相場分析2020年5月25日-5月29日

 

来週の経済指標カレンダー

重要な指標

新型コロナウイルス感染状況情報
今週の主な経済指標の結果
曜日    経済指標       予想      結果      
火曜日API原油在庫200万バレル増480万バレル減
APIガソリン在庫65万バレル減
API留出油在庫510万バレル増
APIクッシング原油在庫500万バレル減
アメリカ建築許可件数100万件107万件
水曜日EIA原油在庫200万バレル増498万バレル減
EIAガソリン在庫283万バレル増
EIA留出油在庫383万バレル増
EIAクッシング在庫558万バレル減
木曜日アメリカ新規失業保険申請件数240.0万件243.8万件
アメリカ中古住宅販売数430万件433万件
EIA天然ガス在庫83B増81B増
金曜日べーカー・ヒューズ原油採掘リグ稼働数258基(前週)231基

株式指数

ダウ

[今週の相場まとめ]

月曜日はアメリカの医療品企業モデルナが開発中の新型コロナウイルスのワクチンの有効性を発表すると、ワクチンの早期実用化期待から大幅上昇となった。FRBのパウエル議長が必要に応じて追加措置をとると述べたことも支援材料となった。火曜日は利益確定売りが出た他、医療系ニュースがモデルナのワクチンの有効性について懐疑的な専門家の見方を紹介すると売りが強まり下落した。水曜日はアメリカで都市封鎖の緩和が全国に広がったことで経済活動再開の期待が高まった他、原油高が支援材料となって上昇した。木曜日は米中間の対立が懸念材料となって売られた。経済の先行き期待から上昇する場面もあったが米中対立懸念は一日を通じて相場の重しとなった。金曜日は香港やウイグル、米国内の企業上場を巡って米中の対立が高まるとの懸念から下落した後、経済活動の回復期待や新型コロナウイルス用ワクチンの早期開発期待から買い戻されて下げ幅を削った。

[来週の見通し]

中国で全人代(全国人民代表大会)が開かれる中、香港の統治を巡って米中の対立が高まっている。アメリカ側が上場企業への監督を強化して、上場済み中国企業への圧力が高まっている。米中対立の激化懸念から上値の重い展開が想定される一方で、欧米の経済活動の回復の動きや、ワクチン開発への期待が下値を支えることが予想される。

[テクニカル分析]

来週は上昇トレンド予想

[予想の振り返り]

テクニカル指標予測一覧月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日  順位 
総合下げ上げ上げ上げ上げ40上げ
アルーン下げ上げ上げ上げ上げ40上げ4
一目均衡表上げ上げ上げ上げ上げ60上げ1
EMA下げ上げ上げ上げ上げ40上げ5
SMA下げ上げ上げ上げ上げ40上げ
AO上げ上げ上げ上げ上げ60上げ2
今週未使用
MACD下げ下げ上げ上げ上げ60上げ3
ドンチャン下げ上げ上げ上げ上げ40上げ
ROC下げ上げ上げ上げ上げ40上げ
パラボリック下げ上げ上げ上げ上げ40上げ
実際上げ下げ上げ下げ上げ
オシレータ
CCI上げ上げ
RSI4454455258
ストキャステクス(%K, %D)36,5163,9371,6983,8773,81

上昇トレンド

エネルギー

原油

[今週の相場まとめ]

月曜日は欧米での都市封鎖の緩和による経済活動で原油需要が上向くとの見方、新型コロナウイルスのワクチンの早期開発期待が支援材料となって上昇した。火曜日は経済活動の回復による原油需要回復期待から買いが入ったが、アメリカ経済の先行き懸念から売りが入り下落した。この日発表のAPIの原油統計は原油在庫480万バレル減、ガソリン在庫65万バレル減、留出油在庫510万バレル増、クッシング原油在庫500万バレル減だった。水曜日も原油需要の回復期待から買いが入った。この日、発表されたEIA原油在庫統計は原油在庫498万バレル減(予想万バレル増)、ガソリン在庫283万バレル増、留出油在庫383万バレル増、クッシング原油在庫558万バレル減と原油在庫が減少したものの、ガソリン在庫が増加したことで売りが入り上げ幅を削った。木曜日は前日のEIA統計で原油在庫が減少したことを材料に買いが入った。米中対立による原油需要の先行き懸念から売りが入って上げ幅を削った。金曜日はこの日開幕する中国の全人代を前に米中間の対立が高まっていることが懸念材料となり下落したが、引けにかけて買い戻されて下げ幅を削った。ベーカー・ヒューズ社が発表した原油採掘リグ稼働数は前週比21基減の237基となった。

[来週の見通し]

原油採掘用稼働リグの数は前週比21基減の237基となって10週連続の大幅減となった。原油生産の設備投資と将来の産油量の削減は今週も進んでいる。今週発表されたEIAの原油在庫は引き続き減少に転じたものの、ガソリン在庫が増加に転じた。ガソリンの生産は増加しているが、市中への供給が増加していない他、石油製品全体の供給量の減少が続いており、本格的な需要回復にはまだ遠いと思われる。今週は月曜日が戦没将兵追悼記念日のためAPIは水曜日、EIAは木曜日に統計を発表する。双方の在庫統計で発表される原油在庫とガソリン在庫、石油製品の供給状況に注目し需要の回復状況を見極めたい。

[テクニカル分析]

来週は上昇トレンド

[予想の振り返り]

テクニカル指標予測一覧月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
MACD上げ上げ上げ上げ上げ60上げ1
パラボリック上げ上げ上げ上げ上げ60上げ2
ドンチャン上げ上げ上げ上げ上げ60上げ3
アルーン上げ上げ上げ上げ上げ60上げ4
EMA上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
今週未使用
AO上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
一目均衡表上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
SMA上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
ROC上げ上げ上げ上げ上げ60上げ5
実際上げ下げ上げ上げ下げ
オシレータ
CCI上げ上げ上げ上げ上げ上げ
RSI9091888786
ストキャステクス(%K, %D)95,9997,9494,8893,9793,93

上昇トレンド

天然ガス

[今週のまとめ]

月曜日は原油安によるシェールオイル・ガスが生産縮小するとの見方から買われた。火曜日も天然ガスの生産が支援材料となり上昇した。水曜日は都市封鎖の影響で天然ガスのアメリカ国内需要や輸出が伸び悩んでいることを材料に下落した。木曜日は新型コロナウイルスの影響による需要減の減少が続いていることが懸念材料となった。この日、発表されたEIAの天然ガス在庫は各社予想(83Bcf増)に対して81Bcf増と予想より在庫増加が少なかったが材料視されなかった。金曜日は天然ガスの生産が減少していることに加えて、来週以降の気温の上昇によって冷房用需要が高まるとの見方が支援材料となり上昇した。

[来週の見通し]

毎週、金曜日に発表されている原油と天然ガスを加えた総リグ数が10週連続の大幅減少となる318基(前週比21基減)となり過去最低水準となったことで天然ガスの生産量は減少傾向にある。今週、アメリカの天然ガス大手が45日間の減産に入ると発表するなど減産傾向は続くと考えられる。需要面ではアメリカ国内の需要が減少している他、主なLNGの輸出先の欧州で需要減により在庫が飽和しつつあることから欧州向けの輸出が減少しているため、今後在庫が例年より早く積み上がると懸念されている。来週木曜日の23時30分に発表されるEIA天然ガス在庫統計での在庫の動向に注目したい。

[テクニカル分析]

来週は下落トレンド予想

[予想の振り返り]

テクニカル指標予測一覧月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日  順位
総合下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
ドンチャン下げ下げ下げ下げ下げ40下げ1
AO下げ下げ下げ下げ下げ40下げ2
アルーン下げ下げ下げ下げ下げ40下げ3
パラボリック下げ下げ下げ下げ下げ40下げ4
ROC下げ下げ下げ下げ下げ40
今週未使用
MACD下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
SMA下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
一目均衡表下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
EMA下げ下げ下げ下げ下げ40下げ5
実際上げ上げ下げ下げ上げ
オシレータ
CCI
RSI4041464241
ストキャステクス(%K, %D)9,717,3025,3938,4741,37

下落トレンド

貴金属

[今週の相場まとめ]

月曜日は米中関係の悪化懸念から買いが入ったが、米モデルナ社の行っている新型コロナウイルスのワクチンの初期治験の結果発表によりワクチンの早期開発期待により株高が進み大幅下落となった。火曜日は米中対立懸念や新型コロナウイルスの第2波への懸念から買いが入って上昇した。水曜日は米中対立懸念から買いが入った他、FOMCの議事録公開で追加緩和への期待が高まり、ドル安となったことから買いが入った。木曜日はこの日発表の欧米の経済指標が改善し、経済の先行きに対する楽観的な見方が広がり、株高となったことで売りが入って下落した。金曜日は米中間の対立激化と対立で経済回復が遅れる懸念から買いが入って上昇した。

[来週の見通し]

来週はウイグルや香港を巡って高まる米中の対立懸念から堅調な動きとなると予想される。加えて、新型コロナウイルス対策の都市封鎖の影響で、小売業界や旅行業界などで企業の破綻やレイオフが続いていることは支援材料となる。一方で、都市封鎖の緩和による経済の先行き見通しの改善が懸念材料となる。経済指標やワクチンの開発情報などには注意したい。

[テクニカル分析]

来週は上昇トレンド予想

[予想の振り返り]

テクニカル指標予測一覧月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
アルーン上げ上げ上げ上げ上げ60上げ2
AO上げ上げ上げ上げ上げ60上げ3
SMA上げ上げ上げ上げ上げ60上げ4
一目均衡表上げ上げ上げ上げ上げ60上げ5
パラボリック上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
今週未使用
EMA上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
ドンチャン上げ下げ下げ上げ上げ60上げ
ROC上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
MACD下げ上げ上げ上げ上げ80下げ1
実際下げ上げ上げ下げ上げ
オシレータ
CCI上げ上げ上げ
RSI5857596958
ストキャステクス(%K, %D)87,8679,6073,7470,7767,48

上昇トレンド

白金

[今週の相場まとめ]

月曜日は都市封鎖の緩和による経済再開の期待や新型コロナウイルスのワクチンの早期開発期待から上昇した株に連れ高となった。火曜日は利食い売りによる下落から始まったが、米中対立懸念から金が堅調となったことで、買い戻されて大幅上昇した。水曜日は米中対立懸念による金高と、経済再開による株高が重なり大幅上昇した。木曜日は連日の上昇による利食い売りや、米中対立懸念で株安となったことで大幅下落となった。金曜日は米中間の対立で経済の回復が遅れ、白金の需要回復も遅れるとの見方から売られた。

[来週の見通し]

来週は香港やウイグルを巡って高まる米中対立への懸念による金の堅調と、経済の回復による自動車用需要、工業用需要の回復期待で上昇すると考えられるが、利食い売りや株価の下落による連れ安が加わって、乱高下する展開かレンジ相場になることが予想される。

[テクニカル分析]

来週は上昇トレンド予想

[予想の振り返り]

テクニカル指標予測一覧月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
パラボリック上げ上げ上げ上げ上げ60上げ1
アルーン上げ上げ上げ上げ上げ60上げ2
EMA上げ上げ上げ上げ上げ60上げ3
SMA上げ上げ上げ上げ上げ60上げ4
ドンチャン上げ上げ上げ上げ上げ40上げ
先週未使用
一目均衡表上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
AO上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
ROC上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
MACD上げ上げ上げ上げ上げ60上げ5
実際上げ上げ上げ下げ下げ
オシレータ
CCI上げ上げ上げ上げ
RSI6469737771
ストキャステクス(%K, %D)66,9478,8088,9089,9688,76

上昇トレンド

穀物

来週天気予報

天気予報(アメリカ)
・コーンベルト東部:イリノイ州、インディアナ州、オハイオ州
天気:広い範囲で雨。今後の雨量は平年を上回る見込み。
気温:平年並みから平年を上回る見込み。
・コーンベルト西部:アイオワ州、ネブラスカ州、ミネソタ州、ミズーリ州
天気:広い範囲で雨。今後の雨量は平年を下回る見込み。
気温:平年並みから平年を上回る見込み。

大豆

[今週のまとめ]

月曜日は中国による大豆購入期待や原油高から上昇したが、終盤利食い売りが出て上げ幅を削った。USDAが発表した輸出検証高は35.2万トンと前週の53.4万トンを下回ったが、余り材料視されなかった。火曜日は米中対立による大豆の輸出懸念から下落した。週が変わって中国向けの大口成約が発表されていないことが弱材料となった。水曜日は金曜日に開幕する中国の全人代での経済対策期待を材料に買いが入った。ドル安や株高も支援材料となった。木曜日は米中対立で輸出が減少するとの見方が懸念材料となった。この日、USDAが発表した輸出成約高は166.9万トンと前週の109.5万トンを大きく上回ったが影響は小さかった。金曜日は米中対立の激化懸念から売りが入ったが、原油高や株高を材料に買い戻された。取引終了時間までは連休前の建玉整理の売りが入って、マイナス圏で取引を終了した。

[来週の見通し]

米中対立の激化懸念で大豆の輸出需要の減退懸念が週を通した懸念材料となると考えられる。コーンベルトでの作付け作業が順調とレポートされていることも懸念材料となるが、米ミシガン州で500年に一度といわれる洪水が発生していることなど、コーンベルトでも前線の停滞による大雨の影響が出る可能性があるので天候情報に注意したい。来週月曜日が戦没将兵追悼記念日のため、USDAは輸出検証高を5月26日、 輸出成約高を5月29日に発表する。

[テクニカル分析]

来週は下落トレンド予想

[予想の振り返り]

テクニカル指標予測一覧月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合下げ下げ下げ下げ下げ60下げ
AO下げ下げ下げ下げ下げ60下げ1
一目均衡表下げ下げ下げ下げ下げ60下げ2
EMA下げ下げ下げ下げ下げ60下げ3
ROC上げ上げ上げ上げ下げ60下げ4
パラボリック上げ上げ上げ上げ下げ60下げ
今週未使用
アルーン上げ上げ上げ上げ下げ60下げ
MACD上げ上げ上げ上げ上げ40上げ
ドンチャン下げ上げ上げ上げ下げ40下げ
SMA下げ下げ下げ下げ下げ60下げ5
実際上げ下げ上げ下げ下げ
オシレータ
CCI下げ
RSI5459524442
ストキャステクス(%K, %D)21,1927,4333,3843,5031,5

下落トレンド

コーン

[今週のまとめ]

月曜日はUSDA発表の輸出検証高が115.0万トンと前週の139.9万トンからやや減ったが、100万トン台を維持したことを好感して買い入った。ただし、コーンベルトで順調に作付けが進んでいることから上値は重く、横ばいとなった。火曜日は原油高を材料に買いが入ったが、米中対立による輸出懸念から上値は重く、この日もほぼ横ばいとなった。水曜日はコーンベルトで農作業が順調に進んでいることが懸念材料となった。株高となったことから買い戻されて下げ幅を縮小した。この日、発表されたエタノール統計は生産量が前週より7.5%増え、在庫が2.3%の減少となったが、例年に比べて生産量が引き続き低水準にとどまっていることから材料視されなかった。木曜日はUSDAが発表した輸出成約高が85.4万トンと前週の162.7万トンを大幅に下回ったことを材料に売られた。金曜日はこの日開幕する中国の全人代を前に米中間の対立懸念から売りが入る展開となった。原油高や株高を材料に一時買い戻されたが、連休前の建玉整理の売りが入って上値は重かった。

[来週の見通し]

アメリカや欧州での都市封鎖の緩和による原油高が、エタノール需要の増加期待共に支援材料となる可能性がある。一方で、米中対立による輸出懸念やコーンベルトの農作業が順調に進んでいることが懸念材料となり、小幅な値動きが続くと考えられる。前線が停滞していることで雨がふり続き、一部で洪水が発生したことが支援材料になる可能性があるため天候情報を確認したい。来週月曜日が戦没将兵追悼記念日のため、USDAは輸出検証高を5月26日、 輸出成約高を5月29日に発表する。EIAのエタノール統計も28日に発表される。

[テクニカル分析]

来週は下落トレンド予想

[予想の振り返り]

テクニカル指標予測一覧月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合下げ下げ下げ下げ下げ100下げ
SMA下げ下げ下げ下げ下げ100下げ1
一目均衡表下げ下げ下げ下げ下げ100下げ2
EMA下げ下げ下げ下げ下げ100下げ3
AO下げ下げ下げ下げ下げ100上げ4
ドンチャン上げ上げ上げ上げ上げ0上げ
今週未使用
アルーン上げ上げ上げ上げ上げ0上げ
MACD上げ上げ上げ上げ上げ0上げ
ROC下げ上げ上げ上げ下げ40下げ5
パラボリック上げ上げ上げ上げ上げ0上げ
実際下げ下げ下げ下げ下げ
オシレータ
CCI上げ
RSI6452595050
ストキャステクス(%K, %D)51,6159,7165,6460,4647,30

下落トレンド


※このHPページで紹介している相場の動きの見方や見通しは一般的な考え方に基づくものであり、利益の増加や損失の減少を保証するものではありません。ご自身の判断にてお取引いただきますようお願いいたします。