相場分析2020年6月1日-6月5日

 

来週の経済指標カレンダー

重要な指標

新型コロナウイルス感染状況情報
今週の主な経済指標の結果
曜日    経済指標       予想      結果      
火曜日アメリカ消費者信頼感指数88.086.6
アメリカ新築住宅販売戸数48.0万戸62.3万戸
水曜日API原油在庫150万バレル減873万バレル増
APIガソリン在庫112万バレル増
API留出油在庫690万バレル増
APIクッシング原油在庫337万バレル減
木曜日アメリカ新規失業保険申請件数210万件212万件
アメリカコア耐久財受注-7.4%-14.0%
アメリカ第1四半期国内総生産-4.8%-5.0%
EIA天然ガス在庫106B増109B増
EIA原油在庫190万バレル減792万バレル増
EIAガソリン在庫72万バレル減
EIA留出油在庫549万バレル増
EIAクッシング在庫339万バレル減
金曜日べーカー・ヒューズ原油採掘リグ稼働数237基(前週)222基

株式指数

ダウ

[今週の相場まとめ]

月曜日は戦没将兵追悼記念日でニューヨーク市場が休場で小幅な値動きだったが、欧州の株式市場の上昇を受けて上昇した。火曜日は世界各地で新型コロナウイルス起因の都市封鎖が解除され、経済が再開するとの期待感と新型コロナウイルスワクチンの早期開発期待から上昇したが、米中対立懸念が上げ幅を削った。水曜日は新型コロナウイルス対策の都市封鎖解除後の経済活動再開への期待から買いが入ったが、香港を巡る米中対立の激化懸念から売られた。経済の再開期待とワクチン開発期待が根強く終盤に上昇した。木曜日は水曜日の流れを引き継いで上昇して始まったが、トランプ・アメリカ大統領が金曜日に記者会見を開くとの報が入ると米中対立の激化懸念が高まり大きく下落した。金曜日は米中対立の激化懸念から売りが強まったが、トランプ・アメリカ大統領の会見で中国への制裁に関する言及がなかったことから下げ幅を削った。

[来週の見通し]

中国の全人代(全国人民代表大会)で香港国家安全法が採択されたことを巡って、アメリカ陣営と中国の対立が高まっている。アメリカ側はアメリカに上場する中国企業への監督を強化、留学生のビザ取り消しなどを発表した。週末以降の中国からの対抗措置次第では、米中対立の激化懸念から株価が急落する展開が想定される。一方で、コロナウイルス対策として行われていた都市封鎖解除後の欧米の経済活動の回復期待は引き続き、下値を支えると予想される。

[テクニカル分析]

来週は上昇トレンド予想

[予想の振り返り]

テクニカル指標予測一覧月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日  順位 
総合上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
一目均衡表上げ上げ上げ上げ上げ60上げ1
AO上げ上げ上げ上げ上げ60上げ2
MACD上げ上げ上げ上げ上げ60上げ3
アルーン上げ上げ上げ上げ上げ60上げ4
EMA上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
今週未使用
SMA上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
ドンチャン上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
ROC上げ上げ上げ上げ上げ60上げ
パラボリック上げ上げ上げ上げ上げ60上げ5
実際上げ上げ上げ下げ下げ
オシレータ
CCI上げ上げ上げ
RSI5859646762
ストキャステクス(%K, %D)83,8187,7890,9296,10091,82

上昇トレンド

エネルギー

原油

[今週の相場まとめ]

月曜日はアメリカ市場が戦没将兵慰霊記念日のため休場で短縮取引だった。欧州の株高からほぼ一方的に買いが入って上昇した。火曜日は新型コロナウイルスの対策として行われていた都市封鎖の解除により、燃料需要が上向くとの期待が高まった他、OPECプラスの減産が予定通り進んでいることが支援材料となって上昇した。水曜日は香港を巡る米中対立の激化懸念から下落したほか、ロシアが減産拡大に消極的との見方が広がって下落した。この日発表のAPIの原油統計は原油在庫873万バレル増、ガソリン在庫112万バレル増、留出油在庫690万バレル増、クッシング原油在庫337万バレル減だった。木曜日は原油需要の回復期待から買いが入った。この日、発表されたEIA原油在庫統計は原油在庫792万バレル増(予想190万バレル減)、ガソリン在庫72万バレル減、留出油在庫549万バレル増、クッシング原油在庫339万バレル減と、輸入の急増で原油在庫が増加したものの、製油所の稼働率向上で原油消費量が増えたことやガソリン在庫が減少したことを好感して買いが入った。金曜日は米中対立による原油需要の減退懸念から値を下げたが、経済の再開による需要増期待から買い戻された。終盤に対中制裁の見送りから上昇して引けた。この日ベーカー・ヒューズ社が発表した原油採掘リグ稼働数は前週比15基減の222基となった。

[来週の見通し]

今週発表のEIAの原油統計では、輸入の急増により原油在庫が増加したものの、ガソリン需要は着実に増加しているとみられる。ただし、留出油の需要の低迷が続いており、石油製品全体の供給量は今週も減少したことから、本格的な原油需要の回復にはなお時間が掛かると考えられる。原油採掘用稼働リグの数は前週比15基減の222基で11週連続の減少となった。原油生産は着実に減少している。APIとEIAの在庫統計で発表されるガソリン在庫と留出油在庫の変動に注目し、原油需要の回復状況を見極めたい。再来週に開催予定のOPEC総会を控えて、来週も減産支持派と減産緩和派の駆け引きが続くと思われるので、ヘッドラインには注意したい。

[テクニカル分析]

来週は上昇トレンド

[予想の振り返り]

テクニカル指標予測一覧月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合上げ上げ上げ上げ上げ80上げ
MACD上げ上げ上げ上げ上げ80上げ1
パラボリック上げ上げ上げ上げ下げ60上げ
ドンチャン上げ上げ上げ上げ上げ80上げ2
アルーン上げ上げ上げ上げ上げ80上げ3
ROC上げ上げ上げ上げ上げ80上げ4
今週未使用
EMA上げ上げ上げ上げ上げ80上げ
AO上げ上げ上げ上げ上げ80上げ
一目均衡表上げ上げ上げ上げ上げ80上げ
SMA上げ上げ上げ上げ上げ80上げ5
実際上げ下げ上げ上げ下げ
オシレータ
CCI上げ
RSI8379877980
ストキャステクス(%K, %D)93,8991,9191,9385,7383,84

上昇トレンド

天然ガス

[今週のまとめ]

月曜日はアメリカが戦没将兵追悼記念日のため動きが小さく小幅値下落となった。火曜日は採掘リグの閉鎖で天然ガスの生産量が減少していることが支援材料となった。水曜日はアメリカ国内の需要予測と輸出予測が引き下げられたことから下落した。木曜日はEIAの天然ガス在庫は各社予想(107Bcf増)に対して109Bcf増と予想より在庫が増加したことを材料に売られた。金曜日は売りが優勢で始まったが、2週間先の気温上昇によって冷房用需要が高まるとの見方が支援材料となり下落分を取り戻した上、上昇して取引を終了した。

[来週の見通し]

天然ガスの生産量は稼働中リグ数の減少により減産傾向にあるが、それ以上に国内需要とEU向けなど輸出需要の落ち込みにより、天然ガス在庫の増加ペースが上がっている。木曜日の23時30分に発表されるEIA天然ガス在庫統計での在庫の動向に注目したい。また、2週間後の気温の上昇予報により冷房用需要が増加するとの見方もあるので、天気予報に注意したい。

[テクニカル分析]

トレンド転換により来週は上昇トレンド予想

[予想の振り返り]

テクニカル指標予測一覧月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日  順位
総合下げ下げ下げ下げ下げ40上げ
ドンチャン下げ下げ下げ下げ下げ40下げ4
AO下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
アルーン下げ上げ上げ上げ上げ60上げ1
パラボリック下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
EMA下げ下げ下げ下げ上げ60上げ2
今週未使用
ROC下げ下げ上げ上げ上げ60上げ3
MACD下げ下げ下げ上げ上げ40上げ
SMA下げ下げ下げ下げ下げ40下げ
一目均衡表下げ下げ下げ下げ下げ40下げ5
実際下げ上げ上げ下げ上げ
オシレータ
CCI上げ
RSI3627374850
ストキャステクス(%K, %D)44,4941,3749,6160,8369,64

上昇トレンドへ転換

貴金属

[今週の相場まとめ]

月曜日は祝日によりニューヨーク市場とロンドン上昇が休場の中、利食い売りが優勢で下落した。火曜日はアジア、欧州の株式市場の上昇を背景に利食い売りが強かった。日中取引時間には米株の上昇を受けて更に下げ幅を拡大した。水曜日は株高により利食い売りで下落したが、香港を巡る米中対立の激化懸念から買われて下げ幅を縮小した。木曜日は米中対立の激化懸念と、この日発表されたアメリカの第1四半期のGDPが年率換算で-5%なったこと、新規失業保険申請者数が10週間連続で200万件を超えたことから経済への先行き懸念が高まって上昇した。終盤利食い売りが出たが買い戻された。金曜日は香港を巡る米中対立の激化懸念から上昇したが、トランプ・アメリカ大統領の会見で対中制裁の言及が行われなかったことで、株価が上昇したことを受けて下落し上げ幅を削った。

[来週の見通し]

香港を巡り米中の対立が激化する懸念から堅調な動きとなると予想される。週末以降の中国の対抗措置発表には注意が必要となる。新型コロナウイルス対策の都市封鎖の影響で、経済指標が悪化していることも支援材料となる。一方、経済が再開されたことによる景気の改善期待や景気対策期待の先行き見通しの改善が懸念材料となると考える。

[テクニカル分析]

来週は上昇トレンド予想

[予想の振り返り]

テクニカル指標予測一覧月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合上げ上げ上げ上げ上げ40上げ
MACD下げ下げ下げ下げ下げ60下げ1
アルーン上げ上げ上げ下げ下げ0下げ
AO上げ上げ上げ上げ上げ40上げ2
SMA上げ上げ上げ上げ上げ40上げ3
一目均衡表上げ上げ上げ上げ上げ40上げ4
今週未使用
パラボリック上げ上げ上げ下げ下げ0下げ
EMA上げ上げ上げ上げ上げ40上げ5
ドンチャン上げ上げ下げ下げ下げ20上げ
ROC上げ上げ上げ下げ下げ0下げ
実際下げ下げ下げ上げ上げ
オシレータ
CCI下げ
RSI5957564756
ストキャステクス(%K, %D)61,5851,4740,17728,2023,33

上昇トレンド

白金

[今週の相場まとめ]

月曜日はニューヨーク市場とロンドン市場が休場のため参加者が少ないため普段よりも大きな値動きとなり、乱高下した後、大幅下落で取引を終了した。火曜日はアジア株式市場の上昇によって白金の工業用需要が回復するとの期待から上昇したが、金が軟調となったことで売りが優勢となり大きく下落した。水曜日は金が軟調となったことで売られたが、ニューヨーク時間に入ると米中対立の激化懸念から金が堅調となり白金も上昇した。木曜日は香港を巡る米中対立の激化懸念から買いが入ったが、白金の需要懸念が高まって売りが入り下落した。金曜日は金の堅調を受けて上昇した後、利食い売りが優勢となって上げ幅を削ったものの上昇で引けた。

[来週の見通し]

香港を巡って米中対立が激化する懸念から金の堅調となることが支援材料となると予想される。一方で、経済の回復による自動車用需要、工業用需要の回復期待はあるが、中国との対立激化の先行き次第では需要不安からの暴落も考えられるので、米中対立に関する続報に注目したい。

[テクニカル分析]

来週は上昇トレンド予想

[予想の振り返り]

テクニカル指標予測一覧月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合上げ上げ上げ上げ上げ40上げ
パラボリック上げ下げ下げ下げ下げ60下げ1
アルーン上げ下げ下げ下げ下げ40下げ5
EMA上げ上げ上げ上げ上げ40上げ
SMA上げ上げ上げ上げ上げ40上げ
MACD上げ上げ上げ上げ上げ40上げ
先週未使用
ドンチャン上げ下げ上げ上げ上げ60上げ2
一目均衡表上げ下げ上げ上げ上げ60上げ3
AO上げ上げ上げ上げ上げ40上げ
ROC上げ下げ上げ上げ上げ60上げ4
実際下げ下げ上げ下げ上げ
オシレータ
CCI
RSI5946626159
ストキャステクス(%K, %D)80,6878,7961,7965,8178,75

上昇トレンド

穀物

来週天気予報

天気予報(アメリカ)
・コーンベルト東部:イリノイ州、インディアナ州、オハイオ州
天気:広い範囲で雨だが西から回復。今後の雨量は平年を下回る見込み。
気温:平年並みから平年を上回る見込み。
・コーンベルト西部:アイオワ州、ネブラスカ州、ミネソタ州、ミズーリ州
天気:西側の一部以外はおおむね降雨はない。今後の雨量は平年を下回る見込み。
気温:平年並みから平年を上回る見込み。

大豆

[今週のまとめ]

月曜日は戦没将兵追悼記念日のため休場。火曜日は開催中の全人代で経済対策のため政府支出を増やすと発表されたことから、中国による大豆の購入期待が高まって上昇した。USDAが25.8万トンの大口成約を発表したことも支援材料となった。この日、発表された輸出検証高は33.3万トンと前週の35.2万トンをやや下回ったが、材料視されなかった。水曜日はコーンベルトの天候悪化で作付けペースが鈍化するとの懸念から買われたが、立会時間が始まると利食い売りが入って上げ幅を削り、横ばいで取引を終了した。木曜日は香港を巡って米中対立が激化し、中国向けの輸出が減少するとの見方が懸念材料となり下落した。その後、コーンベルトで続く悪天候のため、農作業の遅延懸念から買い戻されて下げ幅を削った。金曜日は米中対立懸念は強く売りが優勢だったが、取引終了間際に買い戻されて下げ幅を削った。この日、USDAが発表した輸出成約高は84.7万トンと前週の166.9万トンを大きく下回ったが影響は小さかった。また、中国向け13.2万トンの大口成約を発表されたが、こちらも大きく影響しなかった。

[来週の見通し]

クロッププログレスレポートでは作付けや発芽は順調となっているが、コーンベルトの長雨でこの先の作付けと農作業の遅延懸念が生じていることが支援材料となっている。西から雨が止むと予報となっているが、天気予報には注意したい。また、米中対立の激化により、大豆輸出が減少するとの見方が懸念材料となると考えられる。USDAから発表される成約情報や6月1日の輸出検証高、 6月4日の輸出成約高に注意したい。

[テクニカル分析]

トレンド転換により来週は上昇トレンド予想

[予想の振り返り]

テクニカル指標予測一覧月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合下げ下げ下げ下げ75上げ
AO下げ下げ下げ下げ75上げ1
一目均衡表下げ上げ上げ下げ25下げ
EMA下げ下げ上げ上げ25下げ
ROC下げ下げ下げ上げ50上げ4
SMA下げ下げ下げ下げ75上げ2
今週未使用
パラボリック下げ下げ下げ下げ75下げ3
アルーン下げ下げ下げ上げ50上げ5
MACD上げ上げ上げ上げ25上げ
ドンチャン下げ上げ上げ上げ0下げ
実際上げ下げ下げ下げ
オシレータ
CCI上げ
RSI48556051
ストキャステクス(%K, %D)23,1427,6351,8173,76

上昇トレンドへ転換

コーン

[今週のまとめ]

月曜日は戦没将兵追悼記念日のため休場。火曜日は大豆に連れ高となって上昇した。USDAが発表した輸出検証高が109.1万トンと前週の118.2万トンから減少しながらも、100万トン台を維持したことやコーンベルトのイリノイ州での洪水懸念が支援材料となった。水曜日はコーンベルトで雨が続いていることで農作業の遅延懸念から上昇したが、作付け率が平年を上回っていることから上値は重かった。木曜日は水曜日に引き続き長雨による農作業の遅延懸念が材料となり上昇した。この日、発表されたエタノール統計は生産量72.4万バレルと前週より9.2%増え、在庫2317.6万バレルとが1.9%の減少となった。金曜日はUSDAが発表した輸出成約高が47.3万トンと前週の85.4万トンを大幅に下回ったこと、香港を巡る米中対立懸念から下落した。

[来週の見通し]

クロッププログレスレポートでは農作業は現時点では順調となっているが、コーンベルトでの長雨により、作付けと農作業の遅延懸念が生じていることは支援材料。西から雨が止むとの予報が出ているので、この先の天気予報には注意したい。ガソリン需要が高まっていることで、エタノール用コーン需要も高まるとの見方は支援材料となると思われる。来週、USDAは輸出検証高を6月1日、 輸出成約高を6月4日に発表する。EIAのエタノール統計は6月3日に発表される。

[テクニカル分析]

トレンド転換により来週は上昇トレンド予想

[予想の振り返り]

テクニカル指標予測一覧月   火   水   木   金   的中率(%) 次の日   順位 
総合下げ下げ下げ下げ50上げ
SMA下げ下げ下げ下げ50下げ1
一目均衡表下げ下げ下げ下げ50上げ2
EMA下げ下げ下げ下げ50上げ3
AO上げ上げ上げ上げ50上げ4
ROC下げ上げ下げ上げ0上げ
今週未使用
ドンチャン上げ上げ上げ上げ50上げ
アルーン上げ上げ上げ上げ50上げ
MACD上げ上げ上げ上げ50上げ
パラボリック上げ上げ上げ上げ50上げ5
実際上げ下げ上げ下げ
オシレータ
CCI上げ上げ
RSI52536164
ストキャステクス(%K, %D)34,2534,4641,5158,78

上昇トレンドへ転換


※このHPページで紹介している相場の動きの見方や見通しは一般的な考え方に基づくものであり、利益の増加や損失の減少を保証するものではありません。ご自身の判断にてお取引いただきますようお願いいたします。