
実際上げ下げ上げ下げ下げ
オシレータ
CCI下げ下げ
RSI3143403331
ストキャステクス(%K, %D)20,418,3527,3233,33224

原油は下落トレンド。

天然ガス

[今週のまとめ]

月曜日は3月中旬の気温の上昇予想が弱材料となったが、金融緩和期待から上昇した原油相場に足並みをそろえて上昇した。火曜日はFOMCが緊急利下げを行ったことで買いが入って上昇した。水曜日は気温の上昇見通しの中、天然ガスの生産量が減少したことが支援材料となって上昇した。木曜日は気温上昇による需要減退懸念から下落した。この日発表されたEIAの天然ガス在庫は各社予想(109B減)と一致した。金曜日は3月の中旬以降が暖かいとの見通しが弱材料だった他、大きく値を下げた原油に連れ安となって下落した。

[来週の見通し]

今週は天気予報で3月中旬以降は暖かくなる見通しから上値が重かったことに加えて、新型コロナウイルスの感染拡大が懸念材料となり原油へ連れ安となった。新型コロナウイルスの欧州やアメリカでの感染拡大懸念から、来週も価格の下落が予想される。天気予報も引き続き懸念材料となる。日本時間3月12日23時30分に発表されるEIA天然ガス在庫統計での在庫の取り崩しには注目したい。

[テクニカル分析]

来週は下落トレンド予想

[予想の振り返り]

テクニカル指標予測一覧月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日  順位
総合下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
EMA下げ下げ下げ下げ下げ40下げ1
AO下げ下げ下げ下げ下げ40下げ2
一目均衡表下げ下げ下げ下げ下げ40下げ3
パラボリック下げ下げ下げ下げ下げ40下げ4
ドンチャン下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
今週未使用
ROC下げ下げ上げ下げ下げ40下げ
MACD下げ下げ下げ上げ上げ20上げ
アルーン上げ上げ上げ上げ下げ20下げ
SMA下げ下げ下げ下げ下げ40下げ5
実際上げ上げ上げ下げ下げ
オシレータ
CCI下げ
RSI4346455042
ストキャステクス(%K, %D)10,1516,2929,4241,5044,40

下落トレンド。

貴金属

[今週の相場まとめ]

月曜日は週末に発表されたPMIが大きく落ち込んだことが支援材料となり上昇したが、金融緩和期待から株式市場が急伸したことが懸念材料となってほぼ横ばいだった。火曜日はG7の電話会議の後FOMCが緊急利下げに踏み切ったことで急上昇した。水曜日は中国の景気減速懸念が支援材料となったが、アメリカの株式市場が堅調となったことから上値が重い展開となり、小幅下落で終了した。木曜日はカルフォルニア州とドイツで新型コロナウイルスの感染拡大したこと、株安やドル安が支援材料となって急上昇した。金曜日は新型コロナウイルスの感染拡大懸念から上昇して始まり、一時1700.0ドル目前まで上昇したが、利食い売りと換金売りから上値が重くなり、約20ドル下落して取引を終了した。

[来週の見通し]

新型コロナウイルスが中国だけでなく、アメリカや欧州で拡大していることから、世界経済への影響が懸念が高まっている。金の上昇の可能性は高いが、高値圏での利食い売りや換金売りには注意したい。

[テクニカル分析]

来週は上昇トレンド予想

[予想の振り返り]

テクニカル指標予測一覧月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合上げ上げ上げ上げ上げ80上げ
SMA上げ上げ上げ上げ上げ80上げ1
EMA上げ上げ上げ上げ上げ80上げ2
AO上げ上げ上げ上げ上げ80上げ3
アルーン下げ下げ下げ下げ下げ20上げ
パラボリック下げ下げ下げ下げ下げ20上げ
今週未使用
ドンチャン下げ下げ上げ上げ上げ40上げ
一目均衡表上げ上げ上げ上げ上げ80上げ4
MACD下げ下げ下げ上げ上げ60上げ
ROC上げ上げ上げ上げ上げ80上げ5
実際上げ上げ下げ上げ上げ
オシレータ
CCI買い買い
RSI7655656266
ストキャステクス(%K, %D)46,1833,2133,6146,5868,86

上昇トレンド。

白金

[今週の相場まとめ]

月曜日は金の堅調から買いが入ったが、景気減速による白金の需要懸念から売りが入って上げ幅を削った。火曜日は金の堅調から買いが入った他FOMCが緊急利下げを行うと強く買われた。その後は株の下落から上げ幅を削って取引を終了した。水曜日は金が堅調となったことから上昇で始まったが、ドル安の一服で売りが強まった。株価の上昇が支援材料となって上昇し横ばいとなった。木曜日は新型コロナウイルスのアメリカと欧州での感染拡大懸念や株安から売りが入って下落したがドル安が下値を支えた。金曜日は金が堅調となったことから急上昇して900.0ドルを突破した。その後、金が軟調となったことで売られたが、買い戻されて900.0ドル台で取引を終了した。

[来週の見通し]

新型コロナウイルスの感染拡大で上昇する金と下落する株の間で揺れ動いている。金も売られる状況となっていることから、今週は売りがやや優勢と考えられる。

[テクニカル分析]

来週は下落トレンド予想

[予想の振り返り]

テクニカル指標予測一覧月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
ドンチャン下げ下げ下げ下げ下げ40下げ1
MACD下げ下げ下げ下げ下げ40下げ2
ROC下げ下げ下げ下げ下げ40下げ3
EMA下げ下げ下げ下げ下げ40下げ4
パラボリック下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
今週未使用
アルーン下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
一目均衡表下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
SMA下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
AO下げ下げ下げ下げ下げ40下げ5
実際上げ上げ下げ下げ上げ
オシレータ
CCI下げ下げ
RSI5652343531
ストキャステクス(%K, %D)52,3330,1719,710,55,4

下落トレンド。

穀物

来週天気予報

天気予報(アメリカ)
・コーンベルト東部:イリノイ州、インディアナ州、オハイオ州
天気:おおむね降雨なし。今後の雨量は平年を上回る見込み。
気温:平年並みから平年を上回る見込み。
・コーンベルト西部:アイオワ州、ネブラスカ州、ミネソタ州、ミズーリ州
天気:おおむね降雨なし。今後の雨量は平年を上回る見込み。
気温:平年並みから平年を上回る見込み。

天気予報(ブラジル)
・ブラジル産地北部:マトグロッソ州、マトグロッソ・ド・スル州、ゴイアス州
天気:まとまった雨が発生。今後も雨がちとなる見込み。
気温:平年並みから平年以上の見込み。
・ブラジル産地南部:リオグランデ・ド・スル州、パラナ州
天気:パラナ州の一部で散発的な雨。今後はあっても散発的な雨の見込み。
気温:平年並みから平年以上の見込み。

天気予報(アルゼンチン)
・アルゼンチン産地北部:サンタ・フェ州、コルドバ州
天気:おおむね降雨はなし。週末まではあっても散発的な雨の見込み。
気温:平年並みから平年を上回る見込み。
・アルゼンチン産地南部:ブエノス・アイレス州、ラ・パンパ州
天気:一部を除きおおむね降雨はなし。週末にはまとまった量の雨が降る見通し。
気温:平年並みから平年を上回る見込み。

大豆

[今週のまとめ]

月曜日はアジアの株式市場の上昇を背景に買いが入った。この日、USDA発表の輸出検証高は67.0万トンと前週の59.6万トンを上回ったが、影響は小さかった。火曜日は売りが優勢で900.0セント付近まで下落したが、FOMCが緊急利下げに踏みきると、始値の水準まで買い戻されて取引を終了した。水曜日は新型コロナウイルスの感染拡大懸念は相場の重荷となったが、アルゼンチンの輸出関税引き上げから、アメリカ産の競争力が高まるとの期待から買いが入った。木曜日は新型コロナウイルスの感染拡大による需要減退懸念が売りを主導した。USDAが発表した輸出成約高が34.6万トンと前週の36.1万トンをやや下回ったが影響は小さかった。金曜日は新型コロナウイルスの感染拡大懸念と中国がブラジル産大豆を購入しているとの報が懸念材料となって下落した。

[来週の見通し]

新型コロナウイルスの流行拡大で大豆需要が減少するとの見方や中国がアメリカ産でなくブラジル産を購入するとの報道が懸念材料となっている。アルゼンチンで農家が輸出税の引き上げに対してストライキを行う予定で農産物の輸出は止まる見込みで続報には注意したい。USDAは輸出検証高を3月9日、 月例の需給報告を11日に、輸出成約高を12日に発表する。

[テクニカル分析]

来週は上昇トレンド予想

[予想の振り返り]

テクニカル指標予測一覧月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合下げ下げ上げ上げ上げ60上げ
MACD上げ上げ上げ上げ上げ40上げ4
EMA下げ下げ上げ上げ上げ60上げ3
AO下げ下げ下げ上げ上げ40上げ5
一目均衡表下げ下げ下げ下げ下げ80下げ2
SMA下げ上げ上げ上げ上げ40上げ
今週未使用
ドンチャン上げ上げ上げ上げ上げ20上げ
アルーン下げ上げ上げ上げ上げ40上げ
パラボリック下げ上げ上げ上げ上げ40上げ
ROC下げ下げ下げ下げ下げ80上げ1
実際下げ下げ上げ下げ下げ
オシレータ
CCI下げ
RSI5761626050
ストキャステクス(%K, %D)61,7492,9185,9191,9283,66

上昇トレンドへ転換。

コーン

[今週のまとめ]

月曜日はアジアの株式市場の上昇を材料に買いが入って上昇した。USDAが発表したコーンの輸出検証高は89.6万トンと前週の91.2万トンを下回ったが影響は小さかった。火曜日は引き続き株式市場が好調なことやFOMCが緊急利下げを行ったことが支援材料となった。水曜日は中国が大量のソルガムを購入したことが、コーンの購入にも期待感を生んだことや、アメリカの株式市場が上昇したことが支援材料となった。木曜日は大豆につれ安となった。USDAが発表した輸出成約高が86.9万トンと前週の97.8万トンを下回ったが影響は小さかった。金曜日は新型コロナウイルスの感染拡大が懸念材料となって下落した。

[来週の見通し]

新型コロナウイルスの流行拡大によって、コーンの需要が世界的に減少するとの見方が、引き続き懸念材料となっている。大豆と同様アルゼンチンで農家が輸出税の引き上げに対してストライキを行う予定で、農産物の輸出は止まる見込み。続報には注意したい。来週USDAは週例の輸出検証高を3月9日、月例の需給報告を11日に、輸出成約高を12日に発表する。

[テクニカル分析]

来週は上昇トレンド予想

[予想の振り返り]

テクニカル指標予測一覧月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合下げ下げ下げ上げ上げ0上げ
ドンチャン下げ下げ上げ上げ上げ20上げ3
MACD下げ下げ下げ上げ上げ0上げ
EMA下げ下げ下げ下げ下げ40上げ1
SMA下げ下げ下げ下げ上げ20上げ4
アルーン下げ下げ上げ上げ上げ20上げ5
今週未使用
一目均衡表下げ下げ下げ方向感なし方向感なし0下げ
パラボリック下げ下げ上げ上げ上げ20上げ
AO下げ下げ下げ下げ下げ40下げ2
ROC下げ下げ下げ上げ上げ0上げ
実際上げ上げ上げ下げ下げ
オシレータ
CCI下げ
RSI2541505252
ストキャステクス(%K, %D)23,2940,6458,8279,9284,79

上昇トレンドへ転換。


※このHPページで紹介している相場の動きの見方や見通しは一般的な考え方に基づくものであり、利益の増加や損失の減少を保証するものではありません。ご自身の判断にてお取引いただきますようお願いいたします。